第38話
第38話
今からランク3のポーションを使った治療が行われるので
俺と爺さんと怪我した娘の両親は
防塵服を着て集中治療室の中へと入っていく。
奥にはベットがあり今もポーションをかけ続けている。
近づいていくと患者の鑑定結果がわかり驚いた。
【名前】鷹宮栞里
【性別】女
【年齢】20
【状態】瀕死:意識無し/火傷70%/欠損:左腕炭化/右脚炭化
この状態で生きていられるのか?。
孫だと言うから子供かと思ったら立派な女性だった。
「爺さん。この火傷がランク3のポーションで本当に治るのか?」
「誰かお前さんに怪我の状態を伝えたかな?、
まぁいい。それなりの経験もありそうじゃし自身で判断したんじゃろう。
正直言ってわからん。
今の所ランク3のポーションの効果でわかっているのは
不治の病が治って元気を取り戻した事だけじゃ。
それにずっとポーションをかけ続けておるが
治療を始めた時に比べれば良くなっておる。
それなら後はランク3のポーションに縋るしかあるまい。」
どういう事だ?
ポーションの詳細な情報は知らないのか?
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇
今から治療が始まる。
医者が1本目のポーションをかけていく。
傷口から魔物が消える時の様な光の粒が登り始め
体の傷がじわじわと塞がっていく。
【名前】鷹宮栞里
【性別】女
【年齢】20
【状態】瀕死:意識無し/火傷70%⇒50%/欠損:左腕炭化/右脚炭化
火傷が20%回復した。
ランク3のポーションで傷が20%回復なら
4は半分の10%。
5は更に半分の5%くらいだろうか。
続けて、2本目をかけていく。
【名前】鷹宮栞里
【性別】女
【年齢】20
【状態】重症:意識無し/火傷50%⇒30%/欠損:左腕炭化/右脚炭化
やはり。
ランク3のポーションは傷が20%回復で間違いない。
顔も火傷しているがランク3のポーションをかけた事で比較的見られるようになった。
両親をみれば想像がつくが大した美人だったのだろう。
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継続して書き続けていく自信が欲しいので。




