第63話
第63話
影狼たちには彼女たちの影に潜んで貰い
バレない様護衛をして貰っているから低階層だけなら何の心配も要らない。
「じゃあ、今から行くから後ろをついて来てくれ。
それと見慣れないものばかりで気になるだろうが危険なものかも知れないから
触らないで先に俺に一言声を掛けてくれよ。」
「はい。」
「わかったわ。」
俺は普段1階層には行かないから、
支局長の丸山さんに低階層のモンスターのラインナップを確認してきた。
俺は、今日初めてスライムに遭遇する事になる。
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇
「俊介さん何かぴょんぴょん跳ねてこっちに来てます。あれが魔物ですか?」
【スライム】
半透明のゼリー状の魔物。
「ああ、あれはスライムだ。ここから倒すぞ。」
≪石弾≫
「えっ今、何をしたの?スライム?に何か当たって消えたわ?」
「魔法だ。今のは土の魔法で「石弾」と言って、石の弾丸を撃ち出す魔法なんだ。」
「えっ、魔法なんですか?凄いです!!」
「本当に、迷宮の中では魔法とかが使えるようになるのね。」
「あっ、何か落ちてます。」
【スライムスターチ】
ポーションの材料になる。
俺はそれを拾うと2人に説明する。
「これは「スライムスターチ」スライムのドロップ品でポーションの材料になるらしい。」
今日は自動回収は魔石のみにしているから普通に魔物はドロップ品を落としていく。
ちなみに今日のスロットは
<スロット>
魔物出現率(20%UP)
魔石ドロップ(1/1匹)
アイテムドロップ(1/1匹)
宝箱出現(1/50匹)
ドロップ品は確実に落とすから満足度は十分だろう。
それにゆっくりしたペースだからどうなるかわからないが
もしかしたら一つ位はは宝箱を見せてやれるかもしれない。
途中、階層間の階段で休憩をいれた。
喉を潤すのは迷宮産の果実
【 グレプの実 】
上級ポーションの材料になる。
食材・そのまま食しても美味。
微量の体力回復効果あり。
まだまだ沢山あるから食べてもらい
体力を回復して先へと進む。
2人共、気に入ったようなので
後でもう一度渡そうと思っている。
気に入られたらブクマと
評価をよろしくお願い致します。