表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!  作者: すみ 小桜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/245

◆077◆僕は剣士になる

 「心臓に悪いな。おい……」


 ダイドさんは、安堵したように言った。


 「あ、ごめんなさい。帰る様に言うの忘れていました」


 「そう言えば、レッドアイの森も襲われたんだったな」


 思い出したと唐突にダイドさんは言った。僕は頷く。


 「森も?」


 ロドリゴさんは、呟くとジーン達をちらっと見た。


 「クテュール。テイマーから接触がなかったか聞いてみてくれないか?」


 「うん。いいけど……」


 二人は、僕の眷属になったからないとは思うけどなぁ。


 「ねえ、僕以外のテイマーに……うんと、お友達に誘われた事ってある?」


 『ないな(ギャウ)


 ジーンは速攻ないと答えたけど、サトンはもじもじしている。うん。そう見える。


 「サトン、もしかしてあった?」


 『ちゃんと断った(ギャウギャウ)!』


 「大丈夫。責めてないから。教えてくれてありがとう」


 「あったのか?」


 ロドリゴさんが、もどかしそうに聞いて来たので、頷いた。


 「特徴を聞いてくれ」


 うーん。通訳ってめんどいな。


 「えっと、その人の特徴わかる? 性別とかあと、髪の色とか」


 『男だった(ギャウ)髪は黒かった(ギャウギャウ)


 「黒髪の男だって」


 「黒髪か……」


 特徴を聞いたロドリゴさんは、考え込んでいた。


 「黒髪の冒険者は、何人かいるな。取りあえず、内偵をしよう。それとクテュール。君のメインジョブを変えておこう」


 「え? でも、僕はテイマー以外何も取得してないけど……」


 「そんなの適当でいい。魔法使いとかは困るが、剣士なら大丈夫だ」


 「じゃ、薬剤師とかは?」


 「資格を持っているのか?」


 驚いて、ダイドさんが聞いた。僕は、首を横に振る。これから取るつもり。


 「これから取得するからさ」


 「いや、今日中に変えて置く。取りあえずは、剣士だ。薬剤師は、資格を取ったらジョブに加えておこう。いいか。君がテイマーだと知る者は少ない。それをほのめかす者がいたら直ぐに教えろ。直接君にアクションを起こす可能性もある。サーペントの事は、ナットス達に口止めした方がいいな」


 ロドリゴさんが、一人納得して頷いている。

 僕は、今日から剣士になるらしい。

 そうそう今回思ったけど、身を守る術はあった方がいいかも。ちょうど剣士になるし、稽古でもつけてもらうかな。

 勿論、エジン以外の人に!


 この後、街に張る結界の装置が直るまでの間、交代で結界を張る事になったみたい。

 で、稽古どころじゃなかった。

 それなりに建物などが壊される被害もあった。斧を振り回していたもんね。

 亡くなったのは、冒険者ギルド内にいた警護の三人だけだった!

 殺したのは、モンスターじゃなく人間だけどね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ