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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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悲しい知らせ

美沙子さんは神戸の高校で同窓会を知らせてくれるのですが、

仕事が忙しいからと出席を断っていました。

「せっかくの同窓会なんだから行ってきたらどうだい?」

「ありがとうございます、仕事が山積みだから出かけられませんよ」

「そうかい?行かないなら無理にとは言わないよ」

美沙子さんは出席はがきに欠席と書いて翌日の郵便配達に合わせて出すことにしました。

ところが、夕飯が終わってテレビを見ていた時でした。

電話がかかってきて、美津子さんが電話の応対をしていました。

「美沙子、神戸から電話だよ」

「はいっ、今行きます」

それから美沙子さんは同級生と話をしていました。

「嘘でしょう?麻耶が亡くなったなんて?」

「ホントよ、麻耶は去年乳癌が見つかって手遅れだったのよ。

それで今日の朝早くに息を引き取ったそうなの」

夏美さん、癌という悪魔は年齢を選ばないんですね。

夏美さん、あなたが亡くなって17回忌が過ぎて間もなく23回忌を迎える時に

こんな悲劇は悲しいわよね?

「大丈夫かい?、美沙子」

美沙子さんは友達の死を受け入れられなかったのでしょうか?

ショックで倒れてしまいました。

そのことを私が知ったのは翌日のことでした。

「おみっちゃん、お嫁さんの様子はどうだい?」

「それなんだけどね、今日がお通夜で明日が葬式らしいんだよ。

今、締め切りに追われているから葬式だけ行けって言えないんだよ」

「気持ちはわかるよ。癌という悪魔が死を導いているからね」

「これから働き盛りの50代や60代が亡くなるのは悲しいね」

結局、美沙子さんは麻耶さんの葬儀に間に合うように電報を手配しました。

麻耶さんにはご主人と子供たちが残されました。

夏美さん、あなたも子供の成長を見たかったでしょうね?

それが癌という悪魔に取りつかれて死ぬことになるなんて夢にも思わなかったわ。

美沙子さんもお友達を亡くしてしまったわ。

どうやって立ち直るか静かに見守っていてちょうだいね。

私は家の仏壇にお線香を焚いて静かに祈っていました。

夏美さん、どうか美沙子さんを助けてあげてちょうだい。

空の上から見守ってくださいね。頼みましたよ。






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