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バンVS牛若

「お前たち4人が"刀狩り"をやっているのか」とジョー



すると、4人のうちの1人が口を開く。



「いかにも、我ら4人が"刀狩り"をしている。そして、我が名は牛若(うしわか)。」と名乗りをあげるとその男の横にいる男達も次々に名乗りをあげる。


「我が名は今若(いまわか)。」


「我が名は乙若(おとわか))。」


そして最後に大男が名乗る

「我が名は鬼若(おにわか)。」



「そう我らが刀狩り四人衆"源氏"(ゲンジ)だ。」とリーダーの牛若が言う



「お前たちはなぜ、刀狩りをする」とジョー



「なぜ刀狩りをするかだと、そんなこと決まっているだろう。我らの強さを世に知らしめるためだ。強い者から刀を奪うことで、我らの強さを示すのだ。」と熱く語る牛若だが、聞いているのはジョーだけで他はなぜか、腹を抱えて笑っている。



「おいおい、聞いたかフィーネ、凜。牛バカと今バカと音バカと鬼バカだってよ。やっぱバカなんだぜアイツら。」



「確かにバカって、言ってたわよね。ふふふっ、笑っちゃいけないけど我慢できないわ。」



「フィーネ、笑ってはいけない。失礼だぞ。」



「だって凜さん。今バカよ、現在進行形よ。自分で今バカって言ったのよ。」


「それは、そうだが笑ってはいけない。我慢しなさい。」と口元がヒクヒクしている凜。



「それにあれだよ、牛バカは牛が好きなバカで、音バカは音楽好きなバカだろ。鬼バカってなんだよ、最上級のバカですか。アハハハ、やべぇ笑いすぎて腹痛ぇ。」とバンとフィーネは爆笑、凜はなんとかこらえている。


3人には若がバカに聞こえたらしく、ツボに入った。



「…貴様らぁーゆるさん。」と牛若がバンに斬りかかる。



ガキンとお互いの刀がぶつかる


「なんだよ、ちょっとふざけただけだろ。そう怒るな。」



「こやつの相手は我がする。今若たちよ、お前たちも戦え。」と牛若が言うと一斉にフィーネたちにかかっていく。それぞれ一対一の戦いが始まった。



バンVS牛若



ガキン、キン、キンと何度も刀がぶつかる。



「なかなかやるな牛バカ。」



「なめるなよ、我は四人衆の中で随一の剣の使い手にして、神速の剣の使い手でもある。お前ごときが勝てると思うなよ。」



「へぇ、神速かぁ、よかったね。めんどくせぇから、べちゃくちゃしゃべってないで、かかってこいよ。」



「我を愚弄しおって、ならば見せてやろう。我が神速の剣を。」


「うおぉー、死ねい。」とバンに突っ込み、剣を振り抜いた。



"ブシュ"と言う音とともに血が吹き出て倒れるバン。



「はっははは、見たか我が神速の剣を。さぁ剣をいただいて、今若達のところに行こう。」と振り返ると倒れたはずのバンが立っていた。



「な、なんで生きている?」


「そう驚くなよ。なに、もしかして俺が斬られて倒れた幻でも見たのか?

それは違う、よく自分の体見てみろよ。」



「なに、なんだこれは、我はいつ斬られて…ぐはっあ」と血を吐く牛若

(我はいつ斬られた?我は奴が剣を振るのさえ見えなかった。では、我が見た奴が血を吹き出し倒れたのは、我の目の内側だけで見た幻だったのか?……無念)


「おいおい、死んでねぇよな?そんな深く斬ってないし、死んでないよな。まぁ、生きてるだろ。さぁて、他の奴の戦いでも見に行きますか。」と立ち去ろうとするバン。



「あぁ、それと牛バカ。お前の剣は神速じゃないから、勘違いしないほうがいいぞ。お前が神速だったら、俺は何速だよ。」


バンVS牛若

バン勝利!!



フィーネVS今若



フィーネは民家に被害を出さないためにも場所を街中から離れた所で戦っていた。



ピュン、ピュンと光線が飛ぶ。



「くっ、なんて面倒な武器をもっている。ただの銃ならまだしも、光線銃とはな。これでは近づけん。」



「剣士にとっては、間合いは命。あなたは、あまりスピードがないようですし、私には近づけません。だから、降参してください。今なら無傷で助けてあげます。」



(降参だと、我に投降しろと言うのか冗談ではない。しかし、あの銃はやっかいだ。どうする……………そうだあれでいこう。)



「わかった。降参だ。」



「じゃあ、剣を捨ててゆっくりこちらに来てください。あなたを拘束します。」



ゆっくり近く今若に一瞬警戒をといた瞬間、今若は懐から短刀を取り出し、フィーネの腹を刺す。


「ぐっ、あなたなにを?」


「悪いな小娘、死ねぇ!!」とさらにフィーネを刺す。



フィーネはぐったりとなっている。



「はっははは、死んだか。」



「死んでないわよ。せっかく、助けてあげようと思ったのに。」



「なぜ生きている?あれは、なんだ?我は確実にお前を殺したはず。」



「あれは、私が見せた映像よ。」



「映像とはなんのことだ?」



「私は光の能力者。目は光を感じ、その情報を脳へと伝達する。その情報を脳が処理し、映像として見せる。つまり光の能力は、目で見える世界を支配できる。目に頼っていては私には勝てない。」



「なめるなよ小娘がぁ。」とフィーネに向かって短刀を振るう。しかし、前にいたフィーネは消えていた。



「私はここですよ。」



「な、なんだこれは?どこにいる。ここはどこだ?」と叫ぶ今若が見ているのは、見知らぬなにもない平野だった。



「あなたは一生ここでさ迷っていなさい。」



「なにもない、ここにはなにもない。こんなの我は耐えられない。お願いだ我を助けてくれ。」



「わかったわ。"光の(フラッシュハンマー)"。さっきはよくも、私を刺してくれたわね。もう少し私の反応が遅かったら、本当に死んでたわよ。私の怒りの鉄槌を喰らいなさい。」とフラッシュハンマーを叩きつけまくる。


フィーネVS今若

フィーネ勝利!!

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