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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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これってイジメになるの?

ありさの登校日の時のこと、一人の母親が教卓を叩いて

「お話があります」と言ったそうです。

突然のことでびっくりした生徒たちは般若のように怒っている母親に釘付けになりました。

「このクラスで弥生がイジメを受けていますね?」

この弥生ちゃんは中学3年の時にお父さんの転勤で転校してきた生徒ですが

イジメにあっているということは聞いたことがありませんでした。

母親が言うには弥生ちゃんに対してのイジメを反省しろという内容でした。

とりあえず担任の先生が職員室で待っているように促していました。

登校日のホームルームが終わってから弥生ちゃんは職員室に行きました。

「なんだなんだ、何あったんだよ?」

隣のクラスにいた秀樹くんが遥斗くんに事情を聞きました。

秀樹くんの他に耕作くん他テニス部の面々が野次馬のように集まってきました。

「それがさ、いきなり弥生の母ちゃんが怒鳴り込んできて

弥生をイジメたヤツは誰だって言ったんだよ、なぁ翔太」

「そうなんだよ、こっちは身に覚えないのに濡れ衣もいいとこだぜ」

「それより、弥生の母ちゃんは?」

「今、職員室で担任と校長先生と話しているんじゃないのか?」

「おいっ、ちょうどみんないることだし職員室行ってみないか?」

「賛成、みんなの濡れ衣晴らすために行こうぜ」

というわけで秀樹くんたちは職員室にいる弥生ちゃん親子がいる職員室に行きました。

弥生ちゃんのお母さんの声が廊下まで筒抜けだったため会話が見事に聞き取れました。

「聞いたか?マジであり得ないよな?」

「自分の言いたいことが言えないからって察してやれって。アハハ、腹が痛い」

「だいたい弥生は自分から言いたいこと言えないじゃん。

グループで見たいやつがあったって自分で主張できないのに」

「何が弥生様いかがですか?これマジでウケるんだけど」

「おいっ、やめろよ!笑かしてくれるな」

「とにかく、情報提供に行こうぜ。アハハ、マジで笑かしてくれるぜ」

男の子たちは団結力が強いですね。

しかし、弥生ちゃんのことはどうしたらいいのでしょうか?

早速、情報が教室に回ってきました。

とくに情報を回した翔太くんと遥斗くんの濡れ衣は晴れることができました。

この話は登校日のホームルームが終わって家に帰ってきた時に

ありさから聞きました。

秀樹くんたちが職員室に行き、弥生ちゃんのことを聞いてくれました。

ありさたちは担任の先生から弥生ちゃんのことを聞かれたそうです。

だけど、イジメにつながるものはありませんでした。

どちらかと言うとよく知らない子だと言っていました。

秀樹くんも今日の学校にあったことを信吾先生や美沙子さんに話しました。

「ここではイジメはないと思っていたのに神経質なのかしらね」

「都会ではイジメでの自殺が増えているからね。難しい問題だね」

「父ちゃん、母ちゃん、僕は転校してきたけど仲間はずれしなかったよ」

「それはじいちゃんやばあちゃんが近所の人に守ってくださいとお願いしたからだよ」

「そうよね、ありさちゃんのおばあちゃんのおかげで心配もなく暮らしていけるものね」

夏美さん、あなたに美沙子さんを会わせてくれたこと感謝しているわ。

どうか、弥生ちゃんがクラスに溶け込めるように見守っていてくださいね。

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