とんかつ屋さんはすり鉢にソースを入れた。
掲載日:2025/11/14
別れたはずだった、君は3年前に木陰を落とした。真面目な旦那と出会いは2年と半年前に逆上った。
前の人とは、出会いは友人の紹介だった。高校の時の友人からは、たまに面白い事を言う人がいるのよと、勧められた。
はるばる県の境から市の中心へと電車に乗り込み、疲れに華が咲いた。
どこか幼さが残った口元の端々が、花瓶の花が咲き誇った。
森林の木陰に、あなたはカメラを私に向けて、無邪気な素顔の微笑に手をふる。
大人になって、頬に手を振る姿に、喜ぶきみは。
子犬は離れて、旦那はSE。
別れをつげたあなたは、そよ風とともに、そばにいたあなたは華奢なスーツに襟が締まった。
平日の人の少ない飲食店にて夕方の外食。
店員が案内したのは、寝癖が残った馴染んだ姿だった。
首をかしげて、メニュー指を記した、あなたに、テーブルに体をもたした、左手の指輪をなぞった。
あなたは、そっと手を握った。
空いた片手を、そっと、薬指の指輪を触れる。




