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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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初めての宝塚歌劇

夏休みに家族で宝塚に旅行に行くことになりました。

初めての宝塚での観劇にひとみは大喜びでした。

今回の旅行はひとみの音楽学校の受験にあたっての下見も兼ねていました。

今回の歌劇は宙組公演です。

宙組に夏美さんの友人の槇沙織さんが出演しています。

私たちは槇さんからの招待状を事前にもらって楽屋に面会に行きました。

「お久しぶりです。招待状を頂いてありがとうございます」

「あんなに小さかったひとみちゃんとありさちゃんが中学生になったのね。

夏美の自慢の娘さんになったわね。ひとみちゃんは音楽学校を受験するって

きいたわ、頑張ってね」

「はいっ、ありがとうございます」

槇さんの言葉でひとみは音楽学校の受験に奮起したようです。

そして、歌劇を見るために大劇場に行きました。

とても大きな劇場で私たちは圧倒されました。

「すごい、すごいよ、おばあちゃん」

「本当だね、博多座とは桁違いだよ」

今まで地方公演での舞台を博多座で見てきましたが、

宝塚の大劇場はとても大きくて迫力がありました。

ここで歌劇団の人が舞台に立っているんですね。

感動しました。

さて、舞台の幕が開きました。

男役の人がとてもかっこよく娘役の人はとても綺麗でした。

舞台も素敵でとてもよかったです。

歌劇が終わってから私たちはレストランで食事をしました。

ちょうど夕食時だったので孫たちはお腹がすいていました。

初めてのフルコースディナーに孫たちはびっくりしていました。

実は私も驚いていました。

フルコースディナーを口にするなんて亡くなった主人がいた以来ですから。

「美味しい」

「ホテルではこれが当たり前なんだぞ」

「お父さんときた時を思い出すわ。ありがとう、正也」

「今度は家族旅行で来たいな」

「私は歌劇が見れたからよかったよ」

今夜は楽しいひと時になったようです。

今夜は大劇場近くのホテルに宿泊をして翌日にひとみが暮らすことになる

スミレ寮に行ってみることになりました。

スミレ寮には音楽学校の生徒さんの他にも

歌劇団の方も住んでいらっしゃいます。

ひとみは一目見て感動したようです。

これから受験までの間のレッスンを受けて合格してほしいです。

夏美さん、あなたはいいお友達を持ったわね。

江口さんにしろ、槇さんにしろ、あなたの支えになってくれていたんだから。

あなたが亡くなっても思い出してくれる友達がいて幸せね。

あなたはお友達にそれだけ慕われていたのがわかるわ。

ありがとう、夏美さん。

私、今夜のことは忘れないわ。

この感動を胸にこれからも頑張るわ。

夏美さん、ひとみを見守ってあげてね。

ひとみが宝塚に合格するように見守っていてね。




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