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30 minutes  作者: 緋絽
3/11

登校


長々と待たせてしまって申し訳ありません


秋雨です

今崎さんに出会った翌日。

いつものように奏と合流して登校する。

「ふあーっ……」

「眠そうだね」

「うん、今崎さんのこと考えてたらなかなか眠れなくて……」

ああ、せめて同じ学校じゃなかったら会う確立が低いのに……。

―――言っとくけどな、元凶はお前だぜ?

―――わかってるよ。はあ……。

極力会わないようにしないと……。

「あ、噂をすればなんとやら、だね」

「は?」

「大地さーーーーん!」

「ん!?」

T字路からひょっこり現れたのは悩みの種になった今崎さん。

「奇遇ですね!私の家ここの近くなんです!大地さんの家もここら辺ですか?」

「え、あ、うん……まあ………」

どっ、どどど、どうしよう!

会わないようにしようって決めたばかりなのに!!

「朝から大地さんに会えるなんて今日はついてますね!」

俺からしたらついてないですけどね……。

「折角なので一緒に登校しませんか?」

「えっ!?あ、あの……」

―――おっ、お誘いか?OK出せよ。

―――嫌だよ。

でもどうやって断ろう……。

助けを求めるように奏を見る。

すると奏ではフッと笑って口を開いた。

「いいんじゃない?一緒に行くくらい」

「ちょっ……」

「本当ですか!?ありがとうございます!!」

―――カナナイス!!

―――喜ぶな!

「ちょっと奏!なんでOKするんだよ!」

今崎さんには聞こえないようにこそこそと話す。

「空、喜んでるでしょ?」

………どうしてわかる。

―――流石カナだな!

「大地さん?どうかしましたか?遅刻しちゃいますよ?」

「あ、うん、そうだね」


やっと、学校に着いた。

学校に着くまでがこんなに長いと感じたのは初めてだ。

「もう学校に着いちゃった……」

俺の隣で少しがっかりしている今崎さん。

ほんと、この人グイグイくる。

質問とかされるのはいいけど何回も顔を覗き込んでくるから逸らすのが大変だった……。

―――オレと変わればよかったのに。

―――絶対にイヤだ。

何されるかわかったもんじゃない。

―――チッ

―――舌打ちするな。

「あのっ、大地さん!」

「はいっ!」

ビックリしたー……。

「学年と組を教えてくれませんか!?」

「ええっ!?」

まさか、教室に来る気じゃ……。

―――いい根性してるなー。ますます気に入ったぜ。

―――教室まで付いて来られたら俺の気力が持たない……!

「あ、あの、さ……」

どうしよう、今崎さんの目が輝いてる…!

冷や汗をダラダラ垂らしていると、チャイムが鳴った。

チャンス!!

「大変だ、早く行かないと遅刻になる!じゃあ今崎さんまた今度!早く奏!」

「あっ、待っ……」

呼び止めようとする今崎さんに背を向けて走り去った。

「私、諦めませんから!」

なんて台詞は聞かなかったことにしたい。


全然うまく書けない……


次は緋絽さん

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