第２８話
第２８話
今日は少し早めに切り上げたので
遠回りをして、銭湯で汗を流し
居酒屋で一杯やりながら晩飯をとることにした。
久々の酒を飲みながら
今朝のニュースを検索してみる。
速報ニュースの内容はコメリカ合衆国の迷宮から
初のランク３ポーションが見つかりオークションにかけられたとの事。
落札価格は32億円で落札者はどこぞの大富豪だったらしい等々。
あと続報として
その後ポーションを使用した大富豪の奥さんの不治の病が完治した等々。
32億円は凄いと思うが使い道がないし
目立つと変な奴らに目を付けられかねない。
なので売らずに自分用に確保しておく事にする。
それとランク２以上のポーションの情報は存在しなかった。
と、そこで晩飯がテーブルへと届いたので
調べるのは止めにして
温かいうちに美味しくいただく事とした。
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇
帰りながら打ち出す石と大岩が破損して不足してきたので
どうしようかと考えていたら
帰りの空き地に大量の冷蔵庫や洗濯機が不法投棄してあったので
これは良いやと貰っていくことにした。
これからは行き帰りにあったら回収する事にしようと思う。
そして石は明日にでもまたホームセンターに購入しに行くかと考えながら家に帰ると
配達の不在連絡票が挟んであったので届けてもらうことにした。
頼んでいた通販がやっと届いた。
スリング用のパチンコ玉
使えることは分っているので
不足しないよう追加注文を掛けておく事にした。
これで49階層はなんとかなるだろう。
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翌日。
意気込んで49階層の転送広場へと転移して階段を上っていくと
そこにはまたもや見慣れた両開きの扉があり押してみるも動かない。
危険察知も敵意感知も反応が無いので
影狼たちに中を覗いてもらうが、
中は部屋になっており奥には同じ様な扉があって
中には何もいないとの事
念の為に中から扉を押してもらったがビクともしなかった。
当たり前の事だが普通は順番を飛ばして逆走をする奴はいないはずで
上から順に攻略して中の敵を倒せばきっと扉が開くのだろう。
いずれは上から攻略するが今の所は金には困っていないので
諦めて50階層でポイントと宝箱を稼ごうと思う。
それに採取が終盤にならないと魔物は出て来ないから
それまではのんびりできて素材も手に入るから。
今日の運試しのスロットを発動する。
＜スロット＞
魔物出現率（６０％UP）
魔石ドロップ（１／８匹）
アイテムドロップ（１／４匹）
宝箱出現（１／１００匹）
今日は余り良くない。
まぁいいのんびり採取からだ。
影狼たちが駆け出していく。
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇
戦闘も無事に終わり宝箱を開いていく。
結果は6箱。
【ランク５ポーション×５】
体力回復 傷回復
【ランク４ポーション×１】
状態異常回復 体力回復 傷回復
それと途中で紅いクリスタルゴーレムが出てきたので倒すと、
【試金石（低級）×１】
ポーション作成に必要な材料をドロップした。
とりあえずは全部倒すから関係ないのだが
今後重要そうなアイテムなので
現れたら積極的に倒して回収する事にする。
ポイントについては昨日の半分で確かに少なく感じるが
スロットしない状態より多いので
欲張らずに地道にやることで焦らないように心掛けるようにする。
気に入られたらブクマ、評価をよろしくお願い致します。
継続して書き続けていく自信が欲しいので。
