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楽して生活してみせましょう
「おーばーちゃん!…ねてるの?」
「しっ、みちる!!おーばーちゃん、ねんねなのよ。」
「なんで、みんな泣いてるのー?」
「っそれは、」
「…泣くことは無いよ、綾ちゃん。みんなも…。
私は、長く生きた。幸せだったよ…。
子どもにも、孫にも、そして曾孫にも…会えた。
今もこうして、周りにいてくれてる。
本当に本当に幸せだよ…。
ありがとうねぇ。」
その嗄れた声はしっかりと言葉を紡ぐ。
その言葉を聞いて、周りのすすり泣きの音は益々大きくなった様子であった。
「みんなには、笑ってほしいねぇ。
みんなみんな、笑って、生きていくんだよ。
…ちょっと眠いねぇ。少し眠ろうかねぇ…。」
そう言ったっきり、老婆はもう二度と目を覚ますことは無かった。




