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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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おばあちゃん、大丈夫?

桜の季節が終わり、ひとみは宝塚で新しい生活を始めました。

ほとんど毎日のようにひとみとありさは近況をメールで知らせていました。

そして私宛には毎週一度手紙を書いてくれました。

「ひとみは頑張っているようだな。ありさも一生懸命頑張るんだぞ」

「うん、学校毎日楽しいし、頑張る」

「今回は成績が上がったな。日曜日に家族で外食に行くか」

「おやおや、いいのかい?仕事の他に体育祭の係を引き受けたんだろう?

無理しなくていいよ」

「その打ち合わせなら仕事が終わってからだから大丈夫だよ」

「そうかい。それじゃ、ありさの好きな物でも食べに行こうかね」

「ありさの好きな物でいいの?」

「そうだよ。勉強を頑張ったご褒美だからね」

「ありがとう、パパ」

中学2年になってからのありさはしっかりしてきました。

夏美さん、ひとみもありさもしっかりしてきましたよ。

ひとみは宝塚で頑張っていますし、ありさもしっかりしてきましたよ。

家族が平穏無事で暮らしていますよ。

これもご先祖様とあなたが空から見守ってくれたおかげですよ。

「さて、夜も遅いから早く寝なさい」

「はい、おやすみなさい」

この日の夜は平穏無事で終わるはずでした。

ところが、この日の夜遅くに家が揺れたのです。

しばらくして、地震はおさまりましたが余震が続いていて

何度も何度も家が揺れました。

「母さん、大丈夫か?」

「あたしは大丈夫だよ。ありさは大丈夫かい?」

「ありさは大丈夫だ。熊本では地震で大変なことになっているよ」

「避難する準備しておいたほうがいいね」

「万が一のこと考えて最低限の物を持って出るようにしよう」

私は緊急事態のために用意しておいた食料と貴重品を袋に詰めて

いつでも避難ができるようにしました。

「おばあちゃん」

「ありさ、大丈夫かい?」

「今、お姉ちゃんから電話繋がっている」

スマートフォンをひとみに買い与えた時、正也が非常事態のためにと

ありさにもスマートフォンを買い与えました。

だから、今ではひとみとありさはお互いのスマートフォンで

電話をかけていました。

「もしもし、ひとみ?」

「おばあちゃん、長崎が地震だってテレビでやっていたから

電話かけたの。みんな、大丈夫なの?」

「みんな、無事だよ。心配させたね」

「まだ余震続いているから気をつけてね」

「また落ち着いたら電話するからね」

電話が終わってからすぐさま、家が揺れました。

「母さん、近くの公民館に避難しよう。ありさも出かける支度しなさい」

正也の指示で私たちは近くの公民館に避難しました。

「今夜だけここに泊まって明日の朝家に帰ろう」

「そうだね」

夏美さん、今夜は眠れない夜を過ごすことになりそうです。

自然の災害は恐ろしいものです。

どうか無事に災難を逃れますように祈る他ありませんでした。

夏美さん、これは神様からの試練でしょうか?

もしそうなら、私たちが無事に災難を逃れるように守ってください。

私たちだけじゃなく、地震で災難を余儀なくされた人の無事を願ってください。

頼みましたよ。










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