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第17話

第17話


階段から一歩踏み出すと

樹海の中から魔物が集団で現れる。


握りこぶし程の頭を持つ蜂の魔物の集団で

羽音を盛大に鳴らし襲って来た。


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


魔物が出てきたら連携して倒すようにと

指示をしていた2体の影狼は

槍の様な影に姿を変化させると

魔物へと突き進んでいった。


そして、敵の直前で急に動きを止めると影から姿を現し

口の中からバチバチと火花をあげる眩い光球を

上空へと打ち出した。


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


打ち上げられた眩い光球が

敵の影をくっきり地面へと焼き付けると

継いで上空の光球から稲妻の刃が打ち出され、

敵の影を目掛けて突き刺さっていく。


そして大量にいた蜂の魔物は光の粒となって消え

2体の影狼は消えていく魔物を置き去りに

そのまま樹海の中へと駆け抜けてった。


もの凄く強くないか。


敵の影を攻撃して倒すとは凄すぎる。

それに多対戦でも難なく戦えている。


ただし人の大勢いる所では使用を控えるべきだろう。


よし、俺も負けていられないな

頑張って沢山の魔物を倒す事にしよう。


◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆



昔、最初にこの階層に辿り着き探索したダイバー達が

集団戦闘をしてくる魔物と遥か上空を飛び回り

痺れ粉の鱗粉をまき散らす蛾に嫌気が差して

次の探索時に仲間たちとガソリンを撒いて

この階層を焼こうとした事があるのだそうだ。


しかし、すぐに火は鎮火していき

自棄で放ったダイナマイトも全て爆発しなかったとの事。


そう言う事があり

その後の長年の検証で迷宮が一度危険物と判断した外界の物は

それ以降持ち込めなくなるらしいと言うのが定説なのだそうで。


そして、それよりも前の検証で判っていることは

迷宮の中に銃や刀などの危険な武器類は持ち込めず

中に入ると消えて無くなると言うのが今では当たり前の事らしい。


◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇


と、調べたことをもう一度思い返したのは

森の中の魔物は一旦影狼達に任せて

俺ははるか上空から痺れ粉の鱗粉をまき散らしている

蛾の魔物を倒そうと思っているからだ。


気に入られたらブクマ、評価をよろしくお願い致します。

継続して書き続けていく自信が欲しいので。

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