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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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ディスカウトショップで起こった事件

ある日、私は家族でディスカウトショップに買い物に行きました。

島原では安いし、なにしろ商品の品揃えが豊富なことで有名なお店でした。

私は週末に親戚が集まるので食料品を多めに買いました。

「母さん、買い忘れないかい?」

「これで十分だよ。しかし、ゴールデンウイークだから人がいっぱいだね」

「車を出入り口前に持ってくるよ。ありさは袋詰め手伝ってなさい」

そう言って正也は車のところに行きました。

「マイバック、二つ持ってきてよかったね」

「そうだね、親戚の集まりだから買い込んでしまったね」

その時でした、5才くらいの男の子が私たちの買った食材の入ったマイバックを持っていきました。

この時、信吾先生親子が見つけたようで秀樹くんが男の子を捕まえました。

秀樹くんは男の子に「泥棒はいけないんだぞ。お母さんはどこにいるんだ?」と言いました。

男の子は「これはお母さんと買った。だから泥棒じゃない」と秀樹くんに言うじゃありませんか。

「秀樹くん、これはおばあちゃんと買い物したものだから渡しちゃダメ!」

「わかっているよ、ありさちゃん。ありさちゃんのマイバックはお母さんの形見だって言ってたよね?」

「そうよ、このバックはお母さんの手作りだからどこのお店にも売ってないのよ」

「どうした、秀樹?何かあったのか?」

「父ちゃん、お巡りさん呼んできて!この子がお母さんと一緒に泥棒したんだよ」

「僕は泥棒じゃない!お兄ちゃんたち、どうして僕に意地悪するの?」

「そのバックを返さないから怒っているんだよ。

どうしても返さないならお母さんと一緒に警察に行って

お巡りさんに怒ってもらうけどいいね?」

もうお店の中は騒ぎになっていました。

そして、痺れを切らしたのか男の子のお母さんがお店に入ってきました。

「ちょっと、それは私が買ったものよ。返してよ」

「あなたがお母さんですか?このバックは彼女のお母さんの形見です。渡すわけにはいきません」

そして、信吾先生とお店の警備員さんが店内に来ました。

店内の様子がおかしいと気づいた正也が店内に入ってきました。

信吾先生から今までの状況を聞いて正也は警備員さんに言いました。

「このバックは亡くなった妻の手作りです。身分証明書になるかわかりませんが、

私の免許証とクレジットカードで買い物をしていますのでバックを調べてください」

「その必要はないわ。これは私が買ったもの、レシートを調べて」

警備員さんはバックを調べました。

するとバックのレシートにクレジットカード決済と思われるカード番号が記載されてました。

「確かに貴方(正也のことです)のおっしゃるとおりです。確かにカードでの支払いになってます。

あなたがた、ちょっと来てもらえますか?事情を聴きたいのでご足労をかけますが」

「ちょっと待ってください。まだこの親子から彼女とおばあさん(私のことです)に

謝罪の言葉をもらっていません。別室に連れていくなら謝罪をしてから連れていってください」

母親は観念したのか蚊の鳴くような声で「ごめんなさい」と言いました。

だけど、信吾先生が「大声で復唱!」と怒鳴ると涙声で謝ってました。

それから事の顛末をお話をすると泥棒を働いた親子は

たくさんの未精算の物が見つかったため、パトカーのお世話になりました。

そのため警察から連絡がありますが、よろしくお願いしますとお店から言われたので

信吾先生は「その時は息子が再現します」と言って私たちはお店を出ました。

夏美さん、あなたの形見のマイバックが盗られないですみましたよ。

このマイバックは一生懸命手作りしていた大事な形見ですものね。

本当に秀樹くんと信吾先生のおかげで泥棒を捕まえられてよかった。

本当にありがとう。秀樹くんと信吾先生がいなかったらマイバックを盗られていたわ。

夏美さん、秀樹くんと信吾先生を介してピンチを救ってくれてありがとう。

これでゴールデンウイークの親戚の集まりが滞りなくすみますよ。

どうか、空の上から見守っていてくださいね。





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