再び始まった勉強会
そして僕と彼は、以前の勉強会のように放課後、生徒指導室で勉強をすることになった。
追試内容は今回やったテストをもう一度すること。
だけど微妙に内容を変えてあるので、ちょっと厄介。
しかも全教科だしな…。
でもとりあえず一週間はあるので、その中で計画を立ててやれば……多分、大丈夫かな?
僕は彼の解答用紙を見て、血の気の引いた顔で首を傾げる。
「なっ何か間違っているところが多い…と言うより、書いてないね」
ほぼ白紙状態。
まあ書いているところは何とか正解しているようだけど…書いて消した跡も無いところを見ると、分からなくて書きもしなかったんだろうな。
「…今回の、難しかったんだよ」
「そっそうだね。僕も順位下がっちゃったし」
総合点数は上がったのになぁ…くっすん。
しかし彼は生徒指導室で僕と二人っきりになっても、眼も合わせてくれないどころか、顔も向こうを向いている。
「あの、さ。何でアキ…トくんに教わるの、イヤだったの?」
いくらオタク嫌いとは言え、アキちゃんは今回も1番だ。
多少、我慢すればアキちゃんなら必ず良い点を取らせてくれるだろうに…。
僕の問いかけに、彼はムッと顔をしかめ、僕をようやく見る。
「だってアイツ…いっつもお前といるじゃん」
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い――という言葉が僕の頭に浮かんだ。
…いや、きっとそうなんだろう。
「何かムカつくんだよな」
「そっそう…」
まあ彼が僕を選んだのなら、もう深くは聞くまい。
それにこんな形だけど、彼に必要としてもらったのは嬉しいし…。
「とりあえず連休がまた3日間あるから、その間にテストの復習をしておいて。僕はその間にどういうふうに勉強するか、考えておくから」
今日は金曜日で、明日から3日間の連休に入る。
火曜日に登校して、それから勉強会を始める。
そして金曜日の放課後から追試が始まるわけだけど…彼は全教科だから、週をまたいでしまう。




