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記憶を失ってしまったわたしが過ごす日々  作者: 蛍火 翠
ミーナ幼少期〜魔力測定〜
9/12

魔力測定〜国王様〜

はーい!今回サブタイトルにある通り、国王様がでまっす!!

*レイヤとレオニールが被るので、以後後書きはレイ、レオでいきます。


魔力属性の名前変えましたー

誕生日パーティーの次の日、お父さまに呼び出されていました。

書斎につくと、お父さまが待っていました。


「来たか、ミーナ」

「ええ、お父さま。それで、何の御用でしょうか?」

「ああ、それはな…」

お父さまが話し始めました。


「ミーナには見せたこともないんだが、魔法というものが存在するんだ」

「魔法…ですか」

「ああ、それで、子供が6歳になったら、魔力量、魔力属性を調べて、学園に入る前にある程度のことを教えなければいけないんだ」

「学園…後4年ですか」

「ああ。そういうわけで、これから王宮に行くぞ。準備は済ませてあるから、すぐに出る」

「わかりました」


そんなこんなで、お父さまとわたしは馬車に乗って王宮に向かいました。


道中、魔法について軽くお父さまに説明をして貰いました。

まず、魔法の属性についてです。

属性は火・水・風・地が下位属性、氷・雷・光・闇が上位属性、聖・暗黒が最上位属性となります。

次に、特殊魔法についてです。

今現在知られている特殊魔法は、精霊魔法、召喚魔法、空間魔法、身体強化魔法、混合魔法です。

最後に、固有魔法です。コレについては、持っている人自体少ないし、固有なので一人一人効果は違うということで、詳しいことはわかっていないそうです。


まあ、軽くなのでざっくり言えばこんな感じとなります。

と、こうしている間に、王宮が見えてきました。


「わぁぁ…大きい…」

「ミーナはここに来るのは初めてだったな」

「はい!うちの数倍大きいです…」

「はは、そりゃそうだ。でも今からあそこに入るんだぞ?大丈夫か?」

「何がですか?」

「いや、大丈夫ならいいんだ」

「?はい」


よくわかりませんけど、まあいいです。

王宮の門の前に着いたみたいですし。


「王に報告を」

「はっ!」

お父さまが一声掛けただけでわかるみたいです。

あらかた、わたしのこととかでしょうかね?


馬車はまだ走り続けます。

そうして短くない時間を過ごし、馬車は止まりました。


「着いたぞ、ミーナ。降りようか」

「はい」

そう言ってきたお父さまに続き降りましたら、そこに予期せぬ人物がいて硬直してしまいました。


「ミィ、昨日ぶりです」

「レイ君!なぜここに?」

「これでも俺、王子ですし。ここに住んでますしね」

「いえ、それはわかりますけど…」

「ミィは俺に婚約者に会いに来るなというんですか…?」

レイ君が悲しそうな顔をしたので、

「い、いえ!そういうことではないです!って、レイ君、わたしに会いにきてくれたんですか…?」

「…悪いですか」

「いえ、嬉しいです」


はわわ…ぅ、嬉しいですけど、恥ずかしくって顔が赤くなります…


「…可愛い、ミィ」

「へぅ!?ぅぅぅ…」

「…もういいですかな、第二王子殿下」

「ふぁ!?…お父さま」

「ええ、行きましょうか」

あぅ、レイ君、お父さまがいるのわかってましたね…

恥ずかしいのでレイ君睨んでみると、耳を赤くして小刻みに震えていたので、笑っているのでしょう。

笑われたのが嫌で頬を膨らませると、また笑ったのか、笑い声が聞こえてきます…むぅ…


「ところでお父さま、今、どこに向かっているんですか?」

「あー、今向かっているのは、王のところだ」

「えっ」

「魔力測定の前に顔見せに来いと言われてなぁ…」

「これだから父上は…はぁ」

レイ君が呆れて顔を片手で隠し、溜息をついています。ところで…


「あの、レイ君?」

「なんです?」

「この手は一体…」

そうです!わたしの手はずーっとレイ君に繋がれていたのです!

忘れてましたが…


「嫌ですか?」

「いえ、嫌ではないですが…こう、なんというか…」

「人目があると恥ずかしいですか?」

「いや、そういうことでなくて…」

「いいではないですか。ミィを一目見てから抱きしめたいのを我慢して手を握るので妥協してるんですから。」

「うぅぅ…」

「ダメですか…?」

「…別にいいです」

ううぅー、あんな目で見られたら、ダメとか言えるわけないじゃないですか!


「お取込み中失礼しますが、着きましたよー」

「ぅぅぅー…はい」

「え、ここ、父上の私室の応接間じゃないですか…」

「ああ。王にここへ来いと言われてな…」

「えっ、そうなんですか?」

「通常なら、謁見の間でいいものを…」

「…とりあえず、入りましょう」


レイ君が扉をノックし、中から入室許可が出ると、部屋の前にいた衛兵さんが扉を開けてわたし達を促しました。

扉をくぐり中へ入ると、衛兵さんが扉を閉めました。

部屋の中には、お父さまと同い年くらいの男性が部屋のソファに腰掛けていました。

ここが王様の私室だとすれば、この方は…


「よぉ。よく来たな」

「お前が呼んだんだろうが!」

「まあ、そうだが。お前のことだからこない場合もあるとおもってな」

「父上。宰相殿との言い争いはそこまでにしてください。ミィがいるんですから」

「ああ、そうだったな」

なんかどこかで見たなぁ、コレ…と思って見ていると、レイ君がいきなりわたしの名前を出すので、少し固まってしまいました。


「あ、あの…」

「済まない。私はリーゼル王国、国王のジークベルトだ」

「あ、はい!ミーナと申します…あぁ!わたしが先に言わなければならなかったのに…」

「良い。ミーナ嬢をここに呼んだのは私だからな」

「ありがとうございます」

ほっ…よかった…


「で、ウチの娘になんの御用でしょーか。国王サマ?」

「ラウル、お前な…まあ、いい。ミーナ嬢を呼んだのは、レイヤの婚約者になったからでもあるな」

「俺の?父上、問題でも?」

「まさかジーク、今更ウチの娘と婚約するなってのはないよなぁ…?」

「そんなことあるわけないだろう。お前んとこに縁談やってたのはこっちだからな」

「じゃあ、なんなんだ?」

お父さま、国王様にすごいこと言ってます…


「ミーナ嬢をここに呼んだのはだな、単に気になったから顔を見てみたかったからだな」

「「はぁ?」」

「レイヤと婚約することになった昨日のパーティーでのことを聞いた。なんでも、レイヤとシオン君を叱ったとか?」

「うっ…いや、あれは…」

「いや、怒ったりはせんよ。ただ、珍しい令嬢が居るものだなと思ってなぁ…」

「ああ、あれには俺も驚きましたね。俺、令嬢に怒られたことなかったもんで…」


「レイ君、わたしはあなたが今まで会ってきた顔と家柄目当てのご令嬢とは違います」

「ああ。わかっています。ミィはちゃんと俺自身を見てくれたから」

そう言って、笑いあっていました。


「…おい、ラウル」

「なんだ」

「この二人、本当に昨日初めて会ったのか…?」

「ああ。その筈だ」

「じゃあなんでこんなに付き合った期間が長い恋人みたいな空気漂わせてるんだ…」

「それは私が聞きたい…」

お父さまと国王様がそんな会話をしていたとは知らずに。


「…オホンッ、あー、ミーナ嬢、レイヤ、もういいか?」

「…っ、はい、大丈夫です」

「ええ、父上」

「私の用事は顔を見たかったくらいなので、もう終わるが…魔力測定に行くんだろう?」

「ああ。お前に呼ばれたから、測定の前に寄った」

「それは済まなかったな。用事はもうないから、測定に行っていいぞ」

「はい。わかりました」

「では、失礼します」

レイ君が退出の挨拶をして、部屋を出ました。


「では、ミーナ」

「はい、お父さま」

「邪魔が入って少々遅くなったが魔力測定に行くぞ」

「はい!」


そうして、国王様の私室をあとにし、測定に向かうのでした。

蛍:はぁーい!国王様登場です!

ジ:よろしく頼む

レイ:父上、私室に呼ぶとかしないでくださいよ

ラ:本当だよ。謁見の間でいいだろう

ジ:いやぁ、私室の方がいいかと思ってな

レイ・ラ:いいわけないだろ!

ジ:堅苦しいのはちょっとと思ってなあ。ラウルの娘だし

ラ:どういう意味だ

蛍:まあまあ、そこらへんにしといてー。言い争うだけになっちゃうからー

とりあえず、魔法は説明だけでしたー。次出しますー…たぶん

3:たぶんかよ!

蛍:細かいことは置いといてーではでは。まったじっかいー☆

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