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#149ハーピーとミケが戦ってる!

「貴女!何のスキルを使ったの?」

「何もスキル使ってないよ」

 私は剣を構えて言う。

「そんな……ありえない。私にはスキル感知スキルがあるから絶対に気づくはず」

 いや、だって本当になんのスキルも使ってないもん。

「私はただ背後に奇襲をかけただけだよ!」

「この場にいる全員が気づかないなんて……絶対にありえない」

 うん……

 私は今気付いてしまった。

 私はココくんをストーキングするために学習した足音と気配を完全に等しいほど消すというストーカーを極めた者にしか取得できない真のストーカーを誇るためのスキルを手に入れてしまったようだ。

「それよりそこのハーピー!私のミケになんていけない勧誘をしようとしているの!」

「いけない勧誘?」

「そう、私のミケちゃんを下僕にするなんて言語道断だよ!というか勧誘するなら私も連れていけ!」

「ペルちゃん、それは違うと思う」

「まぁ、魔王軍!このメイリアスから今すぐ撤退するなら命だけは見逃してやろう」

 私もこの数を相手にするのは骨がおれるから撤退してほしい……

 まぁ、そんなこと言って撤退するとは思ってないけど。

「もし撤退しないっていったら?」

「私とミケが殲滅をする。ついでに魔王も叩きのめしに行くかな」

「まだミケと少ししか戦闘してないからわからないけど、魔王様をそんな簡単に倒せると思ってるの?」

 多分余裕でしょ!

 だって魔王って魔の王。

 けど魔王はモンスター。

 ダンジョンマスターを倒す容量でいけば余裕で倒せるでしょ。

「じゃあその身で体感してみる?」

「な、なにを?」

「私たちの実力を……」

 まだ相手の戦闘能力は未知数。

 だけどミケと対等にやりあっていたと考えるのであればミケと同等の強さぐらいかな……

 現状を見る限りミケは武器を破壊されて、ハーピーの方はちょっと余裕そうだからまだダメージが入ってない感じかな。

「あ、あなたがどの程度の実力をもっているかはわからないけど、魔王様の敵は我ら魔王軍の敵。ここで死んでもらうよ!」

 え〜撤退しないの〜

 この団体様を一斉に相手しないといけないの?

 私とミケを相手に多勢に無勢もいいところだろう。

 敵の総数は数えれないほどだし……

 一斉にプチュれる攻撃手段はないかな〜

 さっきのレーザービームとか!

 というかさっきのレーザービームって一体誰が撃ってきたんだろう。

 こっちの方角から放たれたのはわかったんだけど………

 まぁ、いいか。

 おそらく敵だろうけど、よくある魔力切れ的なアレでもう一発撃ってこないだろう。

 ミケが撃ったってことはないだろうし。

「ぺ、ペルちゃん」

「ん?どうかしたのミケ」

「この大人数を同時に相手するの?」

「そうするしかないと思う」

「僕たちの今の状況って不利だよね。すごく」

「うん、けどやるしかないでしょ!この襲撃を解決するには全員倒さないと……」

 だが私には切り札がある。

 いや、切り札を信じている!

 それは並外れた戦闘能力と観察能力を持っているであろう彼がきっと来てくれるだろう。

 あのマッシロシロスケがきっと来てくれるはず!

 まぁ、私たちだけで事足りる気がするけど………

「よし、ミケ!ここはフォーメーションδ(デルタ)で行くよ!」

「え、フォーメーションδ(デルタ)ってなに?」

次回予告

あのマッシロシロスケはペルとミケの元にやってくるのか?

期待大?かな。

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