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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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最後の運動会

ありさが中学三年生になり、今年で最後の運動会となりました。

今年は正也がPTA会長になって忙しい仕事の合間を縫って

学校に行くことが多くなりました。

「疲れていないかい?仕事を抱えてPTAの仕事もやって体を大事にしておくれよ」

「母さん、大丈夫だよ。俺の体は自分でわかっているよ」

「そうかい?おまえが倒れたら娘たちは路頭に迷うからね。

母さんもいつかはお迎えが来るんだから気を付けておくれよ」

本当にそうです。

正也に何かあったら娘たちはどうなるのか不安でしかたなかったのです。

そうですよね、夏美さん。

正也に虹の橋を渡ってほしくないですよね?

そうよね、娘たちのことを考えて無理をしないでって言いたいのね?

私は大丈夫ですよ。まだまだお迎えが来ませんから安心してちょうだい。

えっ?、今は今年1年の役員の仕事を十分に果たしてくださいって言いたいのね?

私も生きていた頃に学級部長をやっていたじゃありませんかって?

そうなのね、わかったわ。

あなたは責任感が強い女性だったわよね?

だから、正也に思う通りにさせてあげてくださいって言いたいのね?

わかったわ、あなたを信じて正也に任せてみるわ。

こうして、運動会の準備が着々と進み本番の日を迎えました。

この日にいつも高校生になったひとみの同級生が集まっていました。

会うたびに同級生の女の子から「ひとみちゃんは元気ですか?」と声をかけてきます。

ひとみは宝塚音楽学校の本科生になり、毎日厳しいレッスンを受けています。

来年の初舞台に向けて頑張っているのでしょう。

日々の近況は、ひとみとありさでメールのやりとりをしているようですけどね。

さて、運動会ではありさが1年生から生徒会をやっていたので

プログラム最後にやるサークルで学ラン姿になって頑張っていました。

やはり、姉妹ですね。

姉のひとみはありさが入学する時は生徒会長でしたからね。

最初のサークルでは姉妹で学ラン姿になって頑張っていましたね。

夏美さん、ひとみとありさの学ラン姿懐かしいわよね?

あの時で背の高かったひとみが宝塚でどんなお芝居をしてくれるかしら?

きっと、カッコイイ男役になっていますよって?

あらあら、正也に似て親バカになっていませんか?

それを言うなら、お義母さんのほうじゃないですかって?

確かに私のほうが親バカならぬ婆さんの褒めすぎかしらね。

だけど、あなたが虹の橋を渡ってから孫たちは大きく成長しましたよ。

これからも孫たちの成長を見守っていてくださいね、頼みましたよ。


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