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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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美沙子さんの入院

美沙子さんのケガをしてから一週間が過ぎました。

美沙子さんは週に二回病院に行って治療を受けていますが、

背中の痛みはいっこうに治りませんでした。

そんななかで仕事の締め切りが迫っているからと

毎日パソコンに向かっているそうです。

毎日、美津子さんから美沙子さんの話を聞くたびに心配になります。

そんななかで、美沙子さんが背中の痛みを訴えて手が痺れるようになりました。

「ばあさん、美沙子が倒れているぞ。早く、救急車呼べ!」

「わかった、すぐに掛けるよ」

とうとう無理がたたって美沙子さんは倒れてしまいました。

「美沙子、しっかりしろよ。すぐに病院に連れてってやるからな」

美津子さんのご主人は一生懸命美沙子さんに声をかけていました。

「信吾と秀樹に連絡取っておけ」

「わかったよ」

美津子さんは急いで信吾先生と秀樹くんの通う中学校に連絡をしました。

それから救急車が来て美津子さんのご主人が付き添って救急車に乗りました。

そして、美沙子さんが通院している葵整形外科病院に搬送されました。

レントゲンを撮って診察を受けたところ、仕事は控えなさいと先生から

注意を受けました。

診断の結果、入院するのが一番だと判断されました。

「すずちゃん。ごめんね。すっかりつきあわせちゃって」

「いいのよ、それより入院の準備があるだろう?手伝うよ」

「ありがとう、すずちゃん」

私が車を乗るので美沙子さんの入院支度も難なくすみました。

「母ちゃん、大丈夫?」

「秀樹、部活は?」

「今日は休んだ。母ちゃん、入院長くなるの?」

「背中の痛みが治ったら帰ってくるよ」

「母ちゃんは仕事人間だもん。仕事を休んで体治さないとダメだよ」

「秀樹の言うとおりだよ。みんな心配しているんだからね。

出版社には信吾が連絡して休載にするように手配したからね。

病院の入院費はバス会社の保険会社から出るようになっているからね。

その点は安心していいからね」

「心配かけてすみません、お義母さん。秀樹のことお願いします」

「何言ってんだい、水臭いことはなしだよ。礼を言うならじいちゃんだよ。

じいちゃんは、病院に運ばれるまで心配していたんだからね」

本当にそうです。

人間、無理をすると体のどこかに歪みがくるものです。

美沙子さんの体を治すためにも入院するのが一番の薬でしょう。

それから私は自宅に帰り、いつものように夕飯の仕度をしました。

「おばあちゃん、秀樹くんのママのケガひどいの?

秀樹くんが部活に来てなかったから淋しかった」

「それがね、ありさ。秀樹くんのママが入院したんだよ」

「そうなんだ。秀樹くんのママのケガひどかったんだ」

本当に考えてみれば、美沙子さんには休養が必要だったと思います。

夏美さん、あなたもそう思いませんか?

あなたが美沙子さんに休養を与えたのですね。

それなら感謝しますよ。

だって、背中の大ケガでの仕事はかなりキツイものですよ。

だから入院という形で休めれば体を治していければ安心ですものね。

ありがとう、夏美さん。

私の心配事をいつも何かの形で助けてくれてありがとう。

私は美沙子さんの体が治ることを一日も祈っていますよ。

夏美さん、美沙子さんの体が治るように見守ってくださいね。

私は仏壇に花を飾ってお線香をたいて天国にいる夏美さんや尾崎家のご先祖様に

美沙子さんが健康になることを祈っていました。

「おばあちゃん、ママにお願い事したの?」

「そうだよ、ありさもママにお願い事あったら伝えなさい」

そう言うとありさは仏壇の前に座り手を合わせていました。

夏美さん、ありさもこんなに大きくなりましたよ。

私が言うのもなんだけど、素直で優しい子に育ってくれましたよ。

ひとみの卒業式まであと一カ月になりました。

ひとみは卒業と同時に宝塚に行きます。

ひとみとありさの行く末を空の上から見守ってくださいね。

頼みましたよ。



































































































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