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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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体操教室での出来事

美沙子さんは、島原市にある女性だけの体操教室に通っています。

きっかけは、佳澄さんがチラシで見た体操教室の無料体験レッスンでした。

今では、佳澄さんの他に藍子さん、増井さん、江口さんと輪が広がりました。

なかでも、事故から1年を経とうとしている江口さんが、

体操に参加したことが大きな喜びとなりました。

「美沙子さん、裕子さん、おはようございます!」

と講師の先生の元気な声に、迎えられました。

「裕子さん、大丈夫ですか?お身体が治ってよかったですね」

「ありがとうございます」

それからは、美沙子さんとは別メニューで体操をこなしていた

江口さんですが、彼女の回復は通院リハビリだけではなかったようです。

「佳澄さん、藍子さん、江梨子さん、おはようございます!」

「あれっ?裕子ちゃん、来たんだ。よかったね、また仲良し5人組で頑張ろうね」

「みんながせっかく揃ったし、終わったらランチしない?」

と美沙子さんが江梨子さんに声をかけていました。

「賛成!ちょうど、イタリアンの美味しいお店ができたから、

みんなで裕子ちゃんの快気祝いをしよう!」

「あたしも行く!」

「あたしも大賛成!」

「それよりも美沙子、締め切り大丈夫なの?」

「毎日、パソコンに向かうと窮屈なのよね。

たまには息抜きしないと持たないわよ」

それから美沙子さんたちは、江口さんの快気祝いという名目で、

体操教室から近くにできたイタリアンレストランに入りました。

そのお店は、ランチタイムに食べ放題メニューがあることで、

有名なお店でした。

「超キレイなお店だね」

「ここさ、仕事仲間の話で料理が美味しいからお勧めだよって

言っていたんだよ。だから、一度は行ってみたかったのよね」

「今回は、江梨子さんセレクトのお店になったね」

「そうよね、裕子ちゃんが体操に来ることできたし、

あたしたちは美味しい物が食べれるし、嬉しいじゃないの」

「そうそう、こうしてランチするのなんて久しぶりだもんね」

「以前のランチでは、集り目的の人間が紛れ込んでなかったっけ?」

「だけどさ、その集り目的の人間を店に置いていったじゃん」

「あの後、集り目的の人間から苦情メールが美沙子に来なかったっけ?」

「苦情メールというよりは、家の固定電話しか知らないから、

それで文句の電話を毎日かけて来ていたけど」

「あの時は、尾崎さんも来ていたよね?」

「うんうん、今度のランチの時は尾崎さんを誘って行こうよ」

「賛成!今度のランチの企画が決まった時に、

尾崎さんを誘って行こう。連絡は、美沙子から伝えてね」

「了解、尾崎さんは犬の散歩で家に寄るから話しておくわ」

そんなわけで、みんなのランチも

和気あいあいとしたものになりました。

夏美さん、江口さんが元気になりましたよ。

もう少しで社会復帰ができそうです。

今年いっぱいは仕事を休職して、

年明けから仕事に復帰されるそうですよ。

私も美沙子さんのランチの仲間になれそうです。

嬉しいですね、若い人の話が聞けるなんて

幸せなことはありませんよ。

どうか、このままの幸せが続きますように祈っていてくださいね。


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