モーニングランチ。
ガンッ!!
肉斬り包丁でザクッと。
新鮮な肉を捌く、ミシミシと。
まずは骨をどけて。
カトブレパスの骨は臭みが強くて使い道がないのよね。
そして贅沢にカトブレパスの肩ロース。
それとついでにカルビの部分も使っちゃお。
さっと捌いてすぐに戻す。
保存用のパウダーを使っていても外の魔力に触れると効果が弱まる。
それから名前は忘れてしまったけど、豚のお肉も……。
と、ユリアスが見ていた。
集中していて気付かなかった……。
「ユ、ユリアス。もう寝具の片付け終わったの?」
「戦時中は遠征の経験が多かったもので。それよりもリーシャ様の調理をこうしてじっくり見るのは初めてですね」
ユリアスはいつも訓練で中々機会がなかっものね。
ロマンチックとは程遠いシチュエーション。
プ~ン。
ハエが一匹、生肉の匂いに釣られてやってきた。
「ごめん、引いちゃった?」
「いいえ、とんでもない。むしろ驚いてます。調理の手際もそうですけど、リーシャ様は本当に平気なんですか?」
「ええ。もちろん最初はビビりまくってたけどね。慣れかな」
「本当にリーシャ様は凄いですね」
「ンフフ♪」おっと、照れて自分の頭を触りかけた。危ない危ない。「ねぇユリアス。何が出来上がるか楽しみにしてて欲しいから向こうで待てって」
「はい! 楽しみにしています」
「んっ?」
まったく朝からイチャイチャと。
もームギったら~。
そんな事言わないで~。
「ニャオ~ン?」
ごめんね。
誰も言ってくれる人がいないから、ムギを借りちゃった。
「ニャオ?」
ムギはまん丸の目で私を見つめ、不思議そうな顔をして首を傾げる。
それからなにができあがるのか楽しみに見つめているムギの横でテキパキと調理。
たまにムギに嗅がせてあげる。
これをしないとちょっかいを出してくるムギ。
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完成~♪
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リーシャ特製! スパイス肉厚ポークと甘辛タレのジューシービーフ香る、シャキシャキレタスとフレッシュトマト和えの濃厚チーズエッグ添えバーガー。
名付けてチーズダブミーエッグ。
クズ肉ではないのだよクズ肉では。
とろとろと濃厚かつ芳ばしい香り引き立たせる絶品チーズを、溢れるまで贅沢に使ったボリュームたっぷりにサンド。
徹夜明け気味なユリアスのお腹を満たすことのできる至極の一品!
一口噛むと口いっぱいに肉のジューシーな肉汁が広がり、その後に舌へと広がる濃厚なチーズの味わい。
そしてフレッシュトマトの果汁がとろとろと溢れ、絶妙なマッチを口の中で醸し出してくれる。
ユリアスとムギはこれ。
そして私はビーフ抜きの薄切りポーク。
簡単なサンドイッチ。
もう一品はさっぱりしたもの。
と思いきや甘ピリ辛のポテト&フィッシュフライ。
カトブレパスから抽出した油は驚くほどのサッパリさ。
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ホクホク美味しい甘いお芋と食べごたえ十分な、冷えても美味しいエスカベ風肉厚フィッシュ。食感と香ばしさが堪らない。
お好みでレモン汁またはマスタード風のソースで味変可。
お芋は少し作り過ぎちゃったけど、まあ大丈夫だよね。いつも芋料理って作り過ぎちゃうんだよね。




