表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!  作者: すみ 小桜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/245

◇034◇リゼタの思いつき

 はぁ……。

 僕は、ため息をついてリゼタの後ろをついて行く。そして、隣にはイラーノさん。何故か彼もついて来た。


 「おーい。リゼタ!」


 この声は、エジン!

 もっと厄介のが来た……。


 「あら、エジン」


 「酷くないか? 俺だけ置いて行くなんて!」


 「あら、約束なんてしてないでしょう?」


 「そう、だけど……」


 僕ともしてないと思うけど?

 エジンは、僕らをジロッと睨む。すると、横からため息が聞こえた。


 「彼、リゼタさんが好きみたいなんだけど、ちょっと話しただけで睨むんだよ。しかもリゼタさん、全然気づいてないし。本当に面倒な奴だよ。……あ! エジンとも知り合い?」


 愚痴を言っていたイラーノさんは、エジンもリゼタと同じ村の出身だと思い出したみたいだ。

 でもよかった同じ想いを抱く同志がいた!


 「知り合いだけど、僕も面倒だと思ってるよ。村に居た時から、あぁだから……。だから部屋割りがエジンじゃなくて、イラーノさんでよかったよ」


 「そりゃ大変だっただろうね。彼女、君の事を気に入っているみたいだし」


 「もうほっといてほしいよ。リゼタがからむからエジンに睨まれる!」


 「あら、もう仲良くなったようね!」


 僕達は、ビクッと肩を震わせた。リゼタは、気が付いたら僕達の横に来ていた。話は聞かれてなかったみたいだけど、心臓に悪い。


 「先にお昼食べる事にしたわよ」


 そう言って立ち止まった所は、昨日と同じ店の『どっかり亭』だ!


 「えっと、僕はお腹空いてないから……」


 「そう? じゃ街の中見て回ってからにする?」


 「え? いや、皆食べなよ」


 「君、マジでお金ないの?」


 驚いてイラーノさんが言った。

 やっぱり信じていなかったか。


 「お前、マジかよ」


 「仕方がないわね。おごってあげるわ」


 「リゼタ。甘やかせ過ぎだって! もうこいつは、冒険者だぜ! 自分で稼がないと!」


 エジンが思いっきり抗議する!

 もう面倒だから明日の朝食まで、部屋で寝てたい。


 「それもそうね」


 って、珍しくリゼタが折れた?

 ポンとリゼタが僕の肩に手を乗せる。


 「じゃ、私が仕事の請け負い方教えてあげるから一緒にやってみましょう!」


 何を言い出すかと思えば、突拍子もない事を言い出した!

 それは明日、新人教育のナットスさんから教わる事になっているから!


 「いや、確かにそう言ったけど、勝手にそれは……」


 「何よ。じゃ、意地悪で言ったの?」


 「え!? まさか!」


 いや意地悪で言ったんだよな?


 「じゃ、行くわよ!」


 とリゼタは、僕の腕を掴んで、ギルドに戻ろうとする。


 「ちょっと、待って! エジンの言う通り僕もそれはまずいと思うんだけど!」


 「大丈夫! 責任は私がとるから!」


 「リゼタさん、本気だったんだ……はぁ」


 イラーノさんの大きなため息が聞こえた。


 「よし、俺もサポートする!」


 エジンもリゼタに合わせてしまって……覚えていろよエジン!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ