おみっちゃん、よかった。
この日は、日曜日。
私は、美津子さんの入院している病院に行きました。
美沙子さんから病室を聞いていたのですぐにわかりました。
私は、病室にいる美津子さんを見つけました。
「おみっちゃん、わかるかい?」
「すずちゃん、友達だからわかるよ」
「よかった、あんたが倒れたって聞いたから来たんだよ。
心配したんだよ、あんたが虹の橋を渡るのかって」
「何言ってんだよ。しかし、病院に早く来てよかったよ。
まだまだ、お迎えに来てもらいたくないからね」
「それだけの元気があれば心配ないね。
とにかく、先生の言うことを聞いて養生しておくれよ」
病室が4人部屋のため、仕切りが狭くなっていました。
そんななかで、ひとりだけ壁に向かって大声で話す人がいました。
「あの人、ずっとこんな調子なのかい?」
「そうなんだよ、誰かを呼んでいるのか知らないけど迷惑だよ」
「そうだよね、安眠妨害になるね」
「すずちゃん、あたしが入院したから美沙子の負担が大きくなったね」
「何、言ってんの。美沙子さんは、一生懸命やっているから
安心して養生しなよ。心配するのは、体に毒だよ」
私は、美津子さんとしばらく会話をして帰ってきました。
富士雄さんには、毎日話しかけに来ますからと伝えました。
そして、私は家に戻ってきました。
今日は、風が吹いて寒い日でした。
そこで、健太と冬美を家の中に入れてました。
「こらっ、コタツの中に入るなって言っただろう!
早く出なさい!猫のようにコタツに入るんじゃないよ!」
私が目を離した隙にコタツに入る健太と冬美。
今年の冬が寒かっただけにコタツが温かく感じたのでしょうね。
それだからと言って、健太と冬美を甘やかしてはいけません。
この二匹は、猫ではなく犬なんですから自覚を持ってもらわないとね。
それが、きちんとした躾だと思いませんか。
夏美さん、美津子さんの元気な姿を見てきましたよ。
明日から毎日美津子さんの顔を見に行ってきます。
だから、お願い。
美津子さんが元気になるのを見守っていてくださいね。
頼みましたよ。




