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第24話

第24話


帰りは念の為影狼たちに陰ながら護衛をしてもらい

根利間のスーパー銭湯でくつろいだ後食事をとって

無事に家へとたどり着いた。


怖い思いもしたのだが

なんて充実した1日だったんだろう。


今日の稼ぎで暫く働かなくても十分生きていけるのだが

ぶっちゃけ金はあっても生活出来ればOKの貧乏性なので

別段に今の所やりたい事も思いつかない。


しかし何かやらないと時間がもったいない気がしてしょうがない。


なのでポイント稼ぎの為にも

明日も近くの迷宮へ潜ろうと思っている。


あとポーションも見つけてみたいと思っている。


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


早めに目が覚めた俺は散歩がてら

食事をとるついでに近くの迷宮を目指し歩いていく。


途中。駅前に喫茶店があったので窓側の席に座り

コーヒーを飲みながら

右に倣えと出社するサラリーマン達を眺め

スマホの速報ニュースに目を落とす。


速報ニュースの内容はコメリカ合衆国の迷宮から

初のランク3ポーションが見つかりオークションにかけられたとの事。


落札価格は32億円。

落札者はどこぞの大富豪だったらしい等々

俺には関係ないようなニュースを読みながらのんびりと朝をくつろぐ。


時々、うらやましそうな顔をする通りすがりのサラリーマンと目が合うが。


俺は勝ち組。


やましい事は一切ないので堂々とした余裕のある態度をとる。


時刻は午前9時過ぎ。

人もまばらになってきたので

モーニング代1200円を迷宮パスで支払い俺も迷宮へと出勤する事にする。


俺にとっては超贅沢。

前は朝食は100円おにぎり1個に自前のお茶で済ませ

昼は前日の晩に購入した半額弁当

当然食べる頃には賞味期限切れだった。


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


今日潜るのは因縁の戸夜嶋迷宮。


監視所の前を通る時に引き止められたり声を掛けられたりしないか

少しドキドキしながら素通りする。


平日の早い時間の為人はいないようなので上手くやれれば稼げそうだ。


なのでスロットを発動する。


<スロット>


魔物出現率(80%UP)


魔石ドロップ(1/1匹)


アイテムドロップ(1/2匹)


宝箱出現(1/50匹)


大当たりだ。



確認をしながら階段を降り

装備の早装着を行い転送広場へと上る。


<迷宮転移>と意識してみると

行先の選択に案の定50階層が表示されていた。


ただし50階層が出るのを知っていたのではなく

前回に俺が訪れた隠れ魔物の炎龍がいた階層は

実は下層域の迷宮で満月の夜だったために

迷い込んでしまったのではないのかと推測しただけ。


もし転移しても今回は安全な階段の中の為

正規のあの階層はどんな感じなのか安全地帯から眺めてみたい。



50階層を選択して転移してみる。


≪迷宮転移≫


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


昨日稼いだポイントとお金のほとんどが

5階層の巨大蜂の魔物、巨大蟻の魔物、巨大蛾の魔物からだった。


判っていた事であり予想していた事でもあるが

低階層ではドロップ品がしょぼく

魔石もポイント交換するとき階層数イコールポイント数なので

同じ1匹でも階層が多い方が断然稼ぎが良い。


なので、俺は安全地帯である階段から様子を見て

影狼たちには周辺を偵察してきてもらおうと思っている。


もし、大丈夫そうなら51階層を試してみて

駄目そうなら50階層を試し

どちらともダメならおとなしく1階層から攻略する事にする。


気に入られたらブクマ、評価をよろしくお願い致します。

継続して書き続けていく自信が欲しいので。

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