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#18魚人族を拷問する!

 私たちは道具屋さんに向かった。道具屋さんには斧やシャベルなど様々な物がある。私はココくんに聞く。

「何を買う?」

「とりあえず斧を見ましょう」

 私とココくんは斧が売っている方に来た。斧は歯の素材によって値段が変わるようだ。歯が木や石で出来ている斧は切るのに時間がかかるらしい。鉄やアルミニウムなどは耐久性があるらしい。

「ココくん。どれがいい?」

「どれにしましょう…」

 ココくんは色々考えていて、しばらくかかりそうだ。

「ココくん…決まりそう?」

「あまりお金を今持ってないんです。だから買えるものが限られちゃってどれが効率いいかなって…」

 ココくん、何にお金をそんなに使ったんだろう。

「大丈夫だよ。私が払ってあげるから」

「い、良いんですか?」

「もちろん、将来の旦那様のちょっとしたお願いだったらいくらでも聞いてあげるよ。例えば裸でエッチなポーズして!とか」

「それは間に合ってます」

「ま、間に合ってる!誰と何をしたの?」

「いえ、間に合ってませんけど問題ないです」

「そうなの…私魅力ないのかぁ…」

「いえ、ペルさんは魅力的な人だと思いますよ」

 こ、ココくんが私のことを褒めた!

「やった!ココくんに褒められた」

「けど本当にいいんですか?」

「良いよ!」

「あ、ありがとうございます。選んだやつは大切に使わせていただきます」

 うん、礼儀がなっていて少し抜けている。可愛い…

 ココくんは悩んだ結果、鉄の斧に決めたらしい。鉄の斧は耐久力にも切る時間も早くて初心者から上級者までとても愛用されるらしい。

 私たちはその後、シャベルを3本購入して店を後にした。道具屋さんのおじさんは最後までニコニコしてた。こんなに道具を買っていく人は少ないのかな…


 私たちはとりあえず猫の世界に戻った。しかし…ミケは魚人と拷問をしているはずだったが

「何で魚人とお茶飲んでるの!」

 そう…ミケは今、魚人とお茶を飲んでいた。

「ギョギョさんの話聞いてたら拷問する必要ないかなって!」

 私とココくんはこの状態について、ミケに説明をしてもらった。

 ミケ曰く…

 そこの魚人はギョギョと言うらしい。

 魚人族は今、暴君の王様のせいで国内は大変な事になっているらしい。ギョギョは王様が嫌で魚人族の国から逃げ出そうとしていたらしい。そこに偶々魚人族を探してた私とココくんに会って、私が気絶させて連れてきちゃったらしい。ギョギョは魚人族の国にはもう戻らないらしい。


 という事でこいつどうしよう。1番良いのは情報吐いてくれれば良いんだけどな…

「ギョギョさんたち魚人族は水の中に入っていなくて大丈夫なんですか?」

 ココくんが質問する。確かにそうだ。陸に上がっていて、水に浸からないせいで死なれたら夢見が悪い。

「それは…3時間ぐらい持ちます」

 情報を吐かせるいい方法…そうだ!

「ギョギョさん。私から提案があるんだけど良い?」

 3人?が一斉に注目する。ギョギョくんは

「何でありますか?」

 と言う。私が考え出した方法は、今後私たちが魚人族と仲良くできる可能性があるのだ!

「私たちが王様やっつけるからギョギョくん王様になって!」

「無理に決まってます!」

「どうして?」

「王様は邪神を呼び出せます。なので無理であります!」

 邪神…ついに邪神まで来たか。RPGで言うラスボスの魔王の次のボスとされている邪神。私はそんなに進んだのか!

「それはなんて言う邪神ですか?」

 ココくんが聞く。

「それは…クトゥルーであります!」

「クトゥルーですか…強そうですね」

 クトゥルーって何だっけ?タコみたいなやつだっけ?

「ココくん…クトゥルーって何なの?」

「クトゥルーというのはクトゥルフ神話に登場する神話生物の名前ですよ」

 私はついに神話級の敵と戦うのか…

 ミケが笑顔で言う。

「大丈夫だよ。こっちには最強の剣士ペルちゃんがいるからね!一撃で真っ二つだよ!」

「いや、私最強じゃないから」

「そうですね。ペルさんがいれば怖くありませんね!」

 ココくんまで…

「もう二人で私を弄らないでよ!」

「ごめんなさい」

 とココくん。もしかしてココくんってSなの…

「いけるでしょ」

 とミケ。邪神を一撃で倒せるわけないでしょ!

 まあ、結論は

「まあ、私たち3人にかかれば大丈夫だよ」

 とミケは言った。

 ギョギョさんは少し考えている。

「わかりました。王様を倒してください…けど獣人さんたちが協力してどうするつもりなんですか?まさか支配するつもりですか?」

 もう互いの事はほとんど話しているから話しちゃっていいかな。

「そんなつもりないよ。私たちの目的は魚人族に捕まった人間たちの解放だよ」

「そうなんですか…僕は出入口の警備を行っているのでわからないであります。けど何回か人間を連れて通っているところを見た事があったであります」

「本当ですか!」

 ココくんがさらに問いかける。何か依頼でも受けてるのかな?

「うん。人間を中心に連れてきていた。けど何をするために連れてきていたのかは分からないであります」

 人間にしかできない事…特にないと思うんだけど。

「とりあえず出入口と王様がいる所を教えて」

「教えるでありますが…国の中に入ったらすぐに見つかってしまうと思うであります」

「どうしますかペルさん」

 ココくんが私を見る。そこはしっかり考えてある。

「私とミケはスキル変身を持っているから大丈夫だよ。だから私とミケが潜入して王様を見つけたらこっちに戻ってくる。ココくん、それで良いかな?」

「はい。構いませんよ…それだったら人間を連れてきた魚人族になれば良いと思います!」

 そうか。私とミケがココくんを捕まえて来た事にすればいいのか!

 私とミケとココくんとギョギョさんは作戦を立てた。しかし気づけば夕方になっていた。私たちは買い出し班とギョギョくん潤わせ班に別れて行動している。


 〜買い出し班【ミケとココくん】〜

「ココくん。僕お腹空いた…」

「そうですね。何を買いますか?」

 僕はミケさんに聞く。ミケさんって現実はどんな人なんだろう。現実もこんな感じなのかな…

「お魚食べたい!」

「お魚は昨日食べたじゃないですか」

「じゃあココくんは何食べたいの?」

 僕は…

「僕ですか…お肉食べたいです!」

 けれどお肉の屋台はなかなか見つからない。

 ペルさんの方はどうなのかな…


 〜一方私の方は〜

「とりあえずこれで良い?」

「はい…潤うであります」

 ギョギョさんは心地よさそうに、海の中に入っている。ギョギョが海から頭だけを出していると大きな魚が海から上がってきているようだ。

「ペル殿は入らないのでありますか?」

「私は入らないよ。は、恥ずかしいし」

「そうでありますか…けど俺は何時間に一度は水に入らないといけないであります」

「それが問題だよね…」

 とりあえず水を確保しないとギョギョさんが乾いて死んじゃう。

 私はとりあえず海を見渡す。私たちがいる人目のない海辺は少しゴミがある。

「ちょっと向こうのゴミが気になるから見てくるよ」

「そうでありますか…怪我に気をつけてくださいであります」

「うん」

 私はゴミのそばに落ちてた棒を拾ってゴミをあさる。瓶が多いな…ちゃんと決められたところに捨てないと海が汚れちゃう。私はゴミの中にドラム缶があることに気づく。ドラム缶には穴が空いていない…

「そうだ!」

 私は良いことに思いついた。これはココくんが喜ぶぞ。ミケも水になれるチャンス!

 ココくん大丈夫かな?


 〜一方ココくん〜

「ミケさん待ってください」

「向こうからお肉の匂いがするよ!」

 ミケさんがお肉の匂いがすると言って走ってりだした。ミケさん早い…

 僕はミケさんを追って走っていた。ミケさんいつもこうなのかな…

 ミケさんが1つの屋台の前で止まった。僕が追いつくとミケさんは

「ここからお肉の匂いがするよ!」

 確かにお肉の匂いがする。

「いらっしゃい!ケバブを売ってるよ。そこの坊や。お肉買ってかないか?」

 ケバブ屋さんのクマの獣人のお兄さんが言う。ケバブはよくお祭りでお肉をグルグルしている所は見たことあるけど食べた事はない。

「いくらですか?」

「一個150ゴールド。5個で700ゴールドだ」

 僕はミケさんの方に振り返って

「ミケさん。今夜はケバブでいいですか?」

「良いよ!」

 僕はケバブ屋さんの方に振り返って個数を考える…

 すると…

「坊やもクマの獣人だったのか!」

「え、あ、はい」

 僕は唐突の言葉に驚いた。

「いや〜久しぶりに同じ獣人を見たよ」

「そう何ですか?」

「ああ、俺は山のふもとの森で暮らしてたんだ。旅をしながらケバブを売っていたが久しぶりに見たよ」

 クマの獣人って珍しいのかな…

「ケバブを15個お願いします!」

「わかった。そんなにケバブ好きなのか?」

 お兄さんはケバブを袋に入れながら聞く。

「知り合いと食べる晩御飯を買いに来たんです」

「そうか」

 お兄さんは黙々と袋にケバブを入れる。お兄さんかっこいい…クマ耳があってさらにかっこよく見える。僕もこんな感じだったらな〜

 お兄さんはケバブを袋に入れて

「ケバブ15個1500ゴールドだ」

 あれ…ケバブ15個って2100ゴールドだよね…

「オマケだ。久しぶりに同じ獣人を見てオマケしたくなった」

「あ、ありがとうございます」

「それで…良かったらまた買いに来てくれ」

 お兄さんは笑顔で言う。

「わかりました。ありがとうございます!」

 僕とミケさんはケバブを15個買って、ギョギョさんが水浴びしている海辺に向かった。


 〜その頃私は〜

 流れついたゴミをあさっていた。ゴミの中では使えそうな物が沢山あった。ドラム缶や緑色の瓶や木の破片などがあった。これはうまく活用すれば色々なものを作れる。私はそれらのアイテムを次元収納の中に入れる。戻るのが楽しみだ。

 そろそろあの二人は帰ってきてもいい頃だと思う。一体何を買って来るんだろう。

 私は星を眺めながら考えていた。

次回予告

ココくん囮大作戦を発動!

ココくんを囮にして魚人族の国に入れるのか!

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