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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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母ちゃん、怒りの鉄拳まだ続く

授業参観で一人の母親に怒りの矛先を向けた美沙子さん。

その美沙子さんを止めようと他のお母さんは必死でした。

「さぁ、どうする?子供たちと先生が来るし、昔の恥をこのまま話してもいいんだよ?」

「それだけはやめて。そんなことしたら子供に知られてしまう」

「あっ、そう?昔、うちの旦那にお弁当を拵えて小学校の校門に立っていたのを

子供は知らないわけだ。ちょうどいいから教えてやるよ」

「ごめんなさい、子供は知らないの。だから許して」

「ふざけんな!てめぇのやったことで一時家族が修羅場になったんだ!

どうやって償っていくんだよ?口先だけの謝罪はいらねぇからな」

その時、美沙子さんと家族付き合いしている佳澄さんが話に割って入ったのです。

佳澄さんは秀樹くんの親友である耕作くんのお母さんです。

「美沙子さん、信吾先生のことは私の母が間に入ってくれたじゃない。

美沙子さんが家出同然に神戸の実家に帰ったって聞いた時は驚いたよ。

このまま離婚して神戸に住むんじゃないかって心配したんだよ。

秀樹くんを捨てるような真似止めてって。

秀樹くんを耕作たちの二の舞にしないでって言ったよね?

もう忘れたの?あの時から裕子さんや江梨子さんが心砕いてくれたじゃない。

その気持ちを無にしてしまうの?悲しいよ、お願いだから元の美沙子さんに戻ってよ」

佳澄さんはそう言うと涙を流して号泣していました。

「みなさん、どうしたんですか?さっきから大きな声で廊下まで筒抜けでしたよ。

何があったんですか?落ち着いて話してくれませんか?」

教室に二人の担任の先生と教務指導の先生が来ていました。

「子供たちはそれぞれの教室に待機してもらいました。何があったか話してもらえませんか?」

この時は江口さんが今までの経緯を話しました。

私の家で子供の放置があるために警察にお願いしていること。

そのことを少しの時間だけ預からない私は酷いと一部の母親から言われたこと。

そのことに対して美沙子さんが怒って母親たちを諫めたこと。

母親のなかに信吾先生にお弁当を拵えて追いかけまわしたこと。

そのことで美沙子さんが激怒して母親に子供に言うと詰め寄られたこと。

普段温厚な美沙子さんがここまでキレたのを見たことがなかったので止められなかったこと。

佳澄さんが間に入ってくれなかったら自分たちは何もできなかったとすべて話しました。

「お話はわかりました。水沢さんと笠松さんは子供たちの授業が終わったら職員室に来てください。

教務指導の小澤と教頭先生からお話があります。よろしいですね?」

そういうわけで美沙子さんは子供たちの授業が終わってから職員室に行くことになりました。

そもそもの原因は私にあったのに美沙子さんは私を庇って戦ってくれましたよ。

夏美さん、美沙子さんを止められなくてごめんなさい。

あなたも正也にストーカーされたら許せないわよね?

だから、美沙子さんを怒らせたのよね?

お義母さんが謝ることありませんよ。

非常識な行動をとった人に制裁を加えただけですよ。

あなたはそう言いたいのね?

わかったわ、今後どうなるかわからないけど静かに見守っているわ。

ありがとう、このまま美沙子さんの成り行きを見守っていてね。







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