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死出山怪奇譚集

死出山怪奇譚集番外編 遥かな地への旅

作者: 無名人


 冥界での激戦が終わり、夢前の一件は無事に収束した。冥界の死神達は、それぞれの日常を過ごしている。


 そんな中、一人冥界を飛び出して現世を旅する死神が居た。名前はエメルダ、氷姫の血を受け継ぐ氷の死神である。エメルダは、小さな蛇の怪、水蛇と共に旅をしていた。


 現世に来て、エメルダがまず驚いたのは、人間がこれほどまでに多いという事だった。冥界で暮らすエメルダは、死神の人数も多いと思っていたが、現世で暮らす人間はそれを遥かに上回る程多かった。


 また、冥界では見かけない動植物達もたくさん見かけた。元々現世に住んでいた水蛇も、見かけないものもあった。




 旅を始めて一年が経った。その間、二人は砂の海、氷の壁、炎を噴き上げる山々と、色々なものを見て回った。

 現世にはお金というものがあり、昴に貰った僅かな金銭が無くなった時は、現地で働いた事もあった。エメルダは、人間達に避けられると思っていたが、旅をするエメルダに対して皆親切で、何度も助けられた。




 そうした日々が続いたある日の事だった。荒地に行き着いたエメルダは、オアシスで休憩していた。小さな少年の姿になっていた水蛇は、エメルダから水を受け取り、それを飲み干す。

「凄い所まで来ましたね…」

「そうね…」

エメルダも水蛇と同じように水を飲み、地面に座り込む。



 この荒れ地は、オアシス以外はほとんど草木が生えておらず、人里がある気配もない。エメルダ達は偶然此処に行き着いただけだったので、休憩が終わったら帰ろうと思った。


 その時、エメルダ達の背後で気配がした。振り向くと、茶色いボロボロのローブを纏った人物が居る。その人物は、エメルダに見られた事に気づくと、荒れ地の中を走って逃げて行った。

 エメルダは、その人物に人ならぬ気配を感じて、追いかける事にした。

「あの人…、人間じゃない…!」

その人物は、荒れ地の中を軽やかに走り抜けて行く。エメルダは、水蛇を蛇の姿に戻して、必死に追い掛ける。



 しばらく走っていると、木陰に小さな小屋があるのが見えた。その人がそこに入ったのを見て、一緒に入る。

「どうして追い掛けて来た?!」

エメルダ達が入り込んで来たのに気づき、その人物がローブを外してそう叫ぶ。エメルダは、その声には驚く事なくこう言った。

「私はエメルダ、あなた達に人以外の気配を感じて追い掛けて来たの」

「お前も死神なんだろう?それぐらい分かっているよ。俺はボルト、雷の死神だ。俺達はこの周辺を管轄してる。」

ボルトは、大人の女性にしては身体が小さいエメルダと同じくらいの背で、声と態度からして十四歳くらいに見える。此処を管轄しているというが、あまり手慣れていないように見えた。



 ボルトは、自分以外に一緒に行動している死神が居ると言っていたが、一体どういう事だろう。すると、ボルトは向こうの方に居る誰かを指差した。

「あいつはルイザ、俺と一緒に此処にいる死神だ」  

ルイザは、先程ボルトがしていたのと同じようなローブを纏っていて、小屋の隅の方でじっとしている。

「どうしてルイザさんはローブを外してないの…?」

「俺もルイザがローブを外した所を見た事がないよ」

ルイザはフードをすっぽりと被っていて、顔が見えなかった。



 ボルトはローブを再び纏って、小屋の扉を開けた。

「人里に行ってくる、今日は死人は出ないがそろそろ行かないといけないからな」

「それってどういう事…?」

「俺は奇形なんだ。人間の生気を吸わないと俺は霊力を維持出来ないんだよ」

「奇形…」

死神は神であり人でもある存在で、低級神の中でも不安定だとされていた。その為、時々死神とは異なる性質を持つ者が産まれる事がある。その性質は、生涯変わる事なく、自分の中に存在し続ける。

 エメルダは、その事を本で知っていたが、実際に見るのは初めてだった。

 


 ボルトは、吸気の能力を持つ死神だった。そして、ボルトはルイザの方を見る。

「ルイザも奇形のはずなんだが…、それを俺には見せてくれないんだよ」

ボルトがそう言うと、ルイザがちらっとこちらを向いたような気がしたが、すぐに目線を反らしてしまった。

 二人の小屋は狭く、これ以上人が入ったら溢れかえりそうなくらいだった。人間だとしても、死神にしても若い二人がこうして暮らしているのに、エメルダは疑問を持つ。

「二人のご両親は何処に居るの?」

「両親は、別の所で仕事をしてる。俺達も現世の事を学ぶ為に頑張らないとな」

そして、ボルトは扉を閉めて何処かに行ってしまった。ボルトが居なくなった後、エメルダと水蛇は小屋全体を見渡す。


 

 小屋の中には小さなランプと、煮炊きが出来る煙突付きの小さなかまど、ボロ布を継ぎ接ぎしたベッドが二つあった。二人は、人里から離れたこの場所で、目立たないように暮らしているらしい。


 すると、ルイザが急に立ち上がり、小屋の扉を開けて出ていった。小屋の中に取り残された事に気づいて、エメルダと水蛇は追い掛ける。




 ルイザは、人里の直ぐ側の川で自分の顔をじっと見つめていた。その横にエメルダは座り、一緒に顔を眺める。まだ全体は分からないが、水面に映るルイザの顔は、年頃の娘と思わせるあどけない表情を浮かべていた。


 現世に行っても、自分と同じような髪の毛をしている者は居なかった。エメルダはやはり自分の存在は浮くものだと思っていたが、人間達はそれぞれ工夫を凝らして、髪の毛や目を、服を思い思いに変えていた。


 冷たい目を向かれる事もあったが、エメルダの存在もまた個性の一人として人間達に捉えられていた。



 エメルダがそう考えていると、ルイザがフードを少し上げてこう言った。

「エメルダさん、髪の毛キレイな色してますね」

「そうかしら?」 

エメルダの髪の毛は紫と水色が入り混じったような色をしていた。他の一族の者が全員銀髪なのに対して、一人だけそういう色をしていたから、エメルダは自分の髪の毛が良いとは思った事は無かった。

「そう?ありがとう、ルイザさんはどうなの?」

すると、ルイザは頭を押さえてこう答えた。

「私の髪の毛くしゃくしゃで…、しかも扱いにくいんです」

ルイザは顔を上げて、人里の方を見つめた。 



 そこには、二人が暮らしている以上に大きな家が幾つもあって、荒れ地だというのに栄えている。ルイザは、人間の力で自然を暮らしやすいように変えていると教えてくれた。

「ボルトがよく行ってるあの村に、レベッカさんという親切な方がいらっしゃるんです。私はレベッカさんの事を手伝って時々お金を貰ったり、服を貰ったり、勉強を教えて下さるのです」

ルイザは、ローブを着直して川から立ち去った。

「両親も、私の見た目が気にならなければ、レベッカさんと一緒に暮らす事を勧めてるんです。でも、ボルトが死神は人目を避けて暮らすべきだって言ってて…」 

「ねぇ、ルイザさんの奇形ってどんなのなの?」

エメルダがそう聞いて、ルイザがフードを外そうとした時、人里から帰ってきたボルトがやって来て、その手を掴んだ。

「ルイザ!勝手に出歩いたら駄目って言ったじゃないか!」

「ボルト…」

ルイザはフードを深く被って俯いた。そして、手を引かれて一緒に帰ろうとする。


 その時、ルイザのフードが一人でに動いた。それに気づいたエメルダがそれを抑えようとすると、何かが動いてそれを押し返す。

 


 そして、フードが外れて、ルイザの顔が顕になった。ルイザの髪の毛は緑色の蛇になっていた。蛇は目を光らせ、エメルダを襲おうとする。

「髪の毛が…、蛇になってる!」 

エメルダは蛇を凍らせようとしたが全く効かない。その時、水蛇が人間の姿になって、エメルダの前に立った。

「静まりなさい!」

水蛇が手をかざすと、蛇達は水蛇の気迫に慄いて、動きを止めた。

「エメルダさん、私が蛇では無かったら危ない所でしたね」

「ありがとう、水蛇」

水蛇は蛇達の事を見張りながら、エメルダの方を見て頷いた。



 その後、小屋に戻ったルイザは、エメルダに買ってきてもらった卵を蛇達に差し出した。蛇達はそれを勢い良く丸呑みにして、ぐっすりと眠る。

「すぐにお腹空かせるから…、こうして食べさせないと、私の腕噛んだ事もありますからね…。」

「それは大変ね…」

ルイザは、自分の髪の毛に触るとは思えない程、恐る恐る蛇達に触れた。 


 腹いっぱいになった蛇達は大人しくしていたが、いつ再び暴れ出すか分からない。

「メデューサという蛇の髪の毛を持つ伝説の怪が居ますが、それにそっくりですね…」

水蛇は、昔他の怪に教えてもらったその話を思い出した。話だけでは自分と同じ蛇の怪の仲間と思っていたが、実際見るとそれは違う気がする。


 すると、部屋の隙間からルイザの髪の毛と同じ色をした蛇が現れた。蛇はルイザの足元に寄り付くと、自分とよく似た蛇の怪が居る事に気づき、近付いてくる。

「こいつら、また暴れてたんだな」

「あなたは…?」

髪の毛の蛇達は喋らなかったのに、この蛇はよく喋る。それを水蛇は疑問に思った。

「俺はジェイ、元々ルイザの髪の毛だった。最初に産まれた俺だけが話せて、後は皆話せないんだよ」

「そうですか…、私は水蛇、旅でここまで来ました。」

ジェイと水蛇は、ルイザの肩によじ登り、蛇達の様子を見た。



 蛇達がしばらく大人しくしているのに安心していると、ボルトがルイザの両肩を持って、強い口調で問い詰めた。その衝撃で、二匹は地面に転がり落ちる。

「ルイザ、どうしてそんな大事な事教えてくれなかったんだ!」

「だって、ボルトがどう言うか分からなかったし…」

「俺の事はいいんだ!ただ、ルイザはどうしたいのかって…」

ルイザはエメルダに言ったレベッカの事は言わずにこう答えた。

「私は…、出来るなら里で暮らしたいって思ってるけど…」

ボルトは、ルイザの気持ちは分からなくもないものの、そうするしかないという思いでこう答えた。

「勝手に人里に行くなって言ったろ?お前の見た目もそうだし、俺が人を襲っているって事を知ったら此処にも住みにくくなる」

ルイザ以上に、ボルトは里の人間達の事を警戒していた。


 それに、ルイザが親切な人にお世話になっている事をボルトは知らない。ボルトもまた、死神と人間が深く関わるべきではないと考えていた。



 その話を聞いていたエメルダは、二匹を膝の上に置いた。ルイザの頭の蛇達は、普通の蛇と同じように、一度満たされればしばらく大人しくしている。それを見て、エメルダはある事を思いついた。

「ねぇ、ルイザさんの蛇達も、ボルトさんも、満たされれば無闇に人を襲う事は無いんでしょ?」 

「それはまぁ…、でも生気は卵と違って簡単に手に入らないだろ?俺が生気を奪わなければならないってのは体質の問題だからどうしようもないんだよ」

エメルダは生気の代わりになりそうなものは無いかと考えた。

 だが、生気というのは生物が生きている時に発する気配で、霊力が気化したものとされる。その代わりになるものは、果たして存在するのだろうか。




 すると、エメルダの鞄が開いたままである事に気づいた。エメルダが閉めようとすると、その奥に、旅してまだ一回も使った事がないものが見える。

「昴様に貰った香炉…」 

それは、旅する前に昴が手渡してくれたものだった。


 中を開けると、そこには、香木と霊水晶の欠片が入っていた。試しに焚いてみると、小屋の中に香木の香りが広がる。エメルダも、ルイザも、その香りを嗅いで心が解れる。

「いい香り…」

人は自然の香りをそのまま嗅ぐだけでなく、使いやすく加工して、家で嗅ぐ事もあると、以前水蛇が教えてくれた。それはまさしくこの事だろうとエメルダは思う。


 ふと真横を見ると、ボルトが部屋の隅の方でぐっすり眠っていた。ルイザの蛇達も、ジェイと水蛇もウトウトしている。霊力を糧にする怪達が眠っているという事は、この香炉には、霊力を発生する力があるという事だろうか。

「これ、生気の代わりになりそうですよね」

エメルダが香炉の中を開けると、霊水晶が仄かに光っていた。どうやら、香りと一緒に霊水晶の霊力も分散していたようだ。



 しばらく経って、ボルトが目を覚ました。そして、焚かれていた香炉の力に驚いている。どうやら、人の生気を奪う以上にこれが効いたようだった。

「これ、貰っていいか?」

「ええ、良いわよ。あなた達の方が必要だと思うから」

エメルダは、香炉をボルトに手渡した。先程焚いたので、香木はすっかり減ったが、ルイザが人里で買ってくれると言ってくれた。



 そして、エメルダ達は一度小屋の外に出た。向こうに見える里は、遠目に見ても栄えている。ルイザはそこに居るレベッカにもう一度会いたいと思っていた。


 その時、人里の方に大きな砂煙が舞った。そして、巨大な砂の竜が上空に現れ、砂の息を吐いている。それを人が受けたらひとたまりもないだろう。

「人里に怪が…!」

「普段はあんな事ないのに…、行くぞ!」

ルイザとボルトは鎌を持って、急いでそこに向った。




 砂の竜は上空で暴れまわり、砂の息を吐いている。人々は逃げ惑い、里には砂が降り積もっていた。ルイザとボルトは鎌を砂の竜に向ける。

「いくぞ、ルイザ!」

「うん!」

ボルトは鎌から雷を発生させ、砂の竜にぶつけた。次にルイザが、岩を使って竜を封じ込める。二人は戦いに手慣れているのか、あっという間に竜は動きを封じられた。

 


 そして、ルイザが目を黄色く光らせると、竜の形は粉々に砕かれ、小さな岩が転がり落ちた。

「ルイザは霊体を石化させる能力があるんだ」

「凄い、こんなに早く倒せるなんて…」

エメルダと水蛇が手出しする暇もなく、砂の竜は倒された。エメルダと水蛇は里の皆を呼びに行く。




 里の皆は、怪が倒されたのに気づくと安堵した。すると、ルイザとボルトが視界に入る。二人は、怪を倒したのは自分達だと言おうとしたが、里の人間達は、ルイザの髪の毛と二人の鎌を見て怪だと勘違いして逃げ出してしまった。

「やっぱり…、里のみんなとは暮らせないのかな…」

ルイザは、せっかく里の皆を助けたのに、見た目のせいで怖がられていると思い、悲しくなった。



 すると、小さな子を抱えた女性がルイザの事に気づき、駆け寄って来た。その女性は優しい声でルイザに話し掛ける。

「怪物を倒してくれてありがとう、ルイザ」

「レベッカさん…」 

レベッカは、ルイザの蛇に驚く事なく話を続ける。

「ルイザの顔、初めて見たわ」

レベッカが、自分の素顔を見て怖がらないのを見て、ルイザは不思議に思った。

「あの、怖くないんですか…?」

「怖くはないわ、ルイザが心優しい子っていうのは分かってるから」

更にレベッカは横に居たボルトにも気づいてこう話し掛けた。

「この子は、ルイザの友達?」

「ええ、そうですが…」

「ふたりともうちにおいで、その方が良いんでしょう?」

ルイザは、これ以上ない程嬉しい気持ちになって、レベッカの手を握った。

「ありがとうございます!」

ルイザとボルトはレベッカにお礼を言って、一緒に家に入って行った。



 次の日、ルイザとボルトは、レベッカの家に住む為に、エメルダと一緒に小屋を片付けていた。二人の荷物は少なく、すぐに片付いてしまった。

 そして、荷物を抱えたルイザとボルトはエメルダにお礼を言う。

「エメルダさん、水蛇さん、ありがとうございました!」

「香炉、これからも使いますね。どうか、旅に気をつけて」

「二人も、里のみんなと仲良くしてね」

エメルダと水蛇は鞄を背負い直すと、二人に手を振って、荒れ地を後にした。





 その後、電車を幾つも乗り継いで、山や海を超える。

 エメルダ達が向かったのは、照彦達が居る日本の青波台だった。エメルダは昴から照彦達の事を聞いていて、現世に来た時に是非会いたいと思っていた。

「こんにちは!あれ…?」

「エメルダさん、ですよね?」

エメルダと水蛇の前には、六年生になった照彦と絢音とペグルと、高校一年生になった真由とビガラスと有沙、それから小魂と小桃が居る。

 

 話は聞いていたが、エメルダは照彦達に会うのは初めてだった。思えば照彦も、自分の生きる道を探す為に他の世界を旅してきた人だ。エメルダは、その時の話をぜひ一度聞きたいと思っていた。

 


 すると、真由が水蛇の前に立って小包を手渡した。その中を開けると、そこには真由と同じ造りの水干が入っている。水蛇が早速それを着てみると、誂えたように合っていた。

「エメルダさんの事、お祖父ちゃんから聞きましたよ」

「私達の事、今も見守っているのですか…?」

「ええ、きっとそうですよ」

それから、照彦達はエメルダの旅の話を聞いた。


 ここまでの道中、エメルダは様々な人に出会った。人間達が、現世に執着する理由も、死神達が業務以外でも此処に来る理由が、今は何となく分かる気がする。現世には、冥界には無いものが、冥界以上に楽しいものがあるのだ。


 水蛇に服を造ってくれたという事は、昴もきっとこの道中を見守ってくれたのだろう。そうかんがえるとエメルダは嬉しくなった。

 そしてまた、この現世の中を旅してみたいと思うのだった。


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