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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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のど自慢が来たよ

美沙子さんは、カラオケが大好き。

これは、神戸に住んでいる亡くなったお母さんの影響だそうです。

実は、長崎県の南島原市で国営放送主催される「のど自慢」に

美沙子さんが予選会に出ることになったのです。

当然ながら、私は応援に行きましたよ。

夏美さん、これから美沙子さんが歌いますから、

本選に勝ち残れるように頼んでくださいね。

予選会と翌日の本選は、勝どき町のコンサート会場で

おこなわれることになりました。

当然ながら、テレビの音響やバンドの演奏には迫力がありました。

「美沙子、本選の見学のはがきが当選になってよかったよ。

お義母さんの思い出の曲歌ってくれよな」

「母ちゃんのカラオケ狂いは、神戸のばあちゃんそっくりだよ」

「おーいっ、秀樹」

「剛、耕作、太一、遥斗、航平、翔太、直紀、みんな来たのか?」

「そうだよ、秀樹の母ちゃんの応援に来たんだよ。

オレたちの母ちゃんたちも来ているぞ」

そうです。

実は、テニス部を引退してから秀樹くんたち3年生の部員が

美沙子さんの予選会に集まってきたのです。

そして、3年生の部員のお母さんたちが美沙子さんの応援に来ていました。

「美沙子さん、頑張ってね」

「美沙子、頑張れ!」

「ありがとう、来てくれて嬉しい」

「おいおい、嬉し涙は本選に残った時にとっておきなよね」

美沙子さんには、みんなの応援が百人力になりそうですよ。

さてさて、250組のなかから20名を決める予選会が始まりました。

どの人もみんな、歌が上手な人ばかりです。

そして、いよいよ美沙子さんが歌う番になりました。

美沙子さんは、久保田早紀さんの異邦人を歌いました。

この歌は、お母さんの思い出の曲でした。

そして、予選会も250名の人全員が歌いました。

やがて、審査結果が出たようです。

夏美さん、美沙子さんが本選に進むことを願っていてくださいね。

「45番、異邦人水沢美沙子さん」

「やったー!美沙子が合格したよ」

「ばんざーい、今日は祝杯だよ!」

美沙子さんの合格で、テニス部のお母さん方が興奮していました。

夏美さん、美沙子さんを本選に合格してくれてありがとう。

お義母さん、本選に行けましたから

明日の本選で優勝になったらいいですね。

そうよね、夏美さん。

美沙子さんならやれるわよね?

明日の本選を楽しみに待っていてね。

必ず、吉報を知らせますからね。

どうか、空の上で見守っていてちょうだいね。



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