表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!  作者: すみ 小桜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/245

◇108◇探していたカギ

 ロドリゴさんは、魔法で治癒したと言っても一度、内臓も傷ついているんだからと、イラーノさんがベットに寝かせた。今は、ベットに座ってこっちに真剣な顔を向けている。

 イラーノさんとダイドさんも一緒に、ロドリゴさんの話を待っている。


 「もしかしたら気づいているかもとは思っていたが……」


 そうロドリゴさんは、切り出した。


 「そりゃそうでしょう。見た目からして両親と全く違うんだから……」


 イラーノさんがそう言うと、ロドリゴさんは苦笑いをする。


 「17年前のある日、ドドイがイラーノを連れて来た……」


 「え!? 父さんが!?」


 「ドドイが!?」


 僕とダイドさんが驚きの声を上げると、そうだとロドリゴさんは頷く。


 「もちろん、ドドイの子ではない。だが、新婚の奴の所にいきなり子を連れて行く事も出来ず、私が引き取った。私の妻は、子供が産めないと医者から言われていたし、訳アリのようだったからな」


 「え? じゃ、俺の親は誰だかわからないの?」


 その問いに、ジッとロドリゴさんは、イラーノさんを見つめる。


 「母親は、もう生きていない。時期がきたら君に、ドドイが経緯を話すと言っていたんだ。でも5年前、彼は殺されてしまった。あの時、君の身に危険が及ぶかもって言われてな。もし、ムダマンスが言っていた事が本当ならドドイは、アーツにスパイをさせようとしたと言う事になる。どうしてそんな事をしようとしたのか……」


 「え……ドドイが本当にそんな事をさせたと思っているか?」


 「あの場で、あんな嘘を言う理由がないだろう? よっぽどドドイを殺したい理由が言えない限りは……」


 「ねえ、どうして相手が神秘のカギを狙っていると思ったの? ムダマンスは、一言も神秘とか楽園なんて言っていなかったけど?」


 僕を追いかけていた男は確かに『カギになるもの』とは言っていたけど、ハッキリと楽園とか神秘とか言ってはいなかった。


 「ドドイが呟いたのを聞いたんだ。楽園の者かも知れないってな。その時は何の事かわからなかった。亡くなった後に楽園の事を調べてみると、エルフが住む場所を楽園と言っていると知った。だが、あいつらが楽園側とは思えない。だったらそこに行く為に近づいたのではと思ったんだ。その楽園に行く為には、あるアイテムが必要でそれは神秘のカギと言われる物だと知った」


 そっか。ロドリゴさんの推測だったんだ。でもそれは当たっていた。ただ父さんがそれを持っていたかは不明だけど。

 父さんがエルフと接触……。


 僕は、イラーノさんに振り向いた。

 カギってアイテムじゃないかもしれない。


 「気がついたか? 私もそう思う。カギではなく血筋かもしれない……」


 ロドリゴさんのその言葉でダイドさんもわかったのか、イラーノさんを振り向いた。


 「え? 何? 血筋? え? 俺?」


 イラーノさんがそう言うと、僕達は頷いた。


 「クテュールはテイマーとして、イラーノはエルフの血筋かもしれないと追われるだろう。特にイラーノは、そう思われればどうなるかわからない……。すまない。私には、二人に逃げてもらう方法しか思いつかなかった」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ