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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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美沙子さんに憧れた人

美沙子さんが大学生だった時、ある小説サークルに入っていました。

そのサークルは、小説もそうですが

アニメーションや創作ドラマの吹き替えにも力を入れていたそうです。

そのサークルで、美沙子さんはとある男性に出会います。

その男性は、美沙子さんとは3才年下の高校生でした。

その男性のお父様が漫才師をしておりました。

その男性は、木崎和宏さんと言いまして

現在でも芸能界でお仕事をされております。

そんなある日、和宏さんから美沙子さんに連絡がありました。

「もしもし?美沙子姉さん、オレのこと覚えているかな?」

「和宏くん?」

「うん、久しぶりにサークル仲間に会いたいなって話したら

美沙子姉さんの声聞きたくなった。

それに美沙子姉さんの作品を読んでいたら懐かしくなったんだ。

美沙子姉さんは、オレの憧れの女性だったからね」

「びっくりしたわ、和宏くんから電話もらうなんて思わなかった」

「美沙子姉さんがサークル卒業してから信吾先輩と結婚したって聞いた。

その時は、オレは上京して俳優の仕事が入っていた時期だったからね。

美沙子姉さんと信吾先輩は仲が良かったから結婚するのかな?って思っていた」

夏美さん、美沙子さんに憧れていた人がいたんですね。

大学時代のサークルで信吾先生と美沙子さんが出会っているとは思いませんでしたよ。

「ところで、神戸に来る予定ないの?」

「えっ?どうして?」

「もし、神戸に来るなら信吾先輩と一緒に来てほしいんだ。

サークルで同窓会やりたいんだ。もちろん、幹事は当時の4回生だった小島さんがやるんだ」

「わかった、詳しい日時が決まったら連絡してきて。信吾には、あたしから話をしておくわ」

おやおや、どうやら美沙子さんが同窓会に行く気になったみたいですよ。

「美沙子、電話誰からだったんだい?」

「すみません、長電話になってしまって。

実は神戸の大学でのサークルで同窓会するって知らせてきたんです」

「大学のサークルって信吾もいた小説サークルかい?」

「そうなんです。信吾さんは、創作ドラマ担当でしたからね」

「ただいま、母ちゃんメシ!」

「顔見たら、そのセリフだからやんなっちゃう」

「ただいま」

「お帰り、信吾。今日は早かったね」

「なんとか、生徒のテストの採点が早くできたよ。

1年生ってホントにかわいいもんだな。

秀樹が1年生になった時のランドセル姿、懐かしいな」

「なんだよ、父ちゃん。今は可愛くないって言うのかよ?」

「そういう意味じゃないよ。小学校時代の秀樹も今の秀樹もオレには可愛い」

そんななかで、水沢家では家族水入らずで夕食をともにしました。

そして、美沙子さんが信吾先生にコーヒーをもって信吾先生の書斎に入りました。

そして、昼間に和宏さんから電話があったことを話しました。

「和宏って、あの和宏のことか?懐かしいなぁ、アイツはおまえに恋をしていたからな」

「えっ?そうなの」

「おまえが卒業旅行でアメリカに行った時に和宏がオレに言ったんだよ。

信吾先輩、すみません。美沙子先輩のこと好きになってしまいましたってな」

「そんなこと知らなかったわ」

「しかしだな、アイツが結婚した嫁さんがどことなくおまえに似ていたんだよな。

やっぱり、アイツの心の中におまえがいたんだな」

和宏さんの心の中には、今でも美沙子さんの面影が残っているんですね。

夏美さん、本当に素敵なお話ですよね?

あなたと正也との付き合いが中学生からの交際で夫婦になったように

信吾先生と美沙子さんにも大学でのサークルでの交際で

夫婦になるということもあるのですね。

私たち家族は、仲良く暮らしていますよ。

これからも私たちを空の上から見守っていてくださいね。


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