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第40話

第40話


翌日はいつも通りの時間に迷宮に行くと

監視所の横には6個もタイヤがある物凄く長い車が止まっていた。


凄いなと眺めながら通り過ぎようとしていたら

扉が開いて何故か工藤さんと爺さんとが降りてきて

俺のいる方へと歩いて来た。


「昨日はいつの間に姿を消されたのですか?

全く気がつきませんでしたよ。

貴方がいなくなった後御前から直ぐに貴方の事を探すように指示が出たのです。」


「お礼を言おうと思ったらお主がどこにもおらんではないか。

わしらは困ってしまったわい。」


「そうか。俺は昨日朝から探索した後だったから疲れて帰ったんだ。

それに折角の家族の触れ合いを邪魔しちゃ悪いからな。」


「何を言う。お主には返しきれない程の恩が出来た。邪魔な事があるものか。」


「そうか。まぁこういう時はありがとうって言ったらいいのかな?

で、2人はお礼を言う為にここで待ってたのか?」


そう言うと2人は何故か呆れた顔で俺を見つめてきた。


「昨日の治療費の相談をしたいからお主を待っていたんじゃ。」


「本当は家の前で待ち構えようとされていたんですが

迷惑になると思いこちらでお待ちしてたんですよ。」


あの車でアパートの前まで乗り付けられられなくて良かったと思いながら

俺は顔を若干引きつらせた。


「だが治療費は昨日貰ったぞ。」


「何を言っている。

それはランク3のポーションの代金で

わしが言っておるのはその後の治療行為に対しての報酬じゃ。」


「いやぁ、うん、まぁ、少し静かに喋ろうか。

取り敢えず俺は今から満月後の迷宮がどうなったか確認してきたいから後にしてくれないか。

昼頃には戻って来るから話はその後にしよう。

それで良いか?。」


「わかった。お主に迷惑をかけるつもりはない。昼頃ここへ迎えの車を出そう。」


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


何て言って断るかな。


要らないって言っても納得しないだろうな。


階層に大幅な変化が無ければ、

ポーションは50階層に行けば手に入る。


手に入らなくても

ポイントを稼いで交換すればいい。


最初は憧れて探してたし

あったら便利だなと思っていたが

俺にとってポーションはそこまで重要では無くなった。


今では回復魔法も手に入れ

今は無理でも、いずれは作れるようになるだろう。


あの様子だと物凄い額の報酬が提示されそうだ。


正直これ以上の金を貰っても庶民の俺では使い切るのは到底不可能だし

数字が増えていくのは好きだが一目で金額が把握できる数字が限界だ

通帳の肥やしになるのが目に見えてる。


これからの状況を回避できそうな職業に心当たりはあるんだが

はてさてどうするかな。



気に入られたらブクマ、評価をよろしくお願い致します。

継続して書き続けていく自信が欲しいので。

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