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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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神様のお告げ

江口さんの子供は優香ちゃんと2才上のお兄ちゃんがいます。

江口さんが事故に遭ってからはご主人と江口さんの実の両親が

優香ちゃん兄弟の面倒を見てきました。

優香ちゃんは芯の強い子でした。

「お母さんが治るまで頑張る」と言っていました。

そして、事故から1週間が過ぎ、江口さんの手術の日がきました。

この日は美沙子さんが仕事を休んで病院に行きました。

病院に着いた美沙子さんは江口さんに何度も何度も言葉を交わしていました。

江口さんの手術は3時間かかりました。

ケガの損傷が酷く、骨盤と左足の膝に金具を入れるという大手術でした。

夏美さん、江口さんの手術が成功しましたよ。

あなたが江口さんを助けたんですね。

ありがとう、優香ちゃんに寂しい思いをさせたくなかったのよね。

だって、江口さんは夏美さんの親友だったものね。

あなたの遺志は美沙子さんに受け継がれているようです。

私にはわかりますよ。

あなたがひとみとありさを残して虹の橋を渡った無念が

美沙子さんを呼び寄せたんでしょう。

だからこそ、私の代わりに美沙子さんを気にかけてくださいと言いたいのね。

ありがとう、美沙子さんはとても優しい人ですよ。

あなたが生きていたら、きっといいお友達になっていたでしょうね。

それから美沙子さんが家に帰宅したのは午後3時でした。

「お義母さん、すみません。夕食の支度させてしまって」

「何言ってんだい。そんな水臭いことは抜きだよ。

ところで、お友達の手術は成功したのかい?」

「はいっ、おかげさまで個室から4人部屋に移って治療をするそうです」

「よかったね、きっとすずちゃんの亡きお嫁さんが守ってくれたんだよ」

「ホントに私もそう思いたいです。一度尾崎さんにお願いして

お嫁さんのお墓参りに行かせてほしいと思っています」

「それは良いことに気が付いたね。すずちゃんもきっと喜ぶよ」

夏美さん、聞きましたか?

美沙子さんがあなたのためにお参りをしたいと言ってくれましたよ。

本当に嬉しいことを言ってくれますね。

美沙子さんは心の優しい人です。

あなたが生きていたら親友になっていたかもしれないわね。

これから江口さんが元気になって帰ってくることを

空の上から見守っていてくださいね。

頼みましたよ。





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