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第50話

ブクマと評価有り難うございます。

読んでくださる方が急激に増え驚いております。

素人丸出しの稚拙で読みづらい物語ですが

皆さまの豊かな想像力で各々補って頂ければと思っております。

もうしばらくお付き合い頂けると幸いです。


追記;誤字報告は大変助かっております。

   有り難うございます。

第50話


俺が乗り込むと工藤さんが続き

車のドアが閉まる。


中には女性が2人並んで座っていた。


【名前】鷹宮栞里

【性別】女

【年齢】20

【感情】片恋

【役職】鷹宮財閥令嬢



【名前】鷹宮美月

【性別】女

【年齢】36

【感情】好感⇒親愛

【役職】鷹宮財閥ヨーロッパCEO


何でこの2人は好感度がこんなにも高いのだろう。


特に令嬢。

会った事も話した事も無いだろうがと

思わず突っ込まずにはいられない。


席を進められたので

真ん中のソファーへと腰を下ろすと車がゆっくりと進みだした。


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


「ごめんなさい。

迷惑をかけてしまったみたいね。

まさかあんな騒ぎになるとは思ってもいなかったの。」


前回とは違い随分としおらしい。


【感情】親愛が関係あるのだろう。


「覚えておくといいさ。

庶民は珍しいものがあったら何にでも群がるってな。」


「勉強になったわ。」


「で、今日は?」


「付き添いと私たちが決めた報酬を渡しに来たのよ。栞里。」


「ひゃっひゃい。」


うつむいていた令嬢。

改め栞里ちゃんは“もじもじ”しなから顔をあげた。


「元気になって良かったな。」


「はっはい。お蔭様で家族と元気に再会する事ができました」


「さっきまでの勢いはどうしたのよ?

言いたい事があるなら今言っとかないと

後で後悔する事になるわよ。」


「わっわかってますから。


あっあのわっ私、あの時もう駄目なんだっ最後に家族に逢いたいって思いながら

意識が段々と無くなっていったんです。


そうして次に目が覚めたら

御爺様が私に縋り付いて泣いているし

後ろで父と母が顔をくしゃくしゃにして大泣きしていて驚きました。


そして理由を聞いたら事故に巻き込まれて大火傷を負って

瀕死の状態だったのだと言われました。


その後に少しずつですが

事故に巻き込まれた時の事を思い出してきたんです。

途端にその時の恐怖も一緒に甦ってきて身震いしてしまいました。


ですがその後自分の姿を見せられた時に

火傷の傷跡が残っていなくてまた驚いてしまいました。


ですので治療中に何があったのかをどうしても知りたくて

御爺様には反対されたのですが無理を言って

治療の記録映像を全部見せて貰ったんです。


最初に見た時。

自分の事なのに映像を見て思わず吐きそうになりました。

そしてこんなの絶対に助かるはずが無いって思ったんです。


そして早送りの映像でですが

交代で看護師さん達がポーションをかけ続けてくれているのもずっと見ました。


だけど変化が無くて。


でも映像が切り替わった時に変化が起きたんです。

けっ怪我が“どんどん”塞がっていったんです。


でも手脚は治っていなくて。


そんな時に奇跡を起こしてくれる人が現れたんです。


そっその人は防護服の頭巾を脱ぎ捨てると

スタッフの制止を振り切りポーションを自分の口に含まれると

私の唇に唇を重ねるとポーションを口移しに飲ませてくれたんです。


すると手が脚が光って生えていて

元気になっていく自分の映像を見て驚いてしまいました。


それなのに。

お礼を申し上げる前にその方は姿を消されていて。


今日、お会いできるのをとても楽しみにしてたんです。


あっあの。

助けて頂き本当にありがとうございました。

とても感謝しております。

本当に何度お礼を申し上げても足りないくらいです。

しょっしょれと、きっキッスとはっ裸を見られた事については

全然怒っていませんから。

むしろ、ひんしょうなからだ・・・あうあぅっ」


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


栞里ちゃんは

そこまで言うと顔を真っ赤にして俯いてしまった。


うっわぁぁ記録が残ってんのかよ。


俺の黒歴史を嬉しそうな顔で語って貰った。


セクハラ扱いで気持ち悪いとか

言われなかっただけマシなのだろうか?


あの時の俺よ、他の方法は無かったのか?と問い詰めたい。

お願いしてその部分だけでも消して貰えないだろうか。


人から改めて聞かされると滅茶苦茶

恥ずかしい内容なんですけど。



気に入られたらブクマと

評価をよろしくお願い致します。


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