誕生日パーティーです!3~初対面〜
今日2話目でーす。
やっとあの方々がでますー。
今回、ミーナが、動物的悲鳴を連発しています。
パターン幾つかありますが、意味はありません。
はい!もう意味が分かりません!
どうしてこうなったのでしょうかね...
今、わたしの前には、お兄さまとレオ様、マリー様、それと・・・
何故か第二王子殿下レイヤ様、第三王女殿下セリア様がいます。
お兄さまは第二王子殿下を睨みつけてます・・・もう・・お兄さまったら・・
「ミィから離れろ!」
「嫌ですよ。何故、俺が離れなければいけないんです?」
レイヤ様はそう言って、わたしを抱きしめ…ん?
はっ!いつの間にこんな近くに…って抱きっ!?
「ふぇぁっ!?むぐっ」
驚いて声をあげたら、さらに強く抱き込められてしまいました。うぅ…
あんまり異性(お兄さまとかお父さまとか)に抱きしめられたことなんてないですから、顔が赤くなるのがわかります。
恥ずかしいです〜…
「あ、あのっレイヤ様っ」
「はい、なんでしょうかミーナ嬢」
「何故こんなことになっているのでしょうか…?」
「それは俺があなたに惚れたからです」
「へぁっ!?惚っ…!?」
「ええ、なので、俺の婚約者になっていただけないでしょうか」
「ふぇぇ!!??」
こ、婚約者!?え、えぇぇ!?
な、なんでわたしがこんな事態にぃ!?
*************************
わたしがお兄さまとファーストダンスを踊った後に、恐縮ながら、レオ様とも一曲踊らせていただきました
マリー様がいるのに、いいのかなぁと思って聞いてみると、
「マリーとはもう、何曲か踊ったからな」
と普通に返されました。
まあ、わたしがレオ様と踊ったのは一曲だけなので、誤解されることもないでしょうし。
お兄さまは踊り終わった後、レオ様に文句つけてましたが…
お兄さま、どんだけわたしをお兄さま以外の男性と一緒に躍らせたくないんでしょうかねぇ…
まあ、レオ様以外とも、何人か踊りましたが。
やっとダンスの誘いが無くなった頃にその人は来たのです。
「ミーナ嬢」
「はい…?なんでしょう?」
「俺は、リーゼル王国第二王子のレイヤと申します」
「…!!」
…ついに来ました、わたしの婚約者候補らしい、第二王子殿下が。
「俺と、踊ってくださいませんか?」
そう言って、手を差し出してきます。
「…はい、喜んで」
うぁ〜…顔が…引きつりそうです〜。
本当は、少し遠慮したかったのですがね〜
まあ、いいでしょう。一曲踊ったくらいで、気に入られたりしないでしょうし。
わたしは差し出されたレイヤ様の手をとり、笑顔を心がけて、進みました。
そうして、ダンスを踊っていると、少し上の方で、クスッという笑ったような声が聞こえてきました。
不思議に思い、目線を少し上に持って行くとレイヤ様が小さく笑っていました。
…何故?理由がわからず、訝しげな目を向けると、
「…どうかされたのですか?」
「ああ、すみません。ミーナ嬢の顔が少し引きつりかけていたもので…」
「え」
ふぁ!?ばれた!?どうして!?
そんなことを考えていたら、また上の方で笑い声が聞こえました。
「…何故笑うんですか〜」
「ふふふ。ミーナ嬢、また顔に出てますよ。なんでっていう顔です」
「当たってます…わたし、そんなに分かりやすいですか…?」
「っ!…えぇ、とっても」
「…?」
今…レイヤ様、驚いてました。なんででしょう?
それに少し、顔が赤いです。…熱でもあるんでしょうか?
「それはあなたが、可愛い顔でこちらを見るからですよ…」
「…えっ」
「ミーナ嬢、今俺が驚いたり顔が赤いのが何故なのかと、思ったでしょう?」
「あ、はい。…やっぱりわかるんですね」
「そりゃあ、俺の顔とか家しか見てない輩がいますから。そういう家と婚約を結ばないために俺、こういう観察眼とか、鋭いんですよ」
そう言って笑うレイヤ様を見ると、少し、悲しくなります…
「え、なんでそんな悲しそうになるんですか?」
「だって…」
「なんです?」
「だって、そういう事に鋭いってことは、そういう人が、観察眼を鋭くさせるくらいにたくさん、いたんでしょう?その度に、レイヤ様が苦しんでいたのかと思って…」
「…っ!!」
わたしがそう言った瞬間、レイヤ様は目をこれでもかというくらいに見開いて、驚きました。
「…あなたは俺を、ちゃんと見てくれているんですね」
「?あたりまえじゃないですか。顔とか家しか見てない方が、おかしいんです!」
「あなたにはそれが、当たり前のことなんですね」
「そうですよ?だって、相手の内面がわからないなんて、寂しいじゃないですか。本音を言ってくれないのは、とても辛いです」
「あなたがそういう人だから、俺はあなたに…」
「…?なにか、言いましたか?」
「いいえ、なんでもないです」
なんかはぐらかされた気がします…まあ、いいですけど。
レイヤ様は、思ったより悪い人ではなさそうですし、お兄さまがレイヤ様をあんなにも拒絶するのはなぜなんでしょう?
ちょうど曲が終わったので、聞いてみますか。
「あの、レイヤ様」
「なんでしょう?」
「確か、わたしたちって婚約者候補の関係でしたよね?」
「ああ、そうですね。そういう関係で、俺は今日ここに来たんでした。ミーナ嬢に会うために、です」
「そうでしたか。それで、お兄さまがレイヤ様をすっごく拒絶するんですが、会ったこと、あるんですか?原因、わかりますか?」
「今さらっと、俺の言葉をスルーしましたね…まあ、いいです。それで、シオンさんですか。まあ、直接会ったことは1、2回くらいしかないですね。原因は……あぁ、なるほど」
「わかるんですか?わたしは分からなかったんですが…お兄さまが言うほど、レイヤ様は悪い人ではないみたいですし」
「それは…あぁ、噂をすれば何とやら、ちょうど来られました。直接聞いてみてはいかがですか?」
「え?」
「ミィ!!」
自分を呼ぶ声に振り返ってみると、お兄さまがこっちに来るところでした。レオ様とマリー様、で、何故か第三王女も一緒に。
来る…ところなんですが…
お兄さま、なんか怒ってます…
お兄さまの綺麗な顔が台無しなくらい。いえ、顔は笑っているんです。ただ…目というか、オーラが、笑ってないです……!
近づくと、お兄さまがレイヤ様を睨みました。
そうして、冒頭に戻ります。
*************************
なぜ、わたしはレイヤ様に抱きしめられたままなんでしょう…
そして、何故この2人は、そのまま言い争っているのでしょう…
うぅぅぅ…今、切実にこの腕から逃げたいです…
「れ、レイヤ様ぁ…」
「っ!…はい、なんでしょう」
「あ、あの、離してもらえませんか…?」
「…嫌です。返事をしてもらえるまで、離しません」
「ふぇぇ!…わかりましたから、離して〜…」
「ミィ!ダメだよ!このクソガキと婚約なんかしちゃ!!」
「…クソガキとは、言ってくれますね」
「お前なんかクソガキで十分だよ!」
「まあ、いいですが。…それで、ミーナ嬢、俺と婚約してくれますか?」
「はぅっ!…しますから、そんなに至近距離で話しかけないでください〜!」
「よかったです。では、これからよろしくお願いします。ミィ」
「……ふあ!?」
そう言って、レイヤ様はわたしの額にキスを落とします。
あぁ…心臓に悪すぎます〜
自身の顔に体温が集まっていくのがわかります。今、絶対顔赤いです…
「ああ、それと、これから俺のことは、『レイ』と呼んでください」
「へぁっ!?」
「兄上のことを愛称で呼んでいるんですから、俺も愛称で呼んでください。婚約者ですから」
「うぅぅ…れ、レイ様…」
「…様は無しでお願いします」
「へ!?」
「できれば呼び捨ての方がいいです」
「よ、呼び捨てはちょっと…」
「ああ、無理ならいいんですよ」
そう言うレイ様が少し、悲しそう?残念そう?に、見えたので、つい、
「うぅ、れ、レイ、君……あぅ、もう限界、ですぅ…」
「君、ですか。まあ、それでいいです」
仕方なさそうに言ってますが、とても嬉しそうなので、わたしも嬉しくなってつい、笑ってしまいました。
…たぶん、ニコ、というよりはへにゃっと笑った気がします。ああ、顔が緩みっぱなしです。
笑ったままレイ君をみると、さっきみたいに顔が赤くなっています。
うーん…やっぱり、熱があるんでしょうか?
「あの、レイ君。熱、あるんですか?」
「え、嫌、大丈夫、です」
名前に君でも恥ずかしいものは恥ずかしいので、顔を赤くしたままレイ君にたずねて、その額に自分の手を伸ばしました。
伸ばした腕がレイ君の額についた時、レイ君の体温が上昇したようで、レイ君の額はとても熱くなっていました。
「わっ、熱っ!レイ君、やっぱり熱が…」
「い、いえ!熱はないです!大丈夫ですから!手を離してください!」
「本当に?大丈夫ですか?」
「大丈夫です!」
「なら、よかったです」
熱がないならと、安心して手を離しました。
「……これは、わざとなのか…?」
「いえ、ミィ様は大真面目みたいですわ。あれは素ですわね。ミィ様、恐ろしい子…!」
「レイヤが振り回されている…珍しいですわね」
「セリア、うるさいですよ」
「あら、これは失礼いたしました」
「あの…?」
第三王女殿下とは、初めてお会いしましたから、名前知らないのです。
「あ、私、レイヤの双子の妹のセリアと申しますわ。よろしくお願いします。ミーナ様」
「あ、はい。よろしくお願いします。セリア様」
「………」
「あの、どうかされたのですか?」
「ああ、いえ、どうせなら、私のことも、『セリ』と呼んでくださいませんか?」
「はい!わかりました!では、わたしのことは『ミィ』と。セリ様」
「ええ、ミィ様。できれば私も、様は遠慮したいのですが…」
「うーん…あ!では、セリちゃんと呼ぶのはどうでしょう?」
「私、ちゃん付けは初めてですの。では、私は呼び捨てでよろしくて?ミィ」
「はい!よろしくお願いします!セリちゃん!」
「……なんだか、くすぐったいですわ」
しばらく2人で笑い合っていますと、肩に重みがきました。
そこまで重くはなかったですが、後ろを振り向くと、レイ君がわたしを後ろから抱き締めていました。
「れ、レイ君…?どうしました…?」
「………」
どうしたのか聞くと、レイ君は頬を少し膨らませて、無言で抱き締める力を強くしてきました。
「ふぇ、レイ君、あの、なにか?」
「………」
「あー…これ、本格的に拗ねてますわ。コレ、たぶんミィからしばらく離れませんわよ」
「えぇ!?…ただでさえ、至近距離は心臓に悪いのにぃ〜…」
「ミーナ嬢」「ミィ様」「ミィ」
「はい…?」
「「「諦めろ(諦めて)」」」
「えぇぇ〜!?」
「むぅ…」
拗ねたレイ君はかわいいですけど…
さすがに至近距離は!密着は!うぅ…
と、その時わたしからレイ君が離れました。
いえ、離されたというべきか…そう、お兄さまです。
「こんのクソガキ!ミィから離れやがれ!!」
「なにするんですか!」
「当たり前だろう!まだ婚約してないのに引っ付きやがって…」
「ミィはなってくれるといったので、いいんです!!」
「いいわけないだろ!!」
あー…もう!お兄さまはっ!
「いい加減にしてください!」
わたしがうんざりして、そう怒鳴ると、2人は黙りました。
「お兄さま!」
「はい!」
「わたしのことなので、お兄さまは口を出さないでください!だいたい、6つも下の相手に、大人気ないです!!自粛してください!」
「はーい…」
お兄さまは素直に返事をします。よし!
「それから…」
「…っ!」
レイ君の方に向き直ると、レイ君はビクッとします。
「レイ君」
「はい…」
「婚約者の件は正式なものにしてもらいますが、まだ、正式な婚約者ではないので、スキンシップは控えてください」
「…正式なものになったら、いいですか?」
「…ほどほどにしていただけるなら」
「わかりました」
レイ君も素直に返事をしてくれます。
ほっ…
…周りがざわざわします。
って、ここ、パーティー会場じゃないですか…!!
ああああ、忘れてました…
「ミーナ嬢、強いな…」
「ええ。あの2人がすぐ黙りましたし」
「レイヤと婚約宣言もしてましたね」
「……あっ!」
うぅ…どさくさにまぎれて婚約宣言を…恥ずかしい…
「ミーナ」
「お父さま、お母さま…」
「本当に、いいのね?」
「…はい。」
「では、王には私から伝えておこう」
「ええ、お願いします」
「…では、パーティーを続けてください」
お父さまの言葉によって、パーティーは続行されました。
ただ、わたしは恥ずかしすぎて顔の赤みはきえませんでしたが。
そうしてパーティーの時間は過ぎていき、パーティーはお開きとなりました。
パーティーがお開きとなったあと、お父さまはすぐに王宮へ行ったみたいです。
馬車を飛ばしていました。…安全に、お願いします。
そして次の日。
わたしとレイ君の婚約は王様に認められ、正式な婚約者となったのでした。
蛍:はい!てなわけでー、やっとでてきた、婚約者!のレイヤ、アーンド
その双子の妹セリアでーす!
レ:どうもです。
セ:どうもですわ。
ミ:レイ君、セリちゃん、2人とも堅いよー。
レ:ミィが敬語じゃないですね。
セ:あら、ほんと。いいんですの?
ミ:うん。そのうち、ふたりにタメ口で話せるようになればいいなーって思って♪
レ・セ:ミィ、かわいい
ミ:へぅっ!?あ、ありがとー。
蛍:はいはーい、お邪魔しちゃいますけど、レイヤはミーナにぞっこんですねぇ。
レ:当たり前です。俺がミィに婚約者になってくれと、言ったんですから。
蛍:はいはーい、惚気はいいですぅー。つか、レイヤとセリアも6歳だと思えないですねー。
3:あんたが書いたんだろーが。
蛍:そうですがー。
まあ、僕の書いたキャラクターは年齢そのまま見ないほうがいいですよというわけです。
そして、いきなり恋愛描写入ります。レイヤがミーナに甘々なのでー。
そこんとこよろしくぅ〜☆
全:では、また次回〜
蛍:あ、パーティー編は終わりましたからね〜?




