異世界招待3(仮題名)
こちら三話目
異世界招待を先に読んでね❗
あれから…すぐ
「~では、儀式へと移ろう」
さて、やっと儀式開始のようだ。
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力の想像の儀式が行われている、
周りで空を飛んだり、水を操ったり、炎を指先へなどファンタジーな現象が個々の想像力の強さ豊かさによって顕現し始めた中
瞳を閉じてひたすらイメージをまとめる瑠璃
「炎は時に苛烈にその思いを向ける、なれど誰より純粋に相手を想う者
」赤い光が集まっていくのを興奮をぐっと堪え
(こんなチャンスはもう来ないっ最後までイメージイメージ)
「水は常に優しく側にあり、押し付けの無いその想いは安らぎを与える者」青い光が
「大地は偽り持たず流されずすべてを育む包容力、寡黙なれど圧なき者」緑の光が
「風は瞳に写すことは叶わぬなれど常に傍らにあり、なくてはならぬ愛らしき者」黄の光が
「光と闇は二つでひとつ、唯一無二の絶対者!すべてを持ちそれでも欲さぬ強き者!!」
それぞれ光が集まって
あまりの眩しさに皆が皆瑠璃へと意識を向ける
そして、次に見たものに落胆するのだった、ただ一人本人を除いては。
「つっ‼」
(できた…成功?してるの…?)
驚きに目を開いていた人々
王子達も同様、いやより期待を込めていた分落胆は激しい
「はぁ…期待はずれな」
苦笑しながら
「そう言うなレウル、あれだけの光だ何か特別な鉱石やもしれぬぞ」
と弟を慰めるラウル
「過去に金や宝石類を作ったものはいたが…」
「そうさ、まぁこちらの世界のものより質は落ちるし、惹かれないが…珍しいものではある」
「あの娘も欲の強いゲンジツテキって奴等と同じだったか…」
「何も想像できぬ者もたまにはいるのだ、物の想像もたいしたものじゃないか」とレウルは明らかに侮辱をその眼にうかべ
ラウルがニヤニヤと擁護のように聞こえる虫を見るような眼で、
今しがたハデな自己主張をした娘(瑠璃)をみていた。
「「どちらにしても、いらない娘だ」」
と。
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皆様こんにちわ!ラティこと瑠璃です!
はい、私は今…牢屋みたいな所にいるよ!!
「駄目だテンション上がんないわ…」
あれから想像の儀式が終わり、残る残らないの確認が行われてる最中
私の妄…創造力をフルに使い出来上がった、私だけの精霊達が眠るアクセを私が感動に震えてる中さっさと兵士っぽいエルフ達が奪い取り
あれよあれよと言う間に帰還のアーチなる物の前につれてこられ、
ポイっと投げられました…
で、目が覚めたらココよ!
どこよココ‼
そうね…無駄に凝った設定にした私が悪いのかも?
いや全然そんな気しないけど、確かに要らなかったのは
マスター認証よな…
見せ場が欲しかった私の脳内は、日々の想像通りに
あのアクセを作った。
それは誓約設定!
それを身に付け、想像した権限の文言と
(我汝らと永遠に伴にあることを望み、今この時誓約と盟約により契約を交わさん‼)てやって~最初それぞれの属性色の石で眠っている精霊体を顕現させると。
そしたら、離れてても喚べるし…って
なんで、その前に引き離されたら意味ないじゃん私っ‼
起こさないと‼眠った子達‼
元の世界には帰りたい…けど、じゃぁ私が作ったあの子達は?
ずっと石の中で眠ったまま!?それは嫌だ‼
ほんとのほんとに作れてたら、なんか…すっごい大罪だわ…罪の意識すごすぎて無理‼
って考えると、まだこの世界にいれて良かった…
現状は納得できないけど、ね‼
牢屋は、いくつかに別れていて
時々エルフ擬きが巡回している、明らかに同じ世界だ。
そして漏れ聞こえる会話からどうやら、招待された女性達は元々返す気無かった様子。
「しっかし、今回の人員ヤバかったらしいなぁ~、
見目のいい上位貴族ばっかで揃えられてたらしいぜ?」
「あーだから一回目の帰国希望者、あの子だけなんだな~」
「まぁ経過時間関係なく元の時へ戻せるって言われたら、もう少しくらいは居ようかなって普通ならーな」
「あ?じゃあの子って結構奇特だなw」
「いや、チゲーよ、うちの王子様の顰蹙かったらしーぜ?んで強制w」「はぁ?なんじゃそりゃ、なにやったんだよあの子」
「侍女達の噂だけどな…王子なんか期待してたのを裏切られたから?とかなんとか…」
カツカツカツ……
「…………(小声で)いや知らねぇええええよ!」
は?何じゃ、この状況王子の勝手な期待裏切っちゃったせい?
それ私に咎何もないよね!?
「はぁ(やっぱ、ろくでもねーやつだった)」
とにかく、どうにかチャンスを得て
あのアクセをとりもどっす!!!!
あれがあれば、設定通りなら私最強だから‼そう創くったんだから!!!
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そんなこんなで6日ほどたった…
あの子達の解放まではこの世界にいる決意をし、
あれほど頑張って我慢した食事もかったいパンとスープで取った。
体も毎日寄越される盥の温い湯で拭いている。
これで帰れなくても、元々帰れない系でも
兎に角今私には義務がある、生み出したものに対するやらなければならない事が。
ウトウトとその時をひたすら待った…
きっとチャンスがくるのを…
ツ…コツ…コツ
「ーーーーーーーーラティ…」
来ましたチャンスっ
そうあの時、兵士に連れられる際叫びました
マスター認証がいると、
それが上手く王子に伝わればあるいは、気にしてくれるんじゃないか…と
まぁ兵士か私の側にいたアイツがいかに早く王子へ伝えてくれるかだったんだよねぇ…
で、やってきたのは
この世界で唯一私の名前(偽名)を呼ぶ
そう、この…エセエルフだ!!!おせーわ!!!!
恋愛要素は…まだまだ先です…
そこまでいけるかなぁ…
主人公は無事想像した四代元素+a(イケメン精霊s)と対面出来るか⁉