悪魔の力
俺は今、森にいる。なんでいるかって、そんなのは前の話しを見てくれ。まぁ、いろいろあって、森の中でマカロニ野郎を探している。あ、それとマカロニ野郎って言ってるけど、なんの意味もないからね。
何分か歩いてると、視線を感じる。俺は確実にいると思う。絶対いるよ、マカロニいるよ。とか思ってるとなんか光がこっちに向かってきた。そして、光が俺を貫いた。
そして、倒れた俺に近づいてくる男。
「フン、なんだクズの人間ではないか。てっきりあの村のエルフかと思っていたのだが、まぁいい次の奴を待つか。」と立ち去ろうとする。
「痛てぇな、このマカロニ野郎。普通の奴なら死んでるぞ。」
「な、なぜ生きている。確実に俺が放った光線で貫いたはずだ。貴様避けたのか。」
「いや、避けてねぇよ。当たったよ、まぁマカロニ野郎に俺の体のことを説明すんのは面倒だから前の話し読めや。」
「貴様、私をマカロニと言ったな下等な人間めが調子に乗るなよ。」と手から光線を放つ。
バンは軽々避ける。
「まぁ、落ち着けマカロニ。てめぇに聞きたいことがある。なんで人間殺した、なんかワケでもあんのか」
「俺が人間を殺したワケだと、俺はエルフ以外の種族を認めない。下等な人間を殺したのは気まぐれだ。ハハハハ下等な人間を殺して何が悪ぶっ」とマカロニことフロドは顔面を殴られ吹っ飛んだ。
「な、俺の顔を殴ったな。人間ごときが俺のかごっ」またも顔面を強打される。
「てめぇは許さねー。ぶっ殺す。」
「ゆ、許してくれ。もう人間を殺さないから許してくれ。」
「なんでいきなり下手にでてんだ。まぁいいやだったら、マカロニお前を村に連れて行くから」とバンが言った瞬間、ピュンと光線が体を貫いた。
「はっははは、下等な人間がこれで確実に死んだろ。よくも俺の顔を殴ったな。死ねぇ。」
「痛てぇな、よくもだまし討ちしたな。てめぇみたいなゲス野郎は殺してやんよ。」と立ち上がるバン
「貴様、不死身か確実に貫いたはずだ。」
「うるせぇよ。もうてめぇには、死んでもらう。」と言うバンの腕は、どす黒くなり禍々しいオーラを放っている。
「な、なんだその腕は貴様人間ではないのか?」
「人間だよ、ただ悪魔に呪われてね。昔は全身がこの腕みたいに黒くなってたんだが、今ではコントロールできるようになってね。一部だけ悪魔化できるようになったんだよ。この腕で、てめぇを殺してやるよ。」
「やめろ、許してくれ。」
「また命乞いかぁ、焦んなよ。命とるわけじゃねぇよ。ただてめぇを能力者として、殺すつもりだ。」
「ど、どういうことだ。」
「俺が悪魔化した時、能力が生まれる。その能力は、倒した相手の能力を奪う力だ。じゃあ、遠慮なく奪ってやんよ。」
「やめろー」と言うマカロニ野郎の声が森に響き渡るが、バギ、ボギ、ゴギと殴られ倒された。
「マカロニ弱っ。さあーて、連れてくか。」とエルフの村へいき、マカロニを引き渡して俺は帰ることにした。
そして、ギルドセブンにつく。
「お帰りバン、どうだった。」とミリア
「どうだったって、弱いゲス野郎を倒しただけだ。やっぱ、ああいう人を見下した野郎は嫌いでね。能力者として殺しておいた。」
「そう、悪魔の力を使ったのね。疲れたでしょ。今日はゆっくり休みなさい。」
「ああ、そうする。じゃ。」とバンは家に帰る
「まったく、バンは昔と変わらずムチャするわね。悪魔の力を使うともの凄い疲れるのに、弱い敵なら使わなきゃいいのに。余程許せなかったのね。」と昔を思い返しているミリアであった。