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#102狼ちゃんと洋服屋さんに来ました。

「どんな服がいい?」

「わからない」

「僕もわからない」

 僕、ミケはただいま狼ちゃんとメイリアスに一緒に服を買いに来ています。

 狼ちゃんというのは狼の女の子を獣人にした子のこと。

 なんか何だかんだそう呼ぶようになった。

 けどそれじゃ可哀想だからココくんに後で名前を考えてもらわないと。

 さすがに僕がそこまで勝手に決めちゃうのはダメだと思う。

 だって……

「ミケお姉ちゃん」

「ん?どうかしたの?」

「ココ様はどこに行ってしまったの?」

「ココくんは今日人に会いに行ってるよ」

「こ、ココ様はわ、私を捨ててないですよね」

「ココくんはとっても優しい子なんだから捨てるわけがないでしょ。それに今日はココくんの指示でここに君の服を買いに来てるんだよ。いつまでも寝るときとか裸だとダメだから」

 あ、今は裸じゃないからね。

 今はメイド服をちゃんと着ているからね。

 いや、ペルちゃんに服余ってないか?聞いたら……

「じゃあ自動で服のサイズを調整できる魔法がかかっている服があるからそれをあげるよ〜」

 って言ってメイド服を着せてあげている状態。

 何故だからからないけど、猫の世界じゃないとメイド服を着た小さな女の子が歩いているとやたら声をかけられた。

「それじゃあ店員さんに聞いてみる?」

「店員さん?」

「うん、店員さん。ここはお洋服のお店だから、きっと店員さんはお洋服のこと詳しいと思う!」

「おお!……どういうこと?」

「つまりお洋服に詳しい人に聞いてみようってことだよ」

「なるほど!」

「じゃあ早速呼びに行こう」

「おお〜」

 僕は狼ちゃんから振り返ると……

「お客様、お呼びでしょうか?」

「うわ!」

 なんか後ろで既にもうスタンバイされてるんだけど……

 怖!

 恐怖だ恐怖!

「お客様お呼びですか?」

 ツインテールという髪型の女性が後ろでお尋ねください!と言わんばかりに目をキラキラさせて言う。

 怖い!

 店員さん怖い!

「そ、その……」

「はい、何でしょうか?」

「お洋服選びに悩んでしまったのですが似合うお洋服を決めてもらうことってできますか?」

「もちろんでございます、お客様!」

 あ、なんか背中あたりにすごい寒気を感じる。

 これは殺気か?

 謎のオーラ的な何かを感じさせる……

「では、こちらでオススメのお洋服をお持ちしますね。試着室までご案内しますね」

「じゃあ行こうか」

「うん!」

 なんでそんなに君は笑顔なの?

 殺気にも似た物を感じ取っていないのか狼ちゃん。

 この子、もしや強い。

 殺気を感じ取った上での強者の余韻に浸っているとでも言うのか!

「はやくミケ行こ!」

「うん」

 僕と狼ちゃんが移動するともう既にお店の人が洋服を片手にスタンバイしていた。

 あれ、こんなにスタンバイされてると絶対全部買わされちゃうやつだよね。

 僕あまりお金ないんだけど。

 これは美由紀のお母さんが言っていた押し売りというやつ、いわゆる詐欺というものか!

 しかし僕はちゃんとしたやつしか買わないぞ!

「それではまずこちらはいかがでしょうか?」

 店員さんは狼の手跡の刺繍が施されたワンピースを見せる。

 なんか狼の手跡可愛いなぁ……

 一色のシンプルな服も良いけど、こういうのも小さい子には似合う。

「試着って可能ですか?」

「もちろんしてください、いや絶対しなさい!」

「は、はい……」

 なんか命令された。

 この人たち何が目的?

「ミケお姉ちゃん、これどうやって着るの?」

「上からシャツみたいに着るんだよ」

「なるほど」

 僕は試着室の扉を閉める。

 すると中から……

「お、置いてかないでよ!」

 という情けないけど可愛らしい声が聞こえてくる。

「大丈夫置いてかないから」

「絶対だよ!」

「うん」

 僕の背中に再び寒気がする。

 いったいこの寒気はなんなのだ?

 どこの誰が氷魔術とか風魔術使ってるんだ?

 これはお店に見立てて実際は幻惑魔術的な何かで視覚情報を操作されているのか?

「それではお姉さんもどうぞ」

「え、僕?」

「はい、もちろんです」

「け、けど僕は今日買う予定は……」

「いえいえ、試着だけでもそれにお似合いならプレゼントしますよ」

「そ、そうですか?」

「はい!」

 僕は押されるまま試着室で着替えることとなった。

 一体この女性たちは何が狙いなのだ!

 押し売りだったら利益を最優先するはずだからプレゼントなんてしないはず……

 僕は考えながらその場は着替えることにした。

作者より

期末テストの二週間前に明日から突入するので、ここで一旦不定期になります。

7月11日には必ず投稿するので楽しみに待っていただけると嬉しいです。

Twitterの方は時間を見て、返信などをします!

そして近日中にキャラクター紹介という題目でキャラクターを紹介するページを作るので是非そっちも見てください。

キャラクター紹介のページに関しては新しいキャラクターが出たり、絵師さんのセギイさんから立ち絵を頂いた時に新しく付け足す感じでやっていきます。

なのでキャラクター紹介は定期的にチェックです!

もしかしたらエッチな絵も出てくるかも……



宣伝

私は猫愛好家がVRMMOに猫を連れてきた!の他にも無能な僕と嫌われ者の少女という作品も書いています。

良かったらぜひ読んでみてください。

ストーリーとしては女性恐怖症 (妹のような幼い子は問題ない)の少年が魔導士学校で生活するお話です。

一応異能ありの学園ラブコメをイメージして書いているので興味のある方はあらすじだけでも見に来てください。

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