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ジョーVS鬼若

凜VS乙若



街から離れ凜と乙若は戦っている。



凜は剣士同士で、しかも真剣で斬り合うのは、これが初めてであった。そのためか動きがいつもよりかたい。



ガキン、キンと剣が重なり合う。



「どうした、動きが悪いぞ。」と乙若が言う。



凜はさっきから防戦一方だった。



(くっ、どうする体が動かん。このままではやられる。)などと凜が思っていると、乙若が予想外な提案をしてくる。



「おい、女。我の女になるのなら許してやろう。どうだ今夜、その大きな乳房で我のモノを包まんか?」



「何を不埒なことを、貴様のような男の女になるくらいなら、私は腹を切って死ぬ!!それに私はもう心に決めた男がいる。」



「せっかく我が助けてやろうと言うのに、仕方がないお前のような女は死ねぃ。」と激昂した乙若が斬りかかる。



乙若の攻撃をかわし、いつもの動きが戻ったのか、素早く攻撃に転じる。


「ハアッ!!」と言う声とともに連撃。



「くっ、舐めるなよ小娘がぁ!」と凜の刀を弾き、いったん距離をとろうとさがろうとする。



しかし、それを凜は許さなかった。



「逃がさん、これで終わりにする。神田流"羅刹"。」と刀を振りおとす。



「だから、舐めるなと言っているだろうがぁ。小娘がぁ。」と振りおとされた刀を受ける。



乙若の刀は折れて、斬り裂かれた。


神田流"羅刹"。それは、相手の刀と体をも破壊する。破壊神の一撃。



「何だと、我が小娘如きにふざけるな…」と言い、ドサッと地面に倒れる。



"キン"と刀を鞘に納めて、安堵の表情を浮かべ一言。



「…勝った。勝ったんだ。」と勝利を噛みしめる。



凜VS乙若

凜勝利!!




ジョーVS鬼若



場所も移動せず、街中で戦闘をくりひろげる。



「くらえ、マシンガンパンチ。」とパンチを連打するジョー。



しかし、鬼若にはきいていない。



「フン、きかんわぁ。"鬼張り手"」と張り手を出す。



ジョーは素早くかわし、鬼若の懐に入る。



回転弾(ライフル)ブロー。」とコークスクリュー気味のパンチをボディーに叩き込む。



「どうだぁー!効いただろう。…なにっ!」とジョーが驚く。



「なぜ立っている?俺のライフルブローをくらったのに。」



「確かにいいパンチだが、我にはきかんわ。やっと捕まえたぞ。」とジョーを左手で捕まえる。



「くらえ、鬼張り手。」と右手で張り手を放つ。ジョーはガードできず、吹っ飛び。ドガァと建物に突っ込む。



「くっ、なかなか重い攻撃だな。」と立ち上がろうとすると、自分の上に大きな影が出来たことに気づく。



「なにっ!?」と言い、上を見た瞬間、大きな物体に踏みつぶされる。



「ふん、これで終わりだ。まさか我が能力を使うことになるとはな。だが、これで終わりだ。」と言う鬼若は巨大化していた。


鬼若の能力は"サイズ"を操る能力だった。自分や物を巨大化させたり、縮小化させたりできるのだ。



「そろそろ、他の奴らを助けに行くかな。」と動きだそうとすると、足に違和感を感じた。



足の下から声がする

「おいお前、まだ俺は死んでおらんぞ。」と足が下からかち上げられる。



「なにっ!」と態勢を崩し倒れてしまう鬼若。



「お前、なぜ生きている?我が踏みつぶしたはずだ。」



「ああ、危なかった。俺の能力が発動するのが遅かったら、死んでいただろうな。」



「なに、お前も能力者だったのか。」



「そうだ、俺は能力者だ。俺の能力は"筋力操作"。つまり、筋力を操る能力だ。」



「だが、お前の外見は変わってないぞ。筋力操作の能力をもっている奴を知っているが、外見はもっと筋骨隆々とした体だった。」



「それは、この能力の真髄を知らないのだ。この能力はどれだけ筋力を凝縮するかだ。無駄な筋肉を出すことは、体を動きにくくするだけだ。」



「フン、まあいい。どうせ死ぬのはお前だぁ。くらえ、"超鬼張り手"」と巨大化した腕で地面を叩く。


「遅い。筋力100% マシンガンパンチ。」と張り手を回避し、巨大化した鬼若の足にパンチを連打する。



「ぐはっ!」と呻き声を上げながらバランスを崩す鬼若。



「これで終わりだ。筋力200% 大砲(キャノン)ブロー!!」とまさに大砲並みの威力のパンチを叩き込む。



キャノンブローをくらった倒れた鬼若はまだ意識があった。



「くっ、体が動かん。…我を殺せ。負けた者には死を」



「バカもんがぁ!一度負けたくらいで死のうとするな。生きてまた俺に挑みにこい。お前との戦い中々熱かったぞ。」



「わかった、生きてもう一度ぐはっ。」と言う呻き声とともに巨大化していた鬼若の体が戻っていく。


「どうした鬼若!?ってお前か」と言うジョーの前にいたのは、手を悪魔化しているバンだった。



「何やってんだジョー。こいつ邪魔なんだよ。街中で巨大化させたまま友情を芽生えさせてんじゃねぇよ。めんどくせぇな。」


「すまんな、しかし悪魔の力を使うことはないだろう。お前にも負担がかかるというのに」とバンを心配する。



「こんくらい、大丈夫だ。ついでに、こいつの能力は便利そうだったんでな奪わせてもらった。それにこういう奴は能力を持ってない方がいい。また悪さのために能力を使われたんじゃたまんねぇよ。」



「そうだな、おっフィーネと凜が向こうから歩いてくるぞ。2人とも勝ったんだな。」



「当たり前だろ。じゃあ、コイツらを引き渡してギルドに帰りますか」



「そうだな帰ろう。」



ジョーVS鬼若

ジョー勝利!!

熱い感想、評価まっているぞ。byジョー

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