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インターフェース-天使の座へ-

趣味で書き始めました。

「先日、僕らの街が終了した件について」の続きです。

読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・展開次第でハーレムもあるか?

・デスゲームなし。

・俺tueeeは少なめ、チート能力は多め。

・キモイ主人公。

・読みづらい。

・残酷な描写や暴力表現あり。

・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


 周哉は残念そうな様子でエイワースを出ていったが、強引に連れて行こうとはしなかった。

第5層を歩いてみたい欲求もあるが、それ以上に天使の教会を調べたい、異能者をあれだけ悩ませた天使がダンジョンにいる。

そこに不吉な想像を覚えずにはいられない。事と次第によっては、処分しなければ。


「お兄さん、戦うの?」

「まだ。準備しないと」


 物分かりがいいというか、鋭い娘だと思う。

何をしてようと――良からぬことが出来ないように叩く予定だが、準備が足りていない。

道隆は内的世界から王冠――目が付いている。生きているのだ――を取り出し、通行人に暗示をかけていく。

彼らに情報収集をさせようというのだ。


 10名ほど傀儡に仕立ててから、道隆と咲世子らは名古屋に帰る。

集落に戻り、まず暁達の部屋を訪ねた。扉を開けた暁は用件を聞くと、亮典も呼んだ。


「…なんだよ?」

「さっき、ダンジョン言って来たんだけど――」


 マゴニアで見たものを説明するが、暁は気にならない様子だ。


「ほっとけばいいだろ?ンなもん…」

「なんかあってからじゃおそいだろ。面倒を起こされる前に対処するんだ。向こうは前科あるんだから」

「考えすぎ…でもないか、気をつけてくださいね」

「ふん」


 道隆は2人の少年と仮契約を結ぶ魔物を、各7体に増やす。


「…面倒くせ」

「名前つけたいなら、つけていいけど」

「は?あぁ…、また逃げるんじゃない」


 ならば実験してみればいい、預けた魔物を去って行っても問題ない連中ばかりだ。

小型ジェット機並みの巨竜、カラスの頭と翼を持ち、ダブルのコートに身を包んだ怪人がマンションの前に現れる。


「…なんてつけよう?」

「儂は何も言わないから」

「聞いてねーし」


 ややあってから、巨竜にはドラゴン、鴉の怪人にはレイヴンと名付けられた。

名前を呼ばれた直後、同じように頭を道隆らに向けてきたが、アンドラステの時のような感覚は無い。

どうやら道隆が名付けなければ効果は無いらしい。2体の魔物は、何事も無かったように2人の内的世界に帰っていく。


「大丈夫?」

「はい。痛みも無いし、違和感もありません」

「よかった。それじゃ」


 道隆は部屋に帰ると、突入に連れて行けそうな魔物を検めていく。

咲世子は当たり前のように部屋まで上がり、保険教諭も後ろからついてきた。


「咲世子ちゃん」

「なに?」

「ついてくる気?」

「ついてくるって、どこに?」


 道隆の部屋に興味津々の咲世子は首を傾げた。

わかっていないなら、説明しておくか。散歩や観光に行くのではないので、咲世子に構っている余裕はない。


「これから戦いに行くんだ。ついてきたら怪我するだけじゃ済まない」

「あ、馬鹿にしてる!私、お兄さんより強いんだよ!だいたい、つまらなかったらいつでも帰るし」

「そう?…それならいいけど」


 咲世子は眉を寄せているが、先程より雰囲気が柔らかくなった。

急場は凌いだらしい、と判断した道隆は、自身の準備に入る。まずは魔物の選定だ。

戦闘力の高い者は勿論、自身や咲世子達を強化する魔物を選ぶ。それから自分がいない間に襲撃があってもいいように、部屋に置いてある私物を物体収集の魔物に収めておく。


 さらに2度探索するまでに得られたアイテムも検めていく。

一部のアイテムは、装備することができるらしい。ゲームのそれとは違い、肉体と結びつくような感覚があり、装備の際は痛むが瞬時に取り出せるのはありがたい。

メリケンサックは、すでに装備している。他に装備できそうなものを探すが、どれもピンとこない。道隆は精神世界から、器物鑑定の能力カメレオンを呼び出して一つずつ調べる事にした。


「なにしてんのー?」

「あぁ、荷物選んでる」

「私も見ていい?」


 いいよ、と答えつつ一通り調べていく。

あまりごちゃごちゃと身につけるのもカッコ悪い気がする……道隆はアイテムを大して信用していない。

しかし、敵地に乗り込む以上、備えはしたい。矛盾した思いを抱えつつ、一つずつ鑑定していく。


 チーム探索の場合、アイテムの分け方は各部隊ごとに異なる。

後で分け合う者達もいれば、見つけたものが懐に収めていく者達もいる。

道隆の場合、見つけたアイテムは自分のものに出来た。彼の戦いぶりに、周哉達が若干引いていたからだ。

旧探索班所属の5名と、道隆達3名。彼らは同じチームだが、仲間とは言い難かった。


ありがとうございました。

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