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本当の俺は   作者: i
11/13

第11話 【俺のヘアスタイル】

“ピンポーン”


玄関のチャイムが鳴った


俺は、カウンター横にあるインターホンのモニターで外を確認すると、中西先生に似た優しい目をした女の子が立っている……

どうやら歩美のようだ


「今開けるよ、待ってて」

俺はインターホンを切ると、玄関に向かった……



そう言えば、家に俺の友達が来るなんて初めてだな……

忠志と違って、俺には今まで家に呼ぶ友達なんか居なかったから……

まぁ、正確には俺が呼んだんではなくて、話の流れで来て貰っただけなんだけど、それでも俺に会いに家に来てくれる友達が居るのはなんだか嬉しい


俺は少しドキドキしていたが、平然を装って玄関のドアを開けた……


“カチャ”


「こんにちは、成実迎えにきたよ!」


モニターで見た時は判らなかったけど、ピンクのチュニックにデニムパンツ姿で、歩美は昨日よりも大人っぽく見えるな……


「歩美ありがとう わざわざ家まで来て貰っちゃって悪かったね

ねぇ、まだ美容院行くには時間早いし、少し上がっていかない?」


「そう? じゃ、少しだけ上がらせて貰おうかな?成実の部屋も観てみたいし!」


「おれの…… わたしの部屋なんか観ても何にも特別なものなんかないけど……」


「あはは!冗談ね!それよりも成実は今日もバッチリ女の子って感じの服装だね!」


「そうかな?母さんに選んで貰って着てるからそう見えるのかも……」

今日はベージュのスカーチョって言うスカートに見えるズボンを履いている、丈が長いから俺好みの服だ

上は、長袖のライトブルーのニットセーターで、たまに肌寒くなるこの時期には丁度いい


「おばさまってセンスいいね!成実も美人だから何着ても似合っちゃうところが凄いよね!」


「べ…… 別に似合ってないよ……!ただ着てるだけだし…… そろそろ自分で選んで着るようにしないと!」


「照れちゃって可愛い!」

そう言って俺と歩美は家に入り、リビングに移動した



「歩美、何か飲む?」


3月でも歩くと暑い陽気だからな……

わざわざ来て貰ったんだし、飲み物位は出してあげないと……


「えっ? じゃあ、お言葉に甘えて貰っちゃってもいいかな?」


「いいよ、麦茶でいい?」


「うん」

それを聞いて俺は、冷してあった麦茶を取り出して、歩美と俺の分を注いでテーブルに持って行く

俺は歩美の前に麦茶を置くと、自分の麦茶を持ったまま向かい側の椅子に腰掛けた


「喉渇いちゃった、成実ありがとね」

そう言って、歩美はお茶をちょびちょび飲んでいる


「3月だけど歩くと暑いもんね、わたしの家直ぐに分かった?」

俺は手に持っていた麦茶を飲む


「まぁね、ここまでスマホのナビ見ながら来たから全然!」


「へ~、便利なものがあるんだね」


俺は携帯電話なんか持った事もないから良く解らないけど、いろんな使い方が出来るんだな……


「へ~って…… 成実、もしかしてスマホ持ってないの!?」


「えっ?うん、持ってないよ?」


「本当に?だって急な連絡とかしたい時、成実どうしてるの!?」


歩美は驚いたように聞いてくる

だって必要も無いのに、持っててもしょうがないよな?


「別に急な連絡とかないし…… それに使い道ないじゃん?家に帰れば話も出来るし……」

そう言って麦茶をテーブルに置く


「今まではそうだったかも知れないけどさ……成実は女の子になって、これから何かと連絡取る事出てくるんじゃない?」


「そうかな……?」


「そうだよ、今日の美容院だって、おばさまの提案で、私達が昨日会ってなかったら行けなかったよね?

これからだって、待ち合わせを外でする可能性もあるんだし、成実が電話持ってれば直接連絡取り合えるしさ」


確かにそうかもしれないな……

毎回俺の事で母さんの携帯に連絡してもらっても仕事してるから迷惑だろうし、俺が高校行きだしたら家に帰るまでは連絡取れないもんな

でも、携帯って機械代も掛かるし、使うにも毎月お金が掛かるんだよな?

さすがにお小遣いだけじゃ俺には持てそうもないな……


「確かに便利そうだけど…… わたしのお小遣いじゃ持てないし、自分でお金稼げるようになったら考えてみるよ」


「ほんとに成実は真面目だね、まぁそこが成実の良い所だと思うけどね!

でも、1回位おばさまに持たせてくれるように頼んでみたら?連絡直ぐにつかないと成実が困るんだからさ、おばさまも多分駄目とは言わないと思うよ?」


「う~ん…… でもなぁ……」


俺が話をしていると突然……


「姉ちゃんスマホまだ持ってなかったの?」

俺と歩美は少しビックリして声のする方を見た


「あっ、忠志?家に居たんだ……」


「寝てたんだから家に居るだろ!起きたら下で女の子の声がしたからさ、気になっちゃって…… ビックリした?」

上下ジャージ姿の忠志が頭を掻きながら言う


「そりゃいきなり話し掛けられたらビックリするよ!」


「わりぃな…… それはそうと、来てたの中西だったのか、卒業式振りじゃん」


「久し振り!忠志君居たんだね、相変わらず元気そう!」

そう言って2人とも笑顔だ


歩美、忠志と話した事あるのかな?

まぁ、中学一緒だから知ってても不思議じゃないけど……


「歩美、忠志の事知ってるの?」


「うん、クラスは違ったけど忠志君って話聞くのが上手くて良く相談乗って貰ったりしてたよ」


「そうなんだ、なんか意外……」

まぁ、忠志は俺と違って人気者だったからな……


「それよりも姉ちゃん、スマホ持ってなかったのかよ?俺はてっきり、もう親父に持たせて貰ってると思ってたよ」


忠志も甘いな、父さんがそう簡単に持たせてくれるわけないだろ……

“自分達で働いてから”が口癖なんだし


「持ってるわけないじゃん、忠志だって持ってないでしょ?」


「俺は高校決まった時に親父が持たせてくれたからスマホ持ってるんだぜ?」


「へっ?」


まさかの答えに思わず変な声が出ちゃったよ


父さんが持たせたって?

信じられないんだけど…… なんで?


「わたしが女の子になったからどうせからかってるんだろ?父さんが買うわけないよ」


「いやマジだって…… 姉ちゃんからかったらそれはそれで面白そうだからやってみたいけどさ…… ほらっ!これ」

そう言ってジャージのポケットからスマホを出して俺に見せる


「あっ……」


「俺要らなかったんだけどさ、姉ちゃんの事とかあるし、これから必要になるだろうから持ってろってさ」


「そうなの?全然知らなかったよ……」


あの真面目で頑固な父さんがそんな事言うなんて想像つかないけど……

よく持てなんて言ったよな……

とは言っても、俺がもし頼んでも良いって事にはならないと思うけどね

病院やらなんやらで沢山お金使わせちゃったから……


「ねっ?だから成実も話だけでもしてみたら?忠志君が持って成実に持たせてくれない事ないと思うよ?」


「うーん、考えとく」


「成実はほんと真面目だね…… て言うか頑固って言う方が合ってるかな?

可愛い顔してるんだからもう少し素直に人の話受け入れないとモテないぞ!」


「うるさいな…… しょうがないの!こう言う性格なんだから……

それにモテなくても別にいいし……」


「はいはい、まぁ時間掛けて私が性格を丸くしてあげるしかないね

ね?成実ちゃん?」

歩美が微笑んで俺を見ている


目が全然笑ってないし……


「出来るだけ直す努力するよ……」


「さて、成実そろそろ私達いかないと、時間間に合わなくなっちゃうよ?」


「えっ?あっ!もう14時廻ってるじゃん!確か15時過ぎの約束だよね?間に合うかな?」


大分話しちゃって美容院の事忘れてたよ……


「大丈夫だよ電車で行くから、今からなら丁度くらいに着くと思うよ」


「じゃ、歩美行こう

忠志悪いけどコップ片付けといてくれる?後、留守番頼むね」


「成実の部屋はまた今度だね、忠志君、成実借りるね!」

俺と歩美はそう言って自宅を出ていった……





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





JR桜町駅から二つ目の本町【ほんまち】駅に着き、改札を出てから東側に商店街を歩く

本町商店街のお洒落な町並みを観ながら石畳の歩道を歩美と5分ほど歩くと、レンガ調のお洒落な“ヘアサロン アトレ”と言うお店の前に着いた


「ここがうちの親戚のお店ね!叔母さんとお姉さんの2人でやってるんだ

叔母さんには成実の事話してあるから、心配しなくていいよ!」


時間も間に合ったし、良かった……


ところで歩美はどこまで俺の事話したんだ?

元々男だった事も話したのかな?

まぁ、今は間違いなく女の子だし、俺が元男って知ってても変な風には思わないと思うけど……

そう考えると、ちょっとドキドキしてきたな……


「成実、どうしたの?」


「ん?だ…… 大丈夫!入ろう!」

そう言い、俺と歩美は店に入った


“ウィーン”


店の中に入ると、レジの後ろの方に女の人が見える


「いらっしゃいませ」

女の人が俺達に気付いてこちらに来る……


店内は白基調の壁で明るい雰囲気で、ライトブラウンのフローリングがよくマッチしている

奥に鏡と白い椅子が並んでいるのが見えた


お客さんは見えないから、俺達だけみたいだ


「夏美叔母さん!連れてきたよ!」


「いらっしゃい!あゆ、その子が成実ちゃん?」


「そう!昨日電話で話した子だよ」


「初めまして、稲垣成実です

今日は宜しくお願いします!」


「うん、来てくれてありがとね

わたしは歩美の叔母の、高梨夏美たかなしなつみね、一応腕利きの美容師って事になってるわ」

冗談を交えて微笑みながら話している

人当たりがいい人だ


夏美さんは綺麗なブラウンのロングヘアで、毛先にかけてカールとゆるいウェーブがかかっていて上品で大人な女性って感じだ

印象的な力のある瞳と高い身長が一層美人さを引き立てている


歳は母さんと同じ位かな?美容師さんだけあってお洒落な人だな……


「電話で歩美から聞いてるよ、似合う髪型にしたいのよね?」


「似合うと言うか…… 伸びっぱなしで乱れてるから目立ってるみたいで……

変じゃなければ目立たなくなると思うんですけど……」


「また言ってる…… 成実が目立つのは髪のせいじゃないのになぁ」


「うふふ、わかったわ!

じゃ、切り揃えて伸びっぱなしに見えないようになればいいのね?」


「はい、そんな感じで……」


「わかった!じゃ、さっそく始めよっか!

それじゃ、成実ちゃんはこっちに来てくれる?

あゆは悪いんだけど、少しの間、店番お願い出来るかな?」


「うん、いいよ」

そう言い、歩美はレジカウンターの裏の椅子に腰掛ける


俺は夏美さんに誘導されて、店の奥にある白い椅子に座った


「はい、ちょっとごめんね」

夏美さんはそう言って、髪避けのカットクロスを俺の首元に巻いてくれた


「眼鏡は預かっておくね」

そう言い、鏡の横の眼鏡ホルダーに眼鏡を置く


「成実ちゃんの髪の毛はいい毛質だね、癖もないし羨ましいわ、朝も準備楽でしょ?」

夏美さんは俺の髪を解かしながら言った


「まぁ…… その…… 髪のセットは自分でした事なくて…… 寝癖もあんまり付かないから多分楽なんだと思います……」


「あっ、ごめんね、成実ちゃんの話は歩美から聞いてるよ

そんなに気を使って話さなくても事情は知ってるから」

そう言って夏美さんは髪を切り始める


歩美が話しておいてくれて助かったな……

自分の髪を自分でセットした事ないなんて、普通だったらおかしな子って思われても仕方ないからな……

歩美や夏美さん、俺の事情知ってて優しくしてくれるし

俺って凄く運がいいよな……

恵まれてると思う


「こんな女の子他に居ないですよね…… みんな自分で髪型セットするのに出来ないなんて……」


「そんな事ないよ、初めから1人で出来る人なんかいないし、成実ちゃんは女の子になってまだ日が浅いんでしょ?

これから練習すればどんなヘアスタイルも出来るようになるわよ

人間、数をこなせばなんでも出来るようになるから、心配しなくても大丈夫!

現に日にちが経って女の子で扱われる事にも少し馴れてきてるでしょ?」


「そう言えば…… 確かに……」


初めは可愛いとか言われるも嫌で、恥ずかしいって思った事もあったけど、最近は社交辞令だと思って気にする事も減ったしな

女の子の服も着るのが嫌だったけど、今はあんまり抵抗がなくなった気がする……

スカートはまだ馴れないけど、前ほど恥ずかしさは無くなってるよな

言葉使いも少しずつ直してるし、俺も数をこなせばもっとちゃんとした女の子になれるのかな?


「ここで会ったのも何かの縁だから、判らない事あったらいつでも話聞いてあげるよ」


「はい……!」


話を聞いたら少し自信がついてきたな

もっと頑張らなくちゃ!


「そう言えば、2人で美容院をやってるって聞いたんですけど、今日はもう一人の人はお休みなんですか?」


「そうよ、たまたま休みの日で今日は私1人なのよ

家族で切り盛りしてるから、お休みもたまにしかあげられないんだけどね

今日居ないのは、私の娘なの、後もう1人息子がいるけどまだ学生だからね」


「そうなんですね、夏美さんってお母さんだったんですね」


そうか歩美の言ってたお姉さんって娘さんだったのか……

もう1人の息子って言うのは何してるんだろ?


「そうなのよ、こう見えて結構おばさんなのよ?」


「そんな事ないです!夏美さん凄く綺麗だから子供がいる事にびっくりしちゃって……」


「そんな事言ってくれるの成実ちゃんだけね、成実ちゃんは優しいわ」


俺と夏美さんは世間話を暫くして時間を過ごした……



「はい!お疲れさま!出来たよ!なかなかいい感じになったね!」


「ありがとうございます!」

夏美さんにカットクロスを外して貰い、眼鏡を掛けて目の前の鏡で髪型を確認してみる……


前髪は眉毛が少し隠れる位の長さで自然な感じで長さを合わせてある

肩まで伸びていた髪は顎のラインで切り揃えて、後ろは首が見える程度に切ってあって前側より後ろが短いヘアスタイルみたいだ

頭の上は丸みを出すように切ってくれたみたいで、見た目がとても綺麗でまとまった感がある


「どう?元々のストレートヘアと栗色の髪を生かしたヘアスタイルにしてみたよ」


「凄い!綺麗です!まとまってる感じで気に入っちゃいました!」


「良かった!流行りの前下がりショートボブにしてみたんだよ

成実ちゃん頭の形もいいし、顔も小さくてシャープだから似合うでしょ?」


「髪型しか変わってないのに自分じゃないみたいです!」


「自然な感じにカットしたから見た目もいいし、朝もドライヤーと櫛でスタイリングするだけで簡単にこのヘアスタイルになるから成実ちゃんでも問題なくスタイリング出来るわ」


「そこまで考えてしてくれたんですか!?

夏美さんにお願いして良かったです!」


「そんなに喜んで貰えると私も嬉しいわ!」


夏美さんに感謝だな

これで髪型を気にする事も無くなったし、朝も俺1人で髪をセット出来そうだ


「わあ! 成実めちゃ似合ってるじゃん!クールな感じに可愛さが入ってバッチリだね!」

店番をしていた歩美が俺のところに来て言った


「可愛いかはわからないけど、自分には似合ってる髪型だよね」


「またそんな事言ってるし……

可愛いものは可愛いの!ほんと成実って自分のスタイルの良さに気付いてないんだね

ほんと嘘みたいだよ……」


「そんな事言ったって、わたし別に普通だよ?歩美の方が女の子って感じでわたしなんかよりも全然スタイルいいじゃん!」


「成実はまた別格なんだよねー、例えるなら女の中の女って感じだね!」


「なんだよそれ……よくわからないや」


「まぁ成実がどうであれ、周りがほっとかないって事よ」


「ふふっ、2人とも楽しそうで良いわね!

成実ちゃん、今日は私も勉強させてもらったからお代はいらないからね」

俺が歩美と話しているうちに後片付けをして戻ってきた夏美さんが言った


「えっ?駄目ですよ!やって貰ったんだからお金払います!」


母さんに美容院のお金も貰っちゃったし、ここまでしてくれたのに代金を払わないわけにはいかないよ……


「じゃあ、成実ちゃんの写真撮らせて!それがお代変わりならいいでしょ?」


「えっ?写真ですか?夏美さんがいいならそれでもいいですけど……」


俺の写真なんかでいいのか?それでお代の変わりになるとは思えないけど……


「ふふっ!ありがとう!お店に今日のカットの写真を飾りたいと思って!

成実ちゃんなら美人だし、モデルとして飾っても違和感ないからいいかしら?」


「お…… お店に置くんですか!?」


「そう、ヘアスタイル凄く似合ってるから店に写真置いたら目を引くと思うの!ちゃんと撮ったらポスター仕上げにして飾るからいいと思うんだけど……」


そう言う事じゃ無いんだけど……

やっぱりお金払うって言っておけば良かった……

でも、良くしてもらったし、美容院に飾るくらいなら多分目立たないから大丈夫か……


「駄目かな?」


「いいです!大丈夫です!写真撮ってください!」


「ありがとう!カメラ準備してきたから数枚撮らせてね!」


準備してあったんだ……

夏美さん初めから俺の事写真に撮るつもりだったんだな……


「成実って頼まれると断れない性格なんだね、でもこんな事滅多に無いんだし、いい想い出になるよ!」


「じゃ、成実ちゃん少しお化粧しようか?私がしてあげるからこっち来て!」


「お…… お化粧です…… か!?」


俺は夏美さんに言われるがままに、人生で初めてのお化粧をした……

一応、お店のモデル写真なので、撮影用に本格的にお化粧をしてもらった……

お化粧を終えて、俺は夏美さんが撮るカメラの前で、色々な表情やポーズをして夕方まで過ごした……



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