たりない二人〜どっちもどっちなら〇〇させればいいじゃない!
よろしくお願いします!(´∀`*)すごくしょうもないです!
「トーマス様!一体なにを…!!」
「はなしなさいよ!!」
私はブラウン伯爵家の長女です。家族は両親と妹。両親は妹だけを可愛がり私のものは奪われてばかり。
そう、婚約者のトーマス様も…
などとうつうつと日々過ごしていたのですが気がついたら屋敷の地下室で謎機械のたくさんついた椅子に拘束されていました。妹とともに。
目の前にたつトーマス様がおっしゃいます。
「お前らはどちらも貴族家当主として不適格だ。自覚はあるか」
「そんな…!」
「なにいってんのよっ!!」
妹はたしかに遊ぶばかりで何の務めもはたしませんでしたが私は両親の代わりに色々と…!!
「まず姉!!
マナーや教養は十分以上だ。厳しくしつけられただけある。家の仕事も内外にわたり両親に代わり勤めている。その点では当主として充分たりる」
あらほめられました。
「しかし社交力が皆無!!!妹のばらまく悪い噂を訂正することすらできん!
やれと言われて従うばかりで悪意に抵抗しようという気概もなければ能力もない!
真面目でコツコツやってれば誰かが見ていてくれるじゃないんだよ!
お前が当主になったら味方ヅラしてやって来た奴らにむしられるだけむしられて悲劇のヒロイン面してるのが目に浮かぶわ!」
「なっ!」
「ははーーっ!お姉様ざまあーーー!」
「逆に妹!!
お前は社交力や人身掌握術はそれなりだ!
しかしマナーも教養も五歳児以下で性根がひんまがりきっている!!自己アピール力はたいしたもんだが全ての力を他人を見下すために使っている!!
何でそうなったんだお前は!!」
「はあ!!?なによそれええ!!」
「うふ…」
トーマス様ったらあほかと思ってましたがなかなか見る目があるのかしら…
「しかし俺はお前らのどちらかと結婚しなければいけない!!
子爵家三男の俺はお前んちに婿入りできなければ詰むからだ!!
そこで俺は考えた!!
お前らはそれぞれ足りない!しかしお互いが足りないものを持っている!!
つまりお前ら二人を合体させればいいのだ!!」
「「はあ!!!?」」
「お前らがいま座っている俺の作った合体マシーンで理想の当主をつくりあげるのだ!そして婿入りした俺は楽しい発明をして一生くらす!!」
「何を勝手な!!!」
「無茶苦茶よ!!!」
「うるさい!いくぞ!!
合!!!体!!!」
「「ダメーーーーーーーーー!!!!!!!」」
ガシャーーーーン!!!!
激しい光
振動
そして………
「こうなるかー」
「こうなりましたわね」
私たちは合体した。結果でかくなった。
肉体二つ分なのだ。それはそうだった。
「不思議な気持ちだわ……」
妹と合体したら、己の中の妹(姉)にむかつきすぎて自殺したくなるのではと思ったけど……
二人の記憶もあわさって、お互いの感情が理解できる……
私も辛かったけど、妹も辛かった…。
姉の働きはたいしたものだったし、その立ち回りはクソだった。
妹の根回しや立ち回りはなかなかだったし、その脳みそはカスだった……。
今私たちは、ひとつになった……
「まあいい。でかいくらいかまわん。
よーしこれで結婚できるな!」
「んなわけありませんでしょ!!」
というわけでトーマス様は非道な人体実験を行ったとしてつかまった。この実験に賛成していた両親(妹に家を継がせて姉に仕事だけおしつけようとしていたが、妹の頭がよくなる実験だといいくるめられていた)もとっつかまり、まあなんか仕方ねえなってことで姉だか妹だかわからん私が当主となった。書類上は姉です。嫡女なんで。
トーマス様は「何をされても許す姉の優しさはどこへいった!」とわめいていたが、やはりあの人は見る目がなかった。
姉は自己犠牲型で自己救済能力が死んではいたけど、どっかでキレるタイプだったのです……。べつに許してはいなかった。そしてそこへ加わった妹は全員ぶっ殺人間でした。
そういうわけで、私は国一番のなかよし姉妹(単体)として、きちんとブラウン家の当主を務めたのです。
ちなみにとっつかまったトーマス様はその発明でもって国に奉仕していましたが、真の勇者を作るのだってんで勇者戦士魔法使い僧侶などの勇者パーティーを合体させた際、支援魔法使いをいらんやろとハブったせいで破滅したそうです。
めでたしめでたし♡
ありがとうございました!(´∀`*)
タイトルの割に実際はべつのあれでした…!




