女は強し
翌日マサキ達はアメリカに行くため飛行機に乗っていた。
「キャプテン、何で俺たちが大統領の警護何ですか?アメリカにもSPくらいいるでしょ?」
マサキはイチロウに聞く。
「何でも、大統領に殺害予告がでたらしい。ワシらは、半年前のあの事件でアメリカの奴らには一目おかれているらしい。」
「へ〜。」
「まさか大統領来日にテロが起きるとは思いもしなかったもんな。」
後ろに座っていたシュンがマサキのイスの上にもたれかかり言う。
「ですよね〜 俺防弾チョッキつけてなかったら今頃ここにいないですもんね〜」
「だな、お前撃たれたもんなアメリカのSP
トロすぎだもんな。」
「おい!ちゃんと座らんか!」
イチロウは左の手の甲でシュンの顔を軽く叩く。
「あー!ゆ、指輪が〜」
イチロウはシュンのリアクションを無視する。
そして、マサキ達はアメリカについた。
「とりあえず、大統領の警護は明日だ。明日に備えて今日はゆっくり休むように。それと、ホテルが2部屋しかとれなかった。マサキとシュンを一緒にすると、どーせ外に遊びに行くだろうからシュンとワシは同じ部屋だ。サキ、マサキと同じ部屋だがイイよな?」
「はい、構いません。子供の面倒をみるのは好きじゃないんで。」
この発言にシュンは反応する。
「お前な、先輩の俺を子供扱いするのか?」
「あれ?私先輩だなんて一言も言ってませんよ。ま、先輩が自分の事子供だって言うなら謝りますが?」
「俺は大人だ!」
「そういうこと子供しか言わないと思いますよ。」
「こいつ、ちょーうぜー」
「まあまあ、島尻さん落ちついて下さい口じゃあ女には勝てませんよ。」
マサキはフォローする。
「さっさと行くぞ!」
イチロウはシュンの手首を掴みホテルの部屋に向う。
「俺達も行きますか?」
「ええ。」