表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!  作者: すみ 小桜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/245

◆057◆星空が綺麗な待ち合わせ場所

 大きな物音に、僕はドアに振り向いた。その後、音は聞こえない!

 母さんもリゼタも今の物音でも目を覚まさなかった。

 うん。ある意味、使えそうなキノコだな。後でもっと採取しておこう!


 そっとドアを開いてリビングを覗くと、エジンが椅子から転げ落ちていた! それでもぐっすりだ。

 そこら辺の睡眠薬より効き目いいな……。


 シチューは全部完食した。つまり10個あったキノコも全て食べた事になる。僕は食べてないので、単純計算で一人3個食べた事になる。

 お手軽だな。薬剤師の資格も取って睡眠薬作れば儲かるかも!


 僕は、大きな物音がエジンだったので、こいつは放置して自分の部屋に行った。

 ベットにごろんと横になる。


 今日のあいつらは何者なのか?

 父さんの事を知っているようだったけど、仲が良い知り合いでもなさそう。母さんは、会った事すらなかったみたいだし。


 《あいつらが家の様子を伺っているが、どうする?》


 僕は、ジーンの声でガバッと体を起こす。

 あいつら、僕がここに戻って来ているか見に来たのか?

 うん? ジーンて僕の家知っていたんだ。って、村の中に入って来ているの? 見つかったらやばい!

 ここにいて襲われても大変だし……。

 仕方がない。置手紙をして森へ避難しよう。


 僕は、手紙を書いてリビングのテーブルの上に置くと、玄関から堂々と家を出た。

 あの二人組に、家から出たところを発見してもらわないと意味がないからね。


 「ジーン!」


 呼ぶと尻尾を振って駆け寄って来た!

 これ、どう見てもモンスターの行動じゃないような。まあいっか。


 「森へ行こう」


 『了解』


 慌てて走って来る二人の人影が見えた。ちゃんと僕を発見してくれたらしい。これで母さんを守れる。

 僕を乗せたジーンは、森へ向かって走って行く。

 アイツら以外に、見つかりませんように!


 ジーン達には、僕と一緒以外の時は村とかの中には入らない様に言っておかないとな。

 そう言えば、眷属だという印みたいのをつけれないからだとエジンに言われてたっけ? 後で、何か印になるものを付けよう!


 森を抜け僕達は、崖まで来ていた。

 一応、ここにいると置手紙を置いて来た。エジン達が起きればジェスロさんが来てくれると思うけど。起きるかな?

 まあ僕は、来なくてもあの二人に見つからなければ朝には戻るけどさ。


 ジーンから降りた僕が座ると、横にジーンも座った。そのジーンの背中を撫でる。


 「ありがとう。助かったよ、ジーン。でも、村の中には僕の許可なく入ったらダメだよ。危ないからね」


 『わかった。そうする』


 ここらは灯りがないから真っ暗で、星空が綺麗に見える。

 っと、暫くすると暗闇に灯りが見えた! 森の方だ!

 振り返ると、あの男たちが森から出て来たところだった!

 なんでここがわかったの?!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ