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無限大図書の底  作者: うにくらげ
私とゲームでも
6/18

お金返すまで変えれまてん

自分でした借金は自分で返すのが普通であり常識である。たまに、保証人に全部投げて逃げる人や自己破産をして人生をやり直す人もいる。しかし、賭博で儲けて借金を返そうとする人がいる。その資本金を得るために借金をまたする。彼らはどぶ沼にはまり、地上に戻ることはほとんどあり得ない。




「えーと、鈴木 雅人さんですね?」

「はい。」

「所属が大図書館雑用と、、?」

「はい。」

「それでは、借金が3万円分稼げればここから出れますので頑張って下さいね。」

「はい?」


フロントのお姉さんとの会話はここで終わった。詳しい説明が全くない。俺は質問をしようとするが、登録が終わったなら邪魔だとばかりにスーツのお兄さんが俺をどかしにかかる。


「いや、まってくれ!それだけじゃよく分からない!」


すると、暴れる俺をお兄さんは押さえ付けながら1枚のカードを渡した。


「これをお読みください。これで納得されると思います。」


渋々とカードを受け取り書いてることを読んだ。


ルール

借金を全て返し終わると元の世界に帰ることができます

好きなゲームで遊んでください

お金が必要な場合は1階にある銀行をご利用ください

借金の残高も銀行で確認できます

いかさま等の不正が発覚した場合は借金が10倍になります

また、他人の不正摘発で借金が半分になります



「お分かりになりました?」

「、、はい。」

「では、向こうへお進み下さい。」


ザワザワとしている方を指差した。俺は忘れてたとばかりにアル探すが、目も見える範囲から完全に消えいた。慌てて、奥に進む。1階は休憩するスペースなのか、ソファーやテーブルがある。それだけでなく、飲み物を売っていたり、ハンバーガー屋やパスタ屋なんかも見える。広い部屋の中央に緑色の看板の下には小さな行列ができている。おそらく銀行だろう。


(アルは何処にいったんだろうか?)


一通りぐるっと1階をまわったが見当たらない。仕方がないので近くにいる優しそうな人に、声をかけることにした。


(えーと、、あのおじさんなんか良さそうだな。)


テーブルに座ってカレーを食べてる、人がよさそうなおじさん。かわいいウサギに騙されてここにいるわけだが、やっぱり見た目は大事だ。


「あの、すいません。」


おじさんはカレーを食べるのをやめてこっちを向くと、少し面倒くさそうだと、顔をしかめる。


「む、、なんだい?お金なら貸さないよ?」

「いえ、そうではなくて。人を探してまして。」

「なんだ?お金でも貸して逃げられたか?なら、諦めな!ここから出ていったやつなんぞ二度と会えんぞ。」

(ここは、そんなに信用できない所なのか?まぁ、借金をした奴が来るところだしそれもそうか。)


まるで自分はその中の一員ではありませんアピールを心の中でして話を続ける。


「、、知り合いを探してるんですが。アルっていう変な服装をした、、。」

「、、ん?アルの知り合いか?」


すると、突然顔色が変わった。


(あ、これは悪い意味で当たりを引いちゃったか?)

しかし、その予想は外れ、いい意味で当たる。ニコニコとした顔になった。そして、目の前にある椅子を指で指す。


「まぁ、座れ。それで、なんだ?アルにサインでも貰いにきたのか?」

「サイン?ここでは、有名人なんですか?」


俺は椅子に座りながらきく。


「そりゃ、そうさ。バベルの塔で1番勝ってるやつだからな。ほれみな!」


そういうと、銀行横にあるスクリーンを指差す。大きいスクリーンには、勝率ランキングと書かれたリストが表示されている。


日間ランキング

1位 田中

2位 ユーリエ

3位 アル

月間ランキング

1位 アル

2位 田中

3位 シウル

年間ランキング

1位 アル(500億円)

2位 ソウナ(430億円)

3位 田中(100億円)


年間ランキングを見るとトップにアルの名前がある。日間、月間にも名前が載っている。しかも、年間500億円勝っているのだ、半端じゃない。もしかしたら、イラナより強いのかも、、?

(そういえば、初めてあったときも「チェスしてた(笑)」みたいなこといってたな。)


「どうだい?凄いだろ?ちなみに俺はシウルっ名前だ。見ろ月間ランキングに名前があるだろ?今月は10億円も勝ったんだ。」


そんなに稼いでいるのかと驚く。しかし、単純な疑問が湧く。10億借金する方が難しいように思える。


「そんなに勝ってるのに借金まだ、返し終わらないんですか?」

「いや?とっくに返し終わってるぞ?ここには余興で来ているだけだ。なんだ?お前はここ初めてみたいだし、、いくら借金したんだ?」

億とかいう単位を見たせいか、3万という数字を口に出すのが恥ずかしい。

「?どうした?ここで会ったのは何かの縁だ一千万ぐらいならあげてもいいぞ?」

「、、さ、3万円です。」


シウルのおじさんは一瞬ぽかーんとした。そこまで衝撃だったのか、スプーンが手から滑り落ちて地面に落ちる。その後ハッと我に返ったのか慌ててスプーンを拾う。


「あの、、シウルさん?」

「マジ?からかってない?」

俺の顔をまじまじとシウルさんは見ながら聞いてきた。

シウルは聞いたことが無かったのだ。ここは、借金をして人生のどん底に落ちたどうしようもないクズか、お金持ちが余興で遊びに来るところだ。3万円なんていう借金で連れてこあっれたのは前代未聞だ。


「マジです。」

「、、、そうか。ちょっと待ってろ。」


そういうと、落ちたスプーンを持って席を立ちどこかに行ってしまった。

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