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おばあちゃん、大好き!  作者: 真矢裕美
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おばあちゃん、復活

私が過労で入院している時、美津子さんが毎日見舞いに来てくれました。

「おみっちゃん、ありがとう」

「こんなの朝飯前だよ。すずちゃんには早く元気になってくれなきゃね」

「あたしね、夢を見たの。嫁が枕辺に来ていたから迎えに来たのかと思ったわ。

でも違ったの。気の弱いこと言わないで子供たちをお願いしますって」

「お嫁さんには心残りだったんだよ、子供たちを残して死んでいったのが。

だから、すずちゃんには元気を取り戻してほしかったんだよ」

「そうだね、もう気の弱いこと言わないよ。孫たちのためにも元気になるよ」

「その意気だよ。その気持ちがあれば元気になるよ。あたしも応援しているよ」

「ありがとう、おみっちゃん」

孫のためにも気の弱いことは言えません。

孫たちを大人にするまでは死ぬに死ねませんからね。

こうして心配してくれる友達がいるって幸せなことですからね。

「母さんが元気になってよかったよ。明日に退院ができてよかったよ」

「心配かけてしまったね、正也。母さん、お父さんからも怒られたよ。

まだすることが山ほどあるだろうって」

「オヤジが怒るということは相当こたえただろうな」

「お父さんはひとみが産まれる前に亡くなったからね。

だから本気で怒っていたよ。こっちに来ることは絶対許さんってね」

「そうだよ、オヤジの言うように母さんには長生きしてくれないとな」

「ありがとう、正也。ひとみとありさが大人になるまで長生きするよ」

そして翌日、退院の日が来ました。

病院の荷物が多いので今日は正也が仕事を休んで迎えに来てくれました。

「おばあちゃん、お帰りなさい」

家に帰った時孫たちが玄関で迎えに出ていました。

「ひとみ、ありさ、ただいま」

「おばあちゃん、心配かけてごめんなさい」

「もういんだよ、ありさ。おまえが元気になったらそれで十分だから」

夏美さん、ありさが立ち直ったようです。

私も前向きに生きていきますよ。

あなたのためにも孫たちを守っていきますからね。

ありがとう、休みをくれて元気になりましたよ。

私にはまだまだすることが山ほどあります。

今の調子ではまだまだお迎えは来ないようです。

だけど、生きがいがあるっていいことですね。

今の私は孫たちの成長が生きがいになっているのですから嬉しいことですね。

それに私には家族が守ってくれて本当に嬉しいです。

ありがとう、生きている今を大事に頑張っていくわ。

ひとみとありさが大人になるまで生きていけるように守ってちょうだいね。



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