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雨の日の

今日もいつものように過ごすヘルムート達。

そんな今日は雨が降っているので部屋の中で過ごしている。

雨の日は何かと憂鬱になりがちでもある。

そして特に眠気に襲われる事があるようで。


「ふぁ、眠いわねぇ」


「この天気だからな、無理もない」


「雨の日は眠くなるとよく言いますからね」


「なんで雨の日は眠くなるんですか?」


雨の日に眠くなる理由。


それは酸素が薄くなるなどが理由らしい。


「雨の日に眠くなるのは体が目覚めないからだと言われていますね」


「木花、どういう意味よそれ」


「要するに体が休めと言っていると思えばいい、あとは低気圧が関係してるらしいな」


「つまり分かりやすく言えば体が目覚めないんですよ、日光がないんですから」


「よく分からないですけど…」


雨の日に眠くなる理由、それは体が目覚めないという事らしい。

つまり体が休めと言っていると思えという事だ。


日光に当たると体が目覚めると言うように雨だとそれがない。

体が休めという信号を出しているとでも言うべきか。


「雨の日は体が休めという我儘を言っていると思ってください」


「ついでに体が覚醒しないって事だ、日光に当たると元気になるだろ?」


「確かに…、日光に当たると目が覚めてシャッキリするわね」


「要するにその目覚めが起きないんです、それが雨の日の眠気の理由ですね」


「体が目覚めないから眠く感じる、低気圧とかよく分かりませんね」


上手くは言えないが、つまり体が覚醒しないせいらしい。

眠いと感じるのはその目覚めではなく安めと体が命令するような感じだ。


体が目覚めずに休めと言われるせいで眠く感じるらしい。

人体の構造の一つでもあるというのが正しいのか。


「にしても眠いんだけど、昼寝していい」


「しても構わんが、雨の日の昼寝は晴れの日よりもグッスリ寝ちまうぞ」


「特に今は春ですからね、コンボ決められてグッスリですよ」


「元々眠くなる季節ですからね、春というのは」


「今お昼ですよね?下手したら夕方まで寝て夜寝れないとか…」


ベリンダの心配も分からなくはない。

昼寝のしすぎで夜眠れなくなる事は普通にある。


とはいえ昼寝は体を休めるにはいいとも聞く。

眠りすぎない事が大切なのではあるが。


「別に寝るのは構いませんよ、ただし夜眠れる保証はしませんが」


「うぐっ、確かにそれは困る、私が夜型人間になるのは勘弁したいわ」


「別にするなとは言わんがな、ただ眠りすぎるなとだけ言っているだけだ」


「ヘルムートさんの言う通りですね、眠りすぎなければ構いませんよ」


「でも姫様凄く眠そうにしてますね」


とりあえずアルは昼寝をする事にはしたようで。

とはいえ寝すぎないようにベリンダに正午頃に起こしてもらうように頼んでおく。


雨の日の昼寝は晴れの日以上に眠りすぎるリスクがある。

なのでベリンダに起こしてもらう事にしたようだ。


「ふぁ、それじゃ私は少し寝てるからきちんと起こすのよ」


「はい、ではおやつの時間に起こしますね」


「にしても雨の日は憂鬱だな、農家にとっては恵みの雨なんだがな」


「そうですね、雨の日は体調が優れないとは言いますけど」


「人間の体というのは難儀なものですよ、困ったものですね」


そうして雨の日は眠気との戦いでもある。

アルはおやつの時間までぐっすり寝ていたようだ。


雨の日の憂鬱はこういう事でもある。

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