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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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ありさと秀樹の結婚式

ありさが白無垢の花嫁衣装で控室に来た時、

秀樹くんは紋付き袴で私たちとは別の控室にいました。

この時、神戸にいる美沙子さんのお父さんが来ていました。

そうです。

美沙子さんのお父さんは、美沙子さんのお母さんの遺影を

持って一緒に参列していました。

そして、亡くなったおみっちゃんの遺影も一緒に来ていました。

おみっちゃん、秀樹くんは凛々しい姿だよ。

見ているかい?

あんたの可愛がっていた孫の晴れ姿だよ。

すずちゃん、ありがとう。

あたしは、先に虹の橋を渡ったけど心配ないよ。

あんたのことは、あたしが空の上から見守っているよ。

だから、安心しておくれよ。

おみっちゃん、長い間友達でいてくれてありがとう。

これからは、ありさと秀樹くんを見守っていくよ。

私が虹の橋を渡った時は、たくさんの土産話を持っていくからね。

そして、ありさと秀樹くんは神殿に向かって歩いていきました。

二人は、神殿に入ると三々九度の杯を交わして指輪を交換しました。

ありさは、三々九度の時にうっすらと涙を浮かべていました。

そして、親子の杯を正也と信吾先生が交わした後で

秀樹くんは、ありさと一緒に誓いの言葉を読み上げていました。

そして、二人の結婚式が終わって披露宴になる頃でした。

「秀樹、ありさ、結婚おめでとう!」

「ありさ、綺麗よ」

そうなんです。

実は、この日のために秀樹くんとありさの同級生が集まったのです。

「秀樹、ありさを泣かすなよ」

「秀樹、しっかり父ちゃんやれよ」

あらあら、もう種あかしの必要はないですね。

そうなんです。

実は、ありさには秀樹くんとの赤ちゃんが宿っていたんです。

今、現在妊娠5カ月の安定期に入ったところです。

思えば、ありさの体の変調が来た時に

秀樹くんは、信吾先生と美沙子さんに話をしたのです。

ありさと結婚して生まれてくる子供を守りたいと。

信吾先生は、秀樹くんと一緒に家に出向いて正也と話をしました。

ありさは、赤ちゃんを産みたいと言っていることを

正也は、信吾先生に伝えました。

信吾先生は、秀樹くんに結婚をしたいなら

自分から頭を下げて頼めと言って、

秀樹くんは正也に結婚を願い出たのです。

正也は、秀樹くんの幼い時分から知っているだけあって

秀樹くんとの結婚を承諾したのです。

夏美さん、秀樹くんは幼い時から正義感の強い子でした。

思えば、小学校2年生で神戸から転校をしてからは、

ありさに危険なことがある時は何かの形で助けてくれました。

そして、私が今は亡き親友である美津子さんと家族ぐるみで

お付き合いをさせていただいたことは大きな励みとなりました。

とくに、小説家として頑張っている美沙子さんには脱帽でした。

夏美さん、こうして人に助けられていくんですね。

私は、いつか虹の橋を渡ることが来るかもしれません。

その時は、たくさんの土産話を持っていきますからね。

さて、話を元に戻しましょう。

ありさと秀樹くんは、結婚式を終えて披露宴会場に向かいました。

披露宴会場でウェディングケーキに二人でナイフを入れた時、

とても幸せそうな顔をしていました。

そして、ラストを飾るキャンドルサービスの時が来ました。

この時、淡いピンクのドレスを着たありさと

黒のタキシードを着た秀樹くんは、それぞれのテーブルをまわりました。

そして、花束贈呈の前に感謝の手紙をありさが読みました。

「お父さん、私を育ててくれてありがとうございます。

おばあちゃんは、雨が降った時は必ず傘を持って迎えに来てくれましたね。

私のことをここまで育ててくれてありがとうございます。

これからは、お父さんとお母さんのような温かい家庭を

秀樹さんと一緒につくっていきます。

そして、最後に言わせてください。おばあちゃん、大好き!」

ありさ、ありがとう。

秀樹くんと幸せな家庭を築くんだよ。

そして、花束贈呈となり私は夏美さんの代わりに

ありさから花束をもらいました。

「おばあちゃん、ありがとう」

「ありさ、秀樹くんと仲よくやるんだよ」

「母さん、ありがとう」

「秀樹、ありさちゃんを大事に守るのよ」

夏美さん、見ていますか?

ありさは、こんなに優しい花嫁になりましたよ。

これからの秀樹くんとありさの未来を見守ってくださいね。

さて、長い間私の子育て日記にお付き合いくださり

ありがとうございました。

これから先、私が虹の橋を渡る時が来るまで

ひとみとありさの未来を見守っていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

みなさんもお元気にお過ごしくださいませ。

「おばあちゃん、大好き!」を最後までお読みいただきありがとうございます。

このストーリーは、母親が亡くなってからも元気に頑張っている姉妹をモデルとして

書きました。実は、私がその姉妹の母親と同じ役員をしておりました時にお話をした

事でご縁がございました。しかし、母親が御病気で亡くなられたと長男から聞きました。

それからは、おばあちゃんが一生懸命その姉妹を育て上げていったことに感服してました。

その気持ちから生まれたのが「おばあちゃん、大好き!」でした。

この作品に共感を持たれて続きを書いてと言われたことは、私にとって励みとなりました。

本当にありがとうございました。

この物語での鈴子おばあちゃんの活躍は、おしまいになりますが

あなたの心に鈴子おばあちゃんを思い出してくれたら嬉しいです。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

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