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記憶を失ってしまったわたしが過ごす日々  作者: 蛍火 翠
ミーナ幼少期
6/12

誕生日パーティーです!1〜お兄さまと…〜

やっと新キャラ出せました〜

今回少しコメディー入ってるよーな…

はい、こんにちは〜。ミーナです。

今日はわたしの誕生日で、家でパーティーが開かれます。

パーティーが始まる時間には早いので、今は誰も来ていません。


が、わたしは一応主役なので準備があります。

お風呂に入って、ドレス着て、化粧して、髪やって、です。

これがかな〜り、時間かかるんです。

1時間なんてモノじゃないですからね。かれこれ2、3時間はやってますから。長い人はもっと長いですが。


長い時間の準備には慣れてませんから、とっても疲れました…

パーティーの前に疲れていたら、本番で続かなくなります…

特に今日はわたしのデビューも兼ねているので、わたしがいないわけにはいかないのですよ。


と、まあ、そんなこんなで準備が終わり、だんだん人が来る時間帯なりました。

入り口で、お客様の出迎えをしていましたら、お兄さまが来てくださいました。

隣の、1組男女も一緒に。


「ミィ」

「お兄さま、お久しぶりです」

「そうだね。前に会ったのが、街に行った時だから、もう1月たっているね」

「ええ、もうそんなにたっていたのですね。ところでお兄さま。そちらの方は…」

「ああ、父上から聞いているかな。こちらは、王太子殿下とその婚約者だよ」


やはり、王太子殿下でしたか。

お兄さま、本当に連れて来たんですね…


「おいシオン、説明が適当すぎるぞ」

「そうですわ。もうちょっと、何かないんですの?」

「いや〜、自分でやるかなぁと」

「それにしたって、名前すら言わないとかは駄目じゃないのか?」

「あ、名前言い忘れてた〜」

「「お前な(あなたは)…」」


本当は、話を遮る行為は、マナー違反なのですが…

この場合はやむを得ませんね…


「あの…」

「ああ、すまない。シオンの奴が…」

「ごめんなさい。シオン様が…」

「いえいえ、それは妹のわたしのセリフですから」

「「・・・」」


え?なに?わたし何か言いました?

お二人が黙ってしまったので、わたしが内心焦っている間に、お二人はお兄さまに向き合って小声でお兄さまに詰め寄っています。


「「シオン(様)!」」

「なに〜?」

「この礼儀正しい子は本当にお前の妹か!?」

「そうですわ!本当に血の繋がった兄妹なんですの!?」

「え〜、2人とも、ひどいなぁ。ミィはちゃんと僕と血の繋がった自慢の妹だよ!」


え、なんの話を


「なぁ」

「…ふぇぇ!?あっ、はぃぃ!」

「本当にシオンの妹なのか!?」

「えっ、あっ、はい!シオン兄さまの妹のミーナと申します!」

「…本当なんですのね」

「はい、そうですが…」

「ほら、さっきから本当だって言ってるでしょ〜?」

「マジか…」

「マジなんですのね…」

「え?え?」


今、なんの話をしているのでしょう?脳が追いついてくれません…


「あぁ、すまん。こんなに礼儀正しい子が、無礼なシオンの妹だとしんじられなくてな…」

「無礼ってなにさ!学園とか公の場じゃ、ちゃんとしてるでしょ〜?」

「2人とか知ってる奴だけだと無礼がでるくせに、なにを」

「…お2人とも、ここがどこだかおぼえていらして?」

「「あ!」」


女性の声でここが入り口の前だと思い出したようです。

…思い出してくれて良かったです。


「…移動しよう」

「そうだね。応接間でいいかな?」

「ああ」

「私もかまいませんわ」

「ミィも行こう」

「え、わたしもですか?」

「うん。まだ名前も言ってないしね」

「それはお前が…」

「はいはい、その話は移動してからにしましょう」


やはり、女性の声によって、動き始めます。…すごいです。


応接間に移動して、王太子殿下と婚約者さんは2人で二人掛けのソファに座り、その正面にわたしとお兄さまが座り、話し始めました。


「…さて、それじゃ、改めて王太子殿下のレオニール様と婚約者のマリアーネ・リアベル嬢だよ」

「改めまして、シオン兄さまの妹のミーナです」

「レオニールだ。よろしく」

「マリアーネと申します。そしてミーナ様、6歳のお誕生日おめでとうございます」

「あ、ありがとうございます!マリアーネ様」


マリアーネ様に祝われました。嬉しいです!


「あ、ごめん。ちょっと遅いけど、誕生日おめでとう、ミィ」

「はじめに言わなくて、すまなかったな。おめでとう」

「ありがとうございます!お兄さま、レオニール様!」


やっぱり、祝ってもらえると嬉しいのです!


「うふふ。私のことはマリーと呼んでくださいな」

「俺もレオでいい」

「ふあ!?…それは」

「レーオ。さすがにミィにそれは難しいよー」

「お前は妹を見習ってもっと遠慮というものを…」

「そんなの今更じゃん。それとも、なに?レオは僕に『レオニール様』とか『王太子殿下』とでも呼んでもらいたいわけ?」

「…それもそうだな」

「でしょ」

「そこのお二人様、また2人の世界に入っていてよ。ほら、ミーナ様がついていけてないですわ」


……はっ!!


「あ、いえ、どうぞお気になさらずに」

「…マリー、気持ちの悪い事を言うな」

「同感。マリー嬢、容赦ないなー」

「あなたたちが悪いんですわ」

「あ、あの!それより、わたしのことはミーナか、ミィと呼んでくださいませんか。どうも、様をつけられることに慣れていなくて…」

「あら、では私はミィ様と」

「で、ですから様付けは…」

「諦めろ。身内でない人を呼ぶ場合、様をつけるのが常識だからな」

「うぅぅ…」


様は付かなければいけないみたいです…って


「あ、」

「どうしたの?ミィ」

「あの、れ、レオ様」

「お、呼んでくれたな。で、なんだ?」

「昨日、お父さまに第二王子殿下と第三王女殿下がここに来られると聞いたのですが…本当ですか?」

「ああ、レイヤとセリアか。行くらしいな。理由はしらんが」


やっぱり本当なのですね…

ああ…


「…それ、ほんとなの?」

「ああ。…ってどうしたシオン、そんな怖い顔して」

「…チッ…今まで会わせなかったのに」

「レイヤとセリアが何かしたのか?」

「どーもこーも無い。レオんとこの第二王子様が、ミィの婚約者になるのを今まで父上と一緒に防いでたっていうのに…無駄だったか」


…お兄さまとお父さま、本当に阻止してくれてたんですね。


「あー…そういや、レイヤの婚約者候補の中に、ミーナ嬢がいたなぁ…それも最有力候補で、だ」

「そうなんですの?レイヤ君、優良物件だと思いますが…まだ、婚約者いなかったですわよね?」

「ああ、ミーナ嬢以外の婚約者候補に会っていたことは知っていたが、レイヤは婚約者を決めなかったみたいなんだ。」

「あら、なぜですの?」

「なんでも、会った令嬢たちは皆、自分の内面を見なかった、と本人が言っていた。要は、顔とか家のことだな」

「ああ、レイヤ君、そういうことは敏感ですから…」

「そういうことだ」

「あー、もう!細かいことはいいから!ミィと第二王子様が会わないようにするには…」

「やめろ、シオン。考えても無駄だ」

「そうですわ。ミィ様は今夜のパーティーの主役なんですから」

「あー…今までの努力が水の泡にぃ…」

「だ、大丈夫です!お兄さま!わたしの意にそぐわない婚約はさせないって、お父さまが言ってました!」

「…父上ナイス!」


お兄さまが復活しました。良かったです。…ほっ


「…でも、その条件だと、ミィ様がレイヤ君を気に入れば、問題なしというわけですわね」

「あ、はい。お父さまもそう言ってましたし」

「ミィが気に入れば…」

「お、お兄さま?」


なんかお兄さまがすごい気迫で迫って来てます。

…お兄さま、怖い


「ミィ!」

「ふにゃ!?」

「第二王子様はダメだからね!」

「お、お兄さま?どう…」

「…おい、シオン。俺の弟がダメとは、どういうことだ?」

「ダメったら、ダメ!!」

「お兄さま、そんなこと言って、じゃあ誰ならいいんです?」

「・・・」

「シオン様、誰でもダメって言うんでしょう?婚約相手も結婚相手も、決めるのはミィ様なんですから…」

「うぅ〜…」

「ちょ、お兄さま!男性なんですから、泣かないでくださいよ!」

「これじゃ、どっちが上なんだか…」「わからないですわね…」

「おにーさま!我慢してください!いつまでも一緒ってわけにはいかないんですから!!」

「…ゔん」


おっと、そろそろ時間ですね。

「もう行きますよー!」

「ミィ〜…第二おぅ…」

「「まだ言ってる…」」

「はいはい、行きますよー!」


お兄さまを宥めながら、パーティー会場へと急いだのでした。


蛍:はい、そんなわけで、レオ様とマリー様登場でーす!

シ:テンション高いね〜…

蛍:そら、もちでっせー。 書いてて楽しいですもーん。

ミ:わたしたちは書いてて楽しくないんですか?

蛍:楽しくなくはない!(ドヤ

ミ・シ:うわぁ…

レ:もー喋っていーかー?

マ:あなたここだと、素なんですのね…

レ:そりゃ、ここはラクだからなー。

蛍:まあまあ、いーじゃないですかー。シオンなんてしょっちゅうキャラ違いますしー。

シ:誰のせいだよ…

蛍:自分です!

全:そんなドヤ顏で言われても…

蛍:まあ、ここではみなさん自由ですから〜。何してもいいんです!

全:いや、ダメだろ…

蛍:ではまた、次回でーす

全:無理矢理終わらせてるし…

レ:俺らあんま喋ってなかったなー。

マ:ええ、でも本編で喋っているじゃないですか。

レ:まあ、それもそーか。

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