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#4私がミケのお手本になる!

 始まりの町は様々な施設がある。

 鍛冶場や商業施設などがある。

 生産系職業は資金が集まるまで共同の鍛冶場を使う。

 私たちは今、鍛冶場スペース周辺のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)に聞き込みに来ている。

 なんで鍛治スペースかというとミケが「人のいないところが良い」と服を引っ張られ辿り着いたのがこの鍛治スペースに来た。

 目の前にはドワーフのおじさんがいる。

 ミケが私の制服の裾を掴む。

「どうかしたのミケ」

「話しかけづらい…」

 私も話しかけづらい。

 私はミケのお手本となるべく、私はドワーフのおじさんに話しかける。

「あの、ちょっと伺っていいですか?」

「なんだ。俺は今、急に現れたドラゴン用対策武器制作に忙しいんだ。ガキどもは向こう行ってな」

 このドワーフ今、急に現れたドラゴン用の武器の対策って言った。

 これはもしかして限定エリアボス!

「そのドラゴンっていつから現れるようになったんですか?」

「ああ、情報が入ったのは今さっきだ。なんだお前らそのドラゴンを討伐しようとしてるのか。やめとけ、噂によれば普通の人間じゃ一撃で死ぬらしいぞ。何処かにエクスカリバーを持った人がいないか…」

 ね、狙ってるでしょ!

 明らかに持ってる人がそばに来たからなんとなく例を挙げたって感じか! 

「私は聖剣・エクスカリバーを持っています。ドラゴンなんかに負けません!」

 私は力強く剣を構えて言う。

 ドワーフのおじさんは数歩後退る。

「エクスカリバーだと…お前ら只者ではないな。あの台座から引き抜いたとゆうのか…わかった場所を教えよう」

 すると右上に『クエストが追加されました』と表示された私はクエスト一覧を表示する。

 するとそこに限定ドラゴン討伐イベントとドラゴン討伐と表示されていた。

 クエストの中を開くとドラゴンのいるところが表示された。

「ありがとうございます。必ず討伐しますね」

「頼んだぞ」

 私たちはドラゴンのいる場所に向かった。

 私はエクスカリバーって強いのかなと疑問に思った。

 これで私の戦闘能力が低かったらさっき自信満々に言ったのが恥ずかしいよ。

「ペルちゃんすごかったよ!」

「そ、そうかな…」

 私たちはドラゴンのいるところに向かった。


 私たちはドラゴンが現れたと言われている、始まりの平原を走っている。

 私たちはスライムを斬っていて、レベルも関係あるかなとヘルプを確認した。

 このゲームはレベルも大事だけど、技の慣れや熟練度などが大きく影響するゲーム。

 私たちはスライムが飛んで来ても、流れに任せて剣を振ったら倒せて楽だ。

 ミケが剣を振ると、空からたらいが降って来たりする。

 相手に当たることもあるが、たまに私たちに当たって危ない。

 ミケの剣ってなんのためにあるの……たらい降って来る意味はあるの?

「ミケ、剣振らないでいいよ。さっきから振るたびにたらいが降って来てるから」

「けどそれじゃペルちゃんに任せっきりになちゃうよ」

「大丈夫だよ。スライムには負けないから」

 私を前に平原を走っていく。

 ここであってるのかな…進んでも進んでもスライムしか出てこない。

 他にいないのイノシシとか…


 スライムを切りながら進んで1時間。

「スライムばかり斬って飽きた…早くドラゴン出て来てよ〜」

 いつの間にかスライムの上位っぽいスライムキングまで出てきた。ここの平原名『始まりの平原』から『スライム平原』に変えったほうがいいんじゃない…

「ペルちゃん、僕もそろそろ斬りたいから変わって〜」

「良いよ」

 私はミケの後ろに行く。するとミケが大きく振りかぶってスライムを斬った。一撃で倒れたが私は夢を見ていると思った。上に大きな岩が見えるんだけど…

「ミケ…何をしたの?」

「僕は思いっきり剣を振っただけだよ」

 じゃああの岩なんなの…するとミケの声が響いた。

「あ、ドラゴンだ。ペルちゃん、ドラゴンがいるよ!」

「え、ドラゴンどこどこ?」

 ミケは指を指す。

「ほらあそこ赤いドラゴン!」

 私はそのドラゴンを捉える。

 次の瞬間、ドラゴンに向かって岩が思いっきり当たる。

 私は唖然とした……

 今隕石的な何かに当たったけど何……

「ミケ…何したの?」

「ぼ、僕何もしてないよ」

 右上に文章が出て来た。

『クエスト:ドラゴン討伐クリア』

「え、謎の大きな岩が当たっただけで終わり…私の出番なかった」

 私はがっかりしていた。ミケは私の肩を掴んで

「そういうこともあるよ」

 と笑顔で言う。

 ドラゴンを一撃で倒した大きな岩を出したと思われる本人が何を言ってるの…まあクリア出来たから良いか!

「ミケすごいじゃん。それスキルなの?」

「よくわからないけど多分剣のスキルみたい」

 剣のスキル…たしかに剣のスキルとかをみようとするとスキルが見れる。

「ミケ…ちょっと剣を見してもらって良い?」

「はい、どうぞ」

 私はミケから剣を受け取ると、剣のスキルを見ている。

 スキルは災厄[究極]と魔力吸収[大]だった。

 おそらく災厄というスキルがさっきの石を放ったのかな……今度までに攻略サイトで調べておこう。

 とりあえずクエスト報酬のランダムガチャチケットは貰えたから良いとしよう。

 ミケが笑顔で私に……

「ペルちゃん。ここで早速引いてみようよ」

「どうやって使うんだろう…」

 私はチケットを取り出してみる。

 すると使い方という紙もついていた。チケットの使い方は…『ガチャガチャ出てきて』とチケットを持ちながら言うと引けるらしい。私は試しにチケットを持ちながら

「ガチャガチャ出てきて!」

 と言う。すると上からガチャガチャの機械が落ちてきた!ガチャガチャの大きさが人間サイズじゃないよ…

 私の身長の2倍ぐらいだから3メートルくらいの高さのガチャガチャだ!

「ペルちゃん、何これ?」

「これはガチャガチャって言って、カプセルの中におもちゃが入っているんだよ」

「そうなんだ。人間のする事ってよく分からにゃい」

 ミケは感心しながら、ガチャガチャの機械を見ていた。

VRMMOあるある③

たまに飛び抜けた武器がある


読んでいただきありがとうございます

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