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黄昏時

桶に水を張り、頭の上に乗っているパレオクトプスをそっと水に浸ける。

パレオクトプスは自ら離れ、泳いでいく。そして透かさず桶の蓋を閉める。確保♪ 桶は桶でもオーバル鍋のような形状で、このまま使う事もできる。

フッフッフッ、このまま茹で蛸にしてうやってもいいわね〜。漏れ出る悪顔。

おっと。パレオクトプスが食べようとしていた魚を拾いにいき、尾ヒレを掴む。

私が掴むまでは微動だにしていなかったけど、私が手で掴んだ瞬間に暴れ回り始めた。

う〜ん♪ これはまさしくオンコリンクス。にしても大きい。おっとっとっと。激しく暴れ始めたオンコリンクス。オペラの記載通り尾ヒレの付け根をしっかり掴み、両側のエラに指をしっかり入れて支える。牙が鋭く口元付近はとても危険らしいから気を付ける。小さな魔物の骨程度なら簡単に粉々にできる程らしい。つまり油断すると私の指はこの魚のおやつになりかねない。


別の桶にアイスエレメンタルの欠片を入れて、中にオンコリンクスを放り込む。そして蓋を閉じる。


目の見えないアルコンの為に飲料用の綺麗な水の用意を手伝っていたユリアス。

アルコンも無事、顔を洗い終え我を取り戻したみたい。


リーシャ様、本当に大丈夫ですか?

大丈夫だよ、ユリアス。そんなに心配しないで。それより食材が取れたんだから良かったよ。

まさかリーシャ…食べるつもりなの?

ちゃんと調べたから大丈夫だよ。

僕は…遠慮しとくよ。

食べるつもりだったのか?

一応僕が釣ったんだし。ん〜!

ユリアスがため息を吐き、アルコンから顔を背けながら何度か小さく頷く。


その後も少し釣りをして何匹か魚を釣った。詳しい種類は帰ってからじっくり調べるとして、今は取り敢えず放り込んでおく。


もうそろそろいいかな。2人とも帰ろうか。

僕的にはもっと大物を釣りたかったんだけど。

あれ以来ヒットがなかったしな。

初めてにしちゃ上出来だったと思うけど?

ンフフ。大物って、一体どれぐらいのを狙ってたんだ? あまり大きいとこっちが餌になりかねないんだぞ。

でもほら、やっぱり……。

その時、湖の奥でチョウチンアンコウのような形状をした巨大魚が激しい水飛沫を上げながら、水面を跳ねた。

リーシャが呼んでるし、帰ろっか。すぐさま湖から離れていくアルコン。

首を振りながらアルコンの忘れた物を拾い上げ、ユリアスも合流する。


遊び疲れたムギが私に頬を擦り付けてくる。ニャア〜。

ムギ〜。あなたはいつも私を癒してくれる。もふもふとムギの首元を抱きしめながらほぐす。

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